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学校長挨拶

 「ユートピア」
生徒のみなさんへ


校 長  小 峰  重 雄

 みなさんにとって理想の学校とは何でしょうか。毎日の学校生活が楽しくて、親切な先生が懇切丁寧な指導をしてくれてどんどん学力がついて、友達がたくさんできて、部活も強くて注目の的、校舎もカッコよく、制服も素敵。その学校に行けば生徒の自分もどんどん輝きを増してゆく。そんな素晴らしい学校があったらいいですね。でも、残念ながら、すべての人の理想を満足させる学校はどこにもありません。それは高等学校に限らず、大学でも専門学校でも同じことです。
 私たちはしばしばユートピアを夢見ます。そして現実との違いに気づき落胆します。そもそも「ユートピアUTOPIA」はギリシャ語の「無い」を意味するOU(ウ)と「場所」を意味するTOPOS(トポス)を合わせたトマスモアによる造語であって、言ってみれば「ない場所」「存在しない世界」がユートピアなのです。しかし私は、世界中のどこかに存在するわけではないけれど、私たちの人生にしばしば「現れる」素敵な関係がユートピアだと思っています。
 皆さんが学校生活を送っているこの壬生高校も、決して100点満点の理想的高等学校としてここに存在するわけではありません。でも、例えば、きみが一人、深い悩みで苦しんでいたとします。それに気づいた友が心配して話を聞き、生徒だけでは解決できない問題を先生に相談し、先生は同僚に相談し、みんなの知恵や、みんなの力で苦しむ友達の悩みを共にできたら、その時、そこにユートピアが出現します。
 きみに夢があったとします。夢を追いかけて必死に努力したとします。夢がかなった時にも、夢が破れた時にも、きっとあなたの隣には友が、仲間が、先生がいて、一緒に喜んでいるでしょう、一緒に泣いているでしょう。そこにも、その時、ユートピアは出現します。
 ユートピアはどこかにあって見つけるものではありません。自分たちの力で、今、ここに作り上げるものです。きみがいて、先生がいて、友達がいて、壬生高校でたまたま出会い、悩み、笑い、学び、夢を実現したり、夢破れたり、ここで出会った君たちと、ここで出会った私たちと、作ってみませんか、三年間のユートピア。私も、先生方も、君たちと一緒に作りたいと思っています。きみたちもユートピア建設の一員なのです。せっかく出会った私たちです。― ともに作ってみないか、ユートピア!