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SGH水俣フィールドワーク


2017/08/05

SGH水俣フィールドワーク最終日

| by 情報担当

 SGH水俣フィールドワークの最終日が無事に終了しました。

 今日は生まれながらにして水俣病を患った胎児性水俣病の方の話と、このフィールドワークの総括として水俣市役所の福祉環境部・環境課・水俣病、もやい推進係の方からの話を聞かせていただくことができました。

《さかえの杜 ほっとはうす》

 ここでは、胎児性水俣病を患う方々の話を聞くことができました。詳しい話は個人情報もあるのでここでは控えさせていただきますが、「私たちの体を返してほしい。」という気持ちは共通のものでした。そして「仕事をしたい。」という話も共通のものでした。研究員の質問にも丁重に答えていただきました。大変ありがとうございました。
 
 

《水俣市役所》

 このフィールドワークの総括ということで、市役所を訪れて話をしていただき質疑応答の時間をいただきました。水俣病に関しての内容はもちろんのこと、エコタウン水俣としての活動に関しての話もあり、質疑応答にも丁重に答えていただきました。大変短い滞在時間となってしまいましたが、今回のフィールドワークの総括として非常に貴重なお話を伺うことができました。大変ありがとうございました。

 

 今回のフィールドワークは、研究員はもちろんのこと、我々教員にとっても大変勉強になるものでした。同時に、教科書に載っているだけの知識では足りないことを痛感させられました。このフィールドワークで得た知識や情報を、研究員ともども我々教員も一致団結して広く伝えていくようにしなくてはならないと感じました。研究員も同様な気持ちを持ったようです。以下、今回の水俣フィールドワークにおける研究員の感想です。

《研究員の本日の感想》
倉持 未夢(高2)
 今日は胎児性水俣病の患者の方々にお話を伺うことができました。患者の方々から直接聞いたお話の中には辛いものや悲しくなるようなものもありましたが、野球やお出かけ、将棋など日々の生活に楽しみをもって生きている姿をみて想像とは全く違うことに驚きました。また、自分では決められない出身地によってひどい差別や偏見をうけていたという話をきいて、このようなことはあってはならないと思いました。情報の操作や制限があったことなど実際に行って話を聞かなければ分からないようなことも知ることができました。さらにその後行った市役所では環境モデル都市としての1面をもつ水俣市について深く知ることができました。
 この4日間、様々な方向から水俣市・水俣病について考えてきました。特に、加害者と被害者の立場から水俣病をみてみると違う考えのところもあれば同じような考えをしているところもあり、被害者の間でも意見がバラバラであり、とても複雑な問題であるということが分かりました。このような問題は人事ではありません。被害者や患者の方々はお話の中で2度と繰り返さないような社会やシステム作り、公害をなくすために一生懸命勉強を頑張ってほしいということをおっしゃっていました。社会やシステムを変えることは難しいかもしれませんが、私達ができる精一杯のことをこれからしていきたいと強く思っています。私はこの体験を通してたくさんの宝物を得られました。この4日間で学んだことをさらに深め、正しく広め、ある1つの出来事ではなく大切な教訓として残し続けることが私達ができることなのではないかと思います。この研究で関わってくださった方々全員への感謝の気持ちを忘れずにこれからも研究を続けていこうと思います。


古谷 菜奈(高2) 

 胎児性水俣病の患者さんたちは、小さい頃から頑張られているということを改めて感じました。もし、自分が同じ立場だったら挫けてしまっているだろうということでも、家族や仲間とともに乗り越えて、今日までやってきていてすごいと感じました。長年続けてきた車いす生活にも慣れて、熊本から東京や新潟などを訪問したりしている方もいて、驚きました。
 この四日間を通して、水俣市に来てみないとわからないような患者さんとJNCさん、また水俣病の研究や治療、介護などに関わる方の生の声をお聞きすることができとても勉強になりました。今回の研修は、ほとんどの行き先を自分たちで選択し事前学習をして見学することができたので、とても内容が濃く記憶に残る四日間になりました。この経験を無駄にすることのないように、ちゃんとまとめて、たくさんの人に知ってもらえるよう積極的に発表していければと思います。


新井 康平(高1)

今日は、ほっとハウスと水俣市役所でFWを行った。ほっとハウスの水俣病患者の方たちは、意外にも話しているとき、ときどき笑顔を見せていた。そして、皆さん東京や、新潟などへ度々出かけているそうだ。病気に負けず、かなり活動的であることを知り、とても驚いた。病気や障がいのあるひとでも彼らのように楽しみ、生きがいを持って暮らせる社会を目指していきたい。市役所では、行政として水俣病、そしてエコタウンにどう取り組んでいるのか知ることができた。自分には何かできることはないのか?考える良いきっかけになった。

この研修から水俣病、そしてエコタウンについて学ぶことができた。本など資料では分からないことをFWを通して目で、耳で、心で感じることができた。これ以上ないほど貴重な体験だと思う。たくさんの人の考え、思いに触れた。一つのことに対して、それぞれの立場や人生で、意見に違いがあった。しかし、間違ったものはないだろう。すべての意見に耳を傾けた上で、自分は何ができるか?何をすべきか?考えていきたい。最後に、この研修に携わったすべての方に感謝したい。

安生 温大
(高1)
 今日はほっとはうすと水俣市役所を訪問しました。胎児性水俣病患者さんのお話を伺っていて、「仕事がずっとしたかった。」という言葉が特に印象に残りました。心は他の人と全く変わらないのに水俣病になったせいで仕事ができない、人のために働けないという事がどれだけ辛い事なのか、僕には計り知れません。しかし、今はほっとはうすなどで働くことができるので幸せなのだと思います。また、このような障害者の方達が働ける場所が今の日本に足りているのか?と思いました。働きたいと思う全ての人が働くことのできる世の中にしたいと思います。
 次に訪れた水俣市役所では、市が日本の環境首都として20種類のゴミの分別や、環境教育を実施していることを知りました。利便性だけではなく、環境への影響を考えた政策は感心しました。

 4日間という研修の中でずっと水俣病に関する話を聞いてきたが、その中で「生の声を聞くことがどれだけ大切か」そして「どれだけ自分が無知だったか」が分かった。

この研修に行くまでは何となく水俣病は怖い、そしてチッソが流した水銀が原因ということしか分からなかったが、実際には想像以上に多くの患者の方がいた。また未だに水俣病と認定されていない人たちもいて、裁判も続いている。その一方で、チッソはJNCとなり環境対策を向上させたり被害者に支援したり、水俣市は環境首都に認められるほどエコなまちづくりをしたりと水俣病の影響が良くも悪くもとても大きいことが分かった。この研修で経験したことは非常に心に残った。これからつくるまとめで、多くの人に今の水俣、本当の水俣を教えたい。

須藤 悠希(高1) 

四日目、最終日。ほっとはうすと水俣市役所を訪問しました。ほっとはうすでは、写真を見ながら水俣病の患者の方と施設長さんにお話しを伺うことができました。つらい経験をされながらも、いま楽しいことの話になると笑顔で話されていました。また、毎年東京で誕生日を祝われる方がいらっしゃるなど、遠くへ出かけることもあるそうです。「水俣病から宝物を伝える」生きざまという宝物を伝えていくという施設長さんの言葉の通り、私たちは宝物を受けとることができました。この宝物を周りの人にも伝えていきたいと思いました。市役所ではエコタウンについて学びました。公害からエコへとプラスの資産にするということが印象に残りました。ゴミの分別やコミュニティバスなど、今回の研究にとどまらず、他の研究の参考にもしたいと思いました。

水俣病やエコについて学んだ濃い四日間でした。水俣病の加害者側、被害者側双方の気持ちや意見を聞くことができ、とても貴重な時間になりました。また、リサイクルやエコ、福祉など多岐にわたることを学べたこともこれからに活かしていきたいです。四日間で聞いてきた数々の言葉を、正しい知識を、周りの人や後世に伝えるためにも、発表の準備をしたいと思います。最後になりましたが、お世話になった方々に深く感謝を申し上げこのフィールドワークを締めくくりたいと思います。ありがとうございました。

有澤 音羽(高1)

 今日、ほっとはうすへ行けた事はとても良い経験になりました。皆さん、辛い経験をしながらもその悔しさをバネに明るく元気に過ごしていらして人間の力強さを感じました。最近、楽しかった事を聞くと 楽しそうに趣味や旅行の話をしてくださって聞いてるほうも楽しい気持ちになりました。
 4日間を通して感じた事は、それぞれ立場によって考え方が違うけれど共通して市民同士で協力し合って前に進もうとしている事です。たくさんの方から話を伺う事ができてとても貴重な体験ができました。


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スーパーグローバルハイスクールに選定されて4年目の活動に入りました
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