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平成30年度  国語専門研修(中)

平成29年度 国語専門研修(小・中)(高) 研修報告
目  的【小学校・中学校】
 全国学力学習状況調査等の結果から、本県の国語科における課題を理解し、「主体的・対話的で深い学び」を実現するための授業改善について協議することを通して、指導力の向上を図る。
【高等学校】
 国の教育改革の動向を踏まえ、「主体的・対話的で深い学び」の実現に向けた授業改善について考え、指導力の向上を図る。
日  時平成30年8月17日(金) 9:30~16:00
対  象小学校、中学校、高等学校、特別支援学校の国語科を担当する教員
研修内容【小学校・中学校】
1 講話・演習「国語科における現状と課題~栃木県の全国学力学習状況調査結果より」
2 研究協議「『主体的・対話的で深い学び』の実現を目指した授業改善」
【高等学校】
1 講話・演習「高等学校国語科の現状と課題~大学入学共通テストを見通して~」
2 研究協議「教科の専門性について考える~『主体的・対話的で深い学び』の実現を目指した授業改善~
講  師県教委事務局学校教育課職員
総合教育センター職員
研修の様子
研究協議「『主体的・対話的で深い学び』の実現を目指した授業改善」(小・中)

研究協議「教科の専門性について考える~『主体的・対話的で深い学び』の実現を目指した授業改善~」(高)


受講者の声
【小学校・中学校】
  • 小学校の現状だけでなく、中学校の現状や課題を知ることができたので、系統を意識するという視点への理解がより深まりました。また、小・中学校国語科における課題の共通点も明確になり、調査問題等の効果的な活用法についても、さらに研鑽を積む必要性を感じました。
  • 校内研修で取り組んできた調査結果の分析や学力向上改善プランの活用方法が、より具体的に分かりました。生徒の実態に合わせ、発問や授業の展開を工夫することで、課題を克服していきたいと思いました。
  • 主体的・対話的で深い学びに向けて、グループで課題を共有し、手立てを考えることができました。また屋台村形式で他のグループのものも知ることができて、さらに深めることができました。なかなか系統性を意識して指導できていないので、しっかりと確認し、今後に生かしていきたいと思います。
【高等学校】
  • 今までに行ってきた指導の一つ一つを意識化し、明確な意図をもって授業を行っていきたいと改めて感じました。また、日頃から生徒たちの学習意欲の低さが問題と考えていましたが、全国的な傾向にあることを知り、どのように意欲を喚起できるかを考えていきたいと思いました。
  • 読み比べをすることで、物事を多面的に見るおもしろさを生徒たちが理解できれば、主体的に学び続ける力にもつながると思いました。教員が知的におもしろいと思うことを生き生きと伝えることが、文化伝統の継承にもつながると実感しました。
  • どんな授業ができるかという協議ももちろんですが、文章をどう読むか、どう捉えるかを議論することが純粋に楽しく有意義でした。一つの教材でも、いろいろな目標の設定が可能で、目標によって授業の展開も様々に異なってきます。経験だけに捕らわれず、豊かな発想を求め、努力したいと思いました。
研修担当者からの
メッセージ
 小・中学校においては、本県の全国学力学習状況調査結果から見える課題や「主体的・対話的で深い学び」について明確に理解することができたと思います。また、研究協議を通して得た、具体的な授業改善の手立てを、明日からの授業に生かして欲しいと思います。
 高等学校においては、新学習指導要領や新テスト導入に向け、様々な課題があることを捉え直すことができました。研究協議では、教材とじっくり向き合い、解釈について意見を交わす楽しさを実感するだけでなく、授業実践について視野を広げることができました。
 国語科の教員としてという気概を忘れず、これからも共に学んでいきましょう。