栃木県立石橋高等学校
 
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◎学校所在地・連絡先◎

栃木県立石橋高等学校
 
 〒329−0511
  栃木県下野市石橋845
 
  Tel : 0285−53−2517
  Fax: 0285−52−2376
 

 

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中学生の皆さんへ 〜志望校選択のために          
  
石橋高校は、大正13年石橋町とその近隣の地域の期待を担って、県下八番目の旧制中学校として創立されました。創立初期の「学校から父兄へ」の文面から分かるとおり、高邁な教育理念に裏打ちされて呱々の声をあげました。それゆえ、軍靴響く国家主義の台頭の中でも、大正デモクラシーの残映のようなリベラリズムの香りに満ちた校訓「爾(なんじ)の立てるところを深く掘れ」を精神的支柱にし、戦後も旧制中学校の伝統を失わず、幾多の人材を各界に輩出してきた伝統校です。まさに、時代の変転の中にあっても有為な人材を育むべき使命を負ってきましたし、今なおノブレス=オブリージュを体現できる真のエリートを薫陶する努力を惜しまない学校でもあります。学校である以上、知(science)を教え、学び、そのことを通して「真理とは何か」を追究することが最大限求められていることは自明のことでありましょう。知を軽視して学校は成り立ちえません。人類の叡智、すなわち歴史的に積み重ねられてきた知の総体に対する敬意と憧憬をもって、新たな知への探究と構築を飽くことなくつづける情熱と意志が育っていかねばなりません。
知とは、君たちが今まで習ってきた数学や社会、英語、美術などの教科の枠組を超えたものです。だからと言って、一つひとつの教科を疎かにしてはなりません。それが基礎となるべきものだからです。すべての教科で習ったことが撚り糸のようになって知の総体の中に組込まれていきます。知的好奇心を持ち続け、それを高めていくためには、エネルギーも必要でしょう。それゆえ、身体の鍛練も必要なのです。自らを形成していく、形造っていくという意味で、教養主義と言います。君たちにとって不要な教科はなに一つありません。そうした視点に立って、教養主義を標榜し、その復権を主張しているのです。
ベーコンは、「知は力なり(Scientia est Potentia)」と説きました。つまり、権威や先入見、常識でさえもが、知の本質を見誤らせているのだと指摘しました。迷妄から脱却するためには、曇りを取り除いた眼で知の本質に立ち返らねばなりません。そこから新たな知が創出されるのだと説いたのでした。だから、知はPotentia、可能性を有するのです。君たち自身の将来の可能性を培うことになるのです。医師や薬剤師、教師やエンジニア、法律家など、あらゆる職業選択の門口に立つことも可能にするわけです。
知の探究によって得られる真理こそが、我々を先入見から解放し、何ものにもとらわれない自由な境地に遊ぶことを可能にすることができます。荘子はこれを逍遥遊と呼びました。ものを見る位置によって、物の現れ方は異なってきます。われわれが正しいと思っていることも、時間と場所の違いによって、ずいぶんと変わってくるものであることは歴史が証明しています。ローマ帝国の時代にあってイエスは罪人であり、封建時代の申し子のように見られた孔子も今また復権してきたようにです。いままでの価値観を変えたり、新しい価値観を見出したり、そうした知的な営みは楽しくもありますしかし、楽しさに至るためには、大変な苦難も伴うのです。それをニーチェは精神の三段の変容と語りました。本校の校訓「爾の立てるところ深く掘れ」は彼の著作「悦ばしき知識」の詩の一節から採られました。多面的で、重層的な知の構造を解き明かすためには、駱駝のような忍従がまず最初に求められます。重い荷を負う駱駝のように、ただただ「汝なすべし」と学ばなければなりません。それはある時、「我欲す」となります。それは、すべての価値を破壊しつくすエネルギーを秘めた獅子の精神です。みずから求めるものにむかって進む孤高の精神に外なりません。そして、あらゆる価値を見定めた後、獅子は幼児となります。創造の遊戯を楽しむ精神です。ニーチェの言わんとするところも、荘子の逍遥遊も、知のありようについては響きあうものがあるはずです。
『外国の好人、未だ弁道を了得せず、未だ文字を知得せざること在り』 とは、道元禅師が宋に渡った時、日本からの食料品を買い求めにきた食事係(典座)の老僧に諭された言葉です。道元は僧侶たちの食事の世話をする老僧を見くびっていました。典籍を読み、座禅をして仏の道を知るというのが、僧としての務めだと思っていたのです。食事の世話をする僧など、僧ではない。道元の慢心に対して老僧は答えます。「外国から来た立派な客人よ、残念ながらまだ修行のなんたるかがわかっておられない。文字の何たるかも知らないようですなあ」と。道元は宗祖となった後も、この時のことを「自分がいくらか文字を知っているのも、この典座の大変なお蔭である」と感謝をこめて語りました。日常の所作の中にも、見落としてしまうような事柄の中にも、求めるべき、究めるべき真理は存在します。「典座教訓」の視座に立って、謙虚に学ぶことの意義を見つめなければならないでしょう。
石橋高校では、教養主義に立脚し、学校・家庭(保護者)・地域(同窓会の支援を含めて)の連環を通して、真のエリートとしての「知のフロントランナー」を育成すべく多彩な学習空間を提供し、充実した学校生活が送れるよう全力を傾注していきます。いま求められるべき人材とは、これまでの知の枠組みを解きほぐし、鍛錬しなおして、新たな知を再構築するこのできる活力を有する人材でしょう。困難な目標に向かって、自らの目的をしっかりと抱いてフロントランナーとして走りぬける意欲のある人を、われわれ石橋高校は待っています。同時に、われわれ教職員一同、本校の教育環境のすべてを通じて、あらゆる支援を惜しみなく、未来を担う諸君にささげていきたく思います。知への探究心に溢れた諸君が、この石橋高校に集うことを期待して已みません。
 

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