ごあいさつ
4月に校長として着任いたしました瀧 浩子です。4年ぶりに岡本特別支援学校に戻って参りました。私に教員として大切なことを教えてくれた大好きな本校でまた勤務することができて幸せです。
さて、本校は来年度40周年を迎えますが、実は昭和35年に病院内学級からスタートし、以来58年間病弱教育の学校として歩んできた歴史があります。時代とともに校名も変わり、今日に至っていますが、病気のために入院、通院する子どもたちを支援する学校に変わりはありません。今年度も病弱特別支援学校としての使命を果たしていきたいと思います。本校児童生徒が入院、通院しております国立病院機構宇都宮病院の皆様、自治医科大学とちぎ子ども医療センターの皆様には今年度もお力添えをいただけますようお願いいたします。
学校は、4月8日に始業式、10日に入学式を終え、無事新学期がスタート
しました。子どもたちは、新しい先生、新しい教室にも慣れ、楽しそうに学習しています。この笑顔を大切にしながら、学校の教育目標を達成するために次の4点を学校経営方針として取り組んで参ります。
◎子どもの人権を尊重し、児童・生徒・保護者のニーズに応じた教育の推進
・全職員が高い人権意識を持って、児童生徒に寄り添いながら個に応じ
た指導ができるようにしていきます。
・保護者や
本人のニーズをくみ取った個別の教育支援計画、個別の指導
計画を活用し、次のステージにつなげ指導ができるようにしていきます。
◎安心・安全・信頼される教育環境と危機管理体制のさらなる改善と整備
・自分の身を守る避難訓練や健康・安全指導を実施します。
・ヒヤリハット事例はみんなで共有して、次に起こさないようにします。
・職員も健康・安全対策のための研修を行います。
◎学校・家庭・病院・地域が連携した学校づくりの推進
・交流及び共同学習を充実させていきます。
・家庭や病院と細やかな連携をしていきます。
・ホームページと地域への情報発信を充実させていきます。
◎教職員が一人一人の力を発揮する、やりがいのある学校づくりの推進
・教職員がお互いのよいところを認めあい、学びあう職場づくりをします。
・働き方改革について検討し、進めていきます。
保護者の皆様、関係病院、関係機関の皆様と密接に連携しながら教育活動を
進め、今年度もたくさんの人との関わりの中で子どもたちがたくましく成長
してくれることを心より願っています。
栃木県立岡本特別支援学校 校長 瀧 浩子