書道部は、各種書道展への出品作品制作や書道パフォーマンスの練習を主な活動としています。例年、8月に開催される下野市書道連盟展での書道パフォーマンスは、たくさんのお客様に見ていただけるので、上高書道部を存分に紹介できる機会となっています。普段の臨書活動(個人戦)に加え、パフォーマンスの練習(団体戦)を通して、技と心を鍛えています。パフォーマンスでは、部員同士の絆や団結力を深めることができ、それらは次の活動の原動力になることも学んでいます。
これからも先輩たちが作り上げてきた上高書道部を受け継ぎ、最高の一枚を作り上げられるように、日々練習を重ねていきます。
昨年度(2019年度)の主な活動を紹介します。
★4月23日(火)国立彰化高級中学校交流
台湾の国立彰化高級中学校よりお客様をお迎えし、その歓迎会にて「上高へようこそ ~Welcome to Kamiko~」とパフォーマンスをを披露しました。
★8月7日(水) 一日体験学習
中学生に向けた一日体験学習の全体会オープニングにおいて、歓迎の意を込めて 「熱烈歓迎」を書き上げました。
★8月11日(祝) 書道パフォーマンス披露
今回も下野市書道連盟より依頼があり、展覧会期中のイベントとして書道パフォーマ ンスを披露しました。部員一同、夏休み返上で一丸となって取り組みました。上高書道部 は、3年生部員によるパフォーマンスと1・2年生部員によるパフォーマンスに別れ、2 チームによる発表をしました。猛暑の中、たまには冷たいアイスをかじりながら一生懸命 に練習した成果を存分に発揮しました。 ←パフォーマンス前に円陣を組もうとしいる ところです。
3年生部員による作品です。 →
3年生は、このパフォーマンスをもって引退となる部員もいるため、3年間の集大成とし て気合いの入った発表となりました。
1・2年生部員による パフォーマンス披露後、展覧会場 パフォーマンス作品 に展示していただきました。
★9月3日(火)部活動発表会(部活動発表週間)
8月のグリムの館でのパフォーマンスとはまた別のパフォーマンスを、校内で披露しました。短期間での練習となりましたが、これまでの経験が生き、無事に発表を終えることができました。 また、グリムの館での作品も体育館や書道室前のホールに展示し、全校生や先生方に見ていただきました。 ★12月13日(金)~16日(月) 高校書道展
第43回栃木県高等学校書道展が、栃木県総合文化センター第2・3ギャラリーで開催されました。上高書道部員も出品し、2名の生徒が秀作賞に輝きました。 臨 祭姪文稿 金剛般若波羅密教 同左 部分拡大 祝 秀作賞 「臨 祭姪文稿」(唐 顔真卿) <制作意図> 昨年度の高校書道展で他校生の臨書作品を見て、迫力ある書風に魅 力を感じ、挑戦しました。一字一字の大きさや強弱、字形の取り方に気 を付けて書きました。今後の課題は、渇筆の出し方を工夫し、潤渇のあ る立体感あふれる作品構成にしていくことです。 令和元年度2年 秋葉 彩加 祝 秀作賞 「金剛般若波羅密教」 <制作意図> 線の強弱がはっきりしているところに魅力を感じ、細字で挑戦しました。 細字で強弱を出すことは予想以上に難しく、大変苦労しました。太くなり すぎてしまったところが目立ってしまい、反省点はありますが、全体的に は良く書けたと思います。 令和元年度2年 安部 瑠海
★2月4日(火)予餞会 卒業していく3年生に感謝の気持ちを込めて、1・2年生の部員で書き上げました。 3年生が引退してから初めて自分たちの力でパフォーマンスを完成させ、3年生の存在 の大きさに改めて気付かされました。
3年生の皆さん、これまでいろんな場面でお世話になりました。新生活での活躍を 願っています。