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2015タイ王国ボランティア交流研修
第22回 国際交流タイボランティア活動
1. 参加者
生 徒:10名
引 率:4名
2.活動期間と訪問地
(1)期 間:平成27年1月9日(金) 〜 1月17日(土)
(2)訪問地:タイ王国
文化歴史:バンコク・アユタヤ
修理活動:チャイナート
企業見学:アマタナコーン
3. 国際交流タイボランティア活動の再開
1990年 創立30周年(1991年)に先立ち、「心に記念碑を建てよう!」をスローガンに掲げ、創立30周年記念事業として『タイボランティア活動』をスタート (1991年2月)
1993年 車いす修理活動と車いす寄贈を開始 (※今年で24年目を迎える活動となる)
2010年 第21回 国際交流タイボランティア活動をもって、一時活動休止
(2011年〜2013年までの3年間,理由:タイ王国の情勢や財団担当者の高齢化など)
2015年1月 第22回 国際交流タイボランティア活動を再開
4. 空飛ぶ車いす
日本で使用されなくなった「車いす」を工業高校生が整備、再生してアジア諸国で必要としている人々にプレゼントする活動を「空飛ぶ車いす」と呼んでいます。
現在、(公財)日本社会福祉弘済会の支援の下、全国28都道府県 85校 (他、社会人グループ4団体) の学校が取り組んでいます。
本校では、1999年に「アジアの問題を考える会」の協力依頼から本格的な取組を開始し、2015年3月現在、世界中の22ヶ国に1,999台の車いすをプレゼントしてきました。
5.タイ王国について
首都:バンコク
人口:約6500万人
主要語:タイ語
赤…国家
白…仏教
青…王室 を表す
時差:-2時間
通貨:バーツBaht
11月〜2月は乾季のため、ほとんど雨は降らない。
バンコク市内の交通渋滞のひどさは有名。
数あるルールとマナー(子どもの頭は撫でてはダメ,音をたてて麺はすすらないなど)
6. 車いす修理活動と車いす寄贈
バンコクから北に向かって200 kmにあるチャイナート国立病院にて、車いす修理活動を実施
2人1組の5グループにて、シートやタイヤ交換,錆落とし,ブレーキ調整等の総合メンテナンス作業を行いました。その中でも特に苦労した活動内容を下記に示します。
(1) 日本では考えられないほどの錆
(2) フレームの歪み修正
(3) 異なった形状のシート交換
(4) パーツ取り用の車いす2,3台を利用して、1台の車いすを完成
(5)パーツの加工
3日間で1台でも多くの車いすを修理できるように、昼食時や夜のミーティングを利用して話し合いを行いました。
作業時間を縮める方法や些細なことでも相談を密にして知識を共有すること。そして、コミュニケーションの大切さなど、多くの意見を取り入れながら実行に移すことが出来ました。
修理活動の際、偶然に出会った現地の子供たちや工業高校生との出会いが良い思い出となりました。
今回の修理活動では、修理した20台の車いすと、日本から持参した10台の車いすを寄贈することが出来ました。
そして何よりも、日本では体験できない「修理した車いすを利用者に直接手渡すこと」と「利用者の利便性を考え、各調整をその場で行うこと」が出来たことで、私たちと利用者が共に満足できる機会にすることが出来ました。
その結果、利用者から多くの感謝を得ることで、私たちは「ものづくり」の素晴らしさを知ることが出来ました。
7.交流会について
入院患者の子供たちのために、タイでも知られている日本のアニメソング「おどるポンポコリン」と「ドラえもんの歌」、そしてタイで人気のアニメソング「チャーン(象)」を歌いました。会場にいる多くの人が一緒に歌ってくれたことで共に笑顔が溢れ、よい交流会となりました。
その後、子供たちに玩具や文房具,絵本などを1人1人にプレゼントしました。絵本などは値段が高くなかなか買えないとのことで、見舞いに来ていた兄弟共々、満面の笑みで絵本を読んでいました。
そして、その姿を見た全ての者が自然と笑顔になっていました。
8.日系企業訪問
今回の研修では、グローバルな人材育成を目的とした日系企業訪問プログラムも盛り込まれました。
私たちは、TICON社の堀江様からタイ事情についての説明を聞くことができ、その後、IGARI INDUSTRYと壬生町おもちゃのまちに本社をもつ (株) CAMを訪れました。そこでは、成形・金型工場の見学は勿論のこと、そこで働く方々との意見交換の場にて、海外勤務での苦労や人材発掘と育成の難しさ、日本人が海外で働く意義など多くのことについて学ぶことが出来ました。
(株) CAMでは、栃木工業高校OBの方が技術指導にタイ工場へ来るなど、海外勤務を身近に感じることができ、グローバル化が進んでいること、「海外に行って働く」ではなく、やりがいを求めて「海外で働きたい」へと働き手の感覚が変化してきていることを実感することが出来ました。
9.活動のまとめ
私たちは今回の国際交流タイボランティア活動へ『チャレンジ』を合言葉に出発しました。先生と生徒、研修団すべての者が初参加であったため不安もありましたが、様々なことに対して積極的にチャレンジすることで、しっかりとタイに足跡が残せたと感じています。
今回、私たちがタイで経験した貴重な体験を、これからの人生で活かしていきたい。そして、この素晴らしい活動について、本校生徒をはじめ多くの人たちにも広めていきたいと考えています。
10. 最後に
ご支援・ご協力いただきました多くの方々に感謝 いたします。
・ホルト・サハタイ財団
サイワルーン 氏,スパワディー 氏
・パンニー 氏
・栃木県教育委員会
・栃木工業高校同窓会
・栃木工業高校PTA
・栃木西ロータリークラブ
・国際ソロプチミスト栃木
・(公財) 日本社会福祉弘済会
・福祉新聞社 佐々木 俊一 氏
・アジアの問題を考える会 泉田 スジンダ 氏
〜 事前研修 〜
【タイ語指導】久保 哲夫 氏
【 講 演 】 栃工旧職員 , 栃工タイボラOB
【交 流 会】栃木県立栃木特別支援学校
【車いす修理活動および交流会】
医療法人陽気会 とちの木病院
介護老人保健施設 とちの実
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