新入生6名を迎え、大高剣道部がスタートし早1ヶ月。いよいよ生徒たちの目標にしていた関東大会県予選会の日を迎えました。
剣道部は人間的な成長を目指し
【ミッション】
①周囲に愛される人間になる②社会的に自立・律できる人間になる
【ビジョン】
①関東大会に出場しベスト16になる②インターハイ出場
【各学年の目標】
を掲げて、一生懸命剣道部の活動に励んできました。その成果を表現すべく、関東大会県予選に臨みました。
一回戦はシード。二回戦、栃木高校と対戦し、先鋒が二本負けを喫する苦しい展開のスタートとなりましたが、次鋒三年菊池が落ち着いた試合運びから二本勝ちを納め、流れを引き寄せると中堅・副将・大将も続き4-1で勝利しました。続く三回戦は栃木商業高校と対戦し4-0で危なげなく勝ち上がりました。
いよいよ関東大会の切符を掛けた準々決勝。対戦相手は南部支部ベスト4、今大会で新人戦ベスト8の宇都宮工業高校を大将戦で破り勢いのある栃木工業高校でした。厳しい試合が予想されましたが、予想以上の展開となりました。先鋒三年増渕は相手の動きをよく読み、粘り強く試合し引き分け。次鋒三年菊池は中心を制し波状攻撃。一本を奪いにいきましたが、相手にしのがれ引き分け。惜しい技があっただけに取りきれず流れを掴むことができませんでした。中堅三年越井は果敢に攻めましたが、一瞬居着いた所で小手を取られ一本負け。嫌なムードが漂い始めると、続く副将3年塩沢は、足が止まった所で相手に面を許し、いよいよ追い込まれました。このままでは負けという状況で塩沢が猛攻を仕掛け、起死回生の小手を決めて延長戦へ。制限時間が近づき、副将戦が終了すると思われた矢先、相手の一瞬の手元の浮きを見逃さず小手。五分の状態で大将につなぎました。大将は剣道部キャプテンを務め、部を牽引してきた三年渡邉。渡邉は気持ちを強気持ち、前に前に前に積極的な剣道を展開。中心を圧し、優位に試合を進めると、相手の手元を浮かせ引き胴で先制、その後も攻め続け相手の打ち終わりに面を決めて大逆転勝利。接戦をものにし関東大会の出場権を掴み取りました。
準決勝は新人戦優勝の佐野日大に善戦しましたが0-2で敗退。三位決定戦にまわりました。相手は、三月に0-2で敗れている文星芸大付属高校。私たちは、大高剣道部のやってきたことを全て出し切り、リベンジしようと全員で試合に臨みました。先鋒、次鋒は自分の剣道を貫くと共に粘り強く戦い引き分け。中堅の越井は積極的に攻めチャンスを虎視眈々と狙って試合を展開。時間終了間際、相手が痺れを切らして片手突きにきた瞬間に面を叩き込み値千金の勝利を納めました。副将塩沢はこの流れをしっかり守りリード
した状態で大将へ。大将の渡邉は落ち着いた試合運びをしていましたが、相手に面を取られる展開。ここで渡邉は自分の得意を出し切り一本を返すと、そのまま守ることなく攻め切り捨て身の面を決め2-0で勝利。三位の座を掴み取りました。
選手はもちろん、応援の生徒、今まで様々なところで支えてくださった保護者の皆さま。稽古をつけてくださったOBの先輩方や地区の先生方。練習試合をしてくださった高校など、多くの方々のお力をいただいて今回の結果を残せたのだと感じております。感謝の気持ちで
いっぱいです。関東大会では、生徒たちの目標である予選リーグを突破しベスト16進出を
達成するため、これからも勇猛精進していきます。
今後とも大田原高校剣道部を宜しくお願いします。この場をお借りして感謝申し上げます。
