私たちが普段の日常生活において何気なく使っているものは、木や紙、石や土など、自然から与えられた材料で作られていることが多い。しかし、ものが豊富な現代社会に生きている私たちは、自然の恩恵を忘れかけている。この題材は、自然の恵みや身近な素材を見つめ直し、工芸の原点に立ち返って、自然の形状から発想したり素材を生かしたりして、飾るものや使うものを作ることに重点を置いた。