栃木県立烏山女子高等学校は、平成22年3月1日に閉校となりました。
栃木県立烏山女子高等学校は、愛宕の陵に烏山町立実践女学校として昭和2年春に創立されて以来83年間、南那須地区唯一の女子高としてその歴史を刻んでまいりましたが、県立高等学校再編実行計画に基づき平成22(2010)年3月末をもって閉校いたしました。この間烏女高では、「すこやか のびらか みやびか」の校訓のもと、17,904名の心豊かで有為な人材を輩出し、創立の父である新井萬吉氏が目指した「良い人 働く人」をはぐくんでまいりました。
今後、本校教育の特色である福祉教育をはじめとする歴史と伝統は、共学校となった新生烏山高等学校へ引き継がれていきます。また、校庭、体育館、そして講堂などは新生烏山高の生徒が部活動を中心に使用することとなっています。烏女高をこれまでご支援していただいた皆様におかれましては、新生烏高へのご支援を引き続きお願い申し上げます。
烏女高の校庭中央にそびえる大欅は、烏女高の生徒をいつもやさしく静かに見守ってくれてきました。烏女高で芽を出した大切な宝物が、大欅のように大地に根を張り大きく育つことをいつまでも祈っています。
烏山女子高校
ここ あたごの陵に 在りき
思い出は永遠に 欅とともに (閉校記念碑より)
最後に玄関の施錠をする学校長 平成22年3月31日