力の働きの学習における基礎的なつまずきと支援の方策

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概要(表示しない)

中学校第1学年の内容「力の働き」は生徒にとって理解することが難しい学習の一つである。本研究は、「力の働き」の学習における生徒の基礎的なつまずきを調査し、その解消方法について述べたものである。調査の結果、生徒は力の三つの働きの中で、「物体を支える働き」を見いだすことにつまずきやすいことが明らかになった。その解消の方策として、生徒が「物体を支える働き」を理解しやすいよう、指導計画と指導案を立案した。また、小学校の問題解決の手法である比較・推論を考慮し、自作した教材を用いて授業を行った。その結果、多くの生徒が静止している物体に働く力を正しく理解することができた。「物体を支える働き」を生徒に見いださせるためには、「物体を変形させる働き」に関する現象と比較させた上で物体に働く力を推論させる活動が有効であると考えられる。

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