進路指導室より

就労継続支援B型利用に係るアセスメントについて

4月15日(水) 晴れ
 高等部卒業後に、「就労継続支援B型」の利用を希望する生徒については、在学中に「就労移行支援」サービスの暫定支給を受けて、「B型の利用が望ましい」という結果を出してもらう(これをアセスメントと言います)必要があります。
 これまで益子特別支援学校では、1~2学期の「産業現場等における実習」において、「就労移行支援」サービスを設置している事業所にお願いし、アセスメントを実施してきました。
 今般のコロナウィルス感染症によって、学校再開後の「産業現場等における実習」の実施がどうなるか、見通しが立たない部分も多いのですが、4月13日付けで厚生労働省から関係機関に対し、アセスメントに関する通達が出されましたので以下抜粋します。

・就労継続支援事業B型における就労アセスメントの取扱いについて
 就労継続支援事業B型については、特別支援学校卒業者等就労経験がない者が利用する場合、原則として就労移行支援事業所等による就労アセスメントを受けることとしているが、今般の新型コロナウィルス感染拡大防止のため、今後、就労移行支援事業所における就労アセスメントが十分に実施できない事態が想定される。(中略)
 このため、今後、年度内に、就労移行支援事業所等において就労アセスメントが十分に実施できない事態が生じた場合においては、今般の新型コロナウィルス感染症の影響に鑑み、臨時的な取扱いとして、市町村において就労面に係る課題等の把握がなされていれば、就労アセスメントと同等の情報収集等がなされたものとして取り扱って差し支えない。

 この通達によれば、市町が「就労面に係る課題等の把握」ができるのであれば、あえてアセスメントの機会を設定する必要はない、ということなので、今後真岡市を中心とした1市4町が「どのように」「何をもって」「課題等の把握」とするのかによって方向性が決まると思います。
 卒業後に「就労継続支援B型」の利用をお考えの保護者の方には、御不安も多かろうと存じますが、方向性が決まりましたらその都度お知らせいたします。