3学年特別授業 ~ 卒業、そして卒業後に向けて ~ 高校生活最後となる学年末試験が1月26日に終了し、
その翌日から2日間にわたり、3学年特別授業を行いました。
今年度は、体育館ではなく、新型コロナウイルス感染拡大防止対策として、
設置されたばかりの電子黒板を活用し、各HRで視聴しました。
《羽山校長先生の講話》

「君たちはどう生きるか」(吉野源三郎著)のコペル君の気づきや、
「自利とは利他をいう」という
株式会社TKCの社是、
そして、「嵐にならないか」(中島みゆき作詞作曲)と、
「アンパンマンのマーチ」(やなせたかし作詞作曲)の歌詞を引き合いに、
人間同士の繋がりから成り立つ社会でどう生きていくかについてご講話してくださいました。
人生の意味や喜びとは相手の幸せのために自ら動くということを伝えてくれたように思います。
アンパンマンのマーチは先月の『生き方の授業』で紹介された曲でもあり、
なんと、11年前の東日本大震災後人々が一番励まされた歌でもあるようです。
本当に私たちを勇気づけてくれる奥深い曲なんですね。
《進路指導部長の講話》
卒業を迎えるまでのこの1ヶ月間の自宅学習期間で、
狭い意味での学習ではなく、
4月から始まる新しい生活に向けての課題について、就職者、専門学校進学者、
大学進学者のそれぞれに対してアドバイスをしてくれました。
また、進路実現までの道のりを振り返ったとき、辛かったときの周囲のサポート、
特に、家族の無償の応援がありました。ですから、家族のために何かをすることも、
この学習期間の大きな意義であることも話してくれました。
最後に、高校生からの質問に、イチロー選手が即答したことばを紹介してくれました。
「得意なところは伸ばした方がいい。それが出来た上で、苦手なところを克服する順番だと思う。」
《生徒指導部長の講話》
まず、生活リズム、容儀、車の免許など自宅学習期間においての注意事項に触れ、
これまで積み上げてきた自分をさらに律して生活してほしいと話してくれました。
また、4月から成人年齢が18歳に引き下げられることから、契約時等のアドバイスもしてくれました。
最後に、心のこもった餞のことばを3年生に届けてくれました。
その1 相田みつおさんの詩『新しい門出をする者には、新しい道が開ける』
夢を叶える努力をしてください。
その2 コロナ禍にあっても、白楊のリーダーとして明るい挨拶と笑顔で1,2年生を導いてくれた
ことに感謝します。
その3 人の右側『ノ』は自分。もう一方側は自分を支えてくれた人たち。普段意識せずに、
目に見えない陰の存在かもしれません。そういう方々に感謝してください。
《労働講話》 
宇都宮労政事務所から上沢様と君島様を講師に迎え、働く上で知らないと損をすることを、
分かりやすくお話しいただきました。困ったり疑問を持ったりしたときには、
「働く若者のハンドブック」を開き、一人で悩まず必ず家族や職場、先生、相談機関に
必ず相談することが大切であると教えてくれました。
《着こなしセミナー》
洋服のAOKIさんによる着こなしセミナーを開催しました。
身だしなみや着こなし、礼法マナーやビジネスマナーについて学びました。
各クラスから1名ずつモデルとして登場してもらいました。
男子モデルは藤田君、人見君、小林君、眞庭君。
ばっちり、かっこよくきまっていますね!

マスクをはずして
女子モデルは髙橋さん、金原さん、松本さんです。
ブラウスとのコーディネイトもパンツスーツも素敵に着こなしてますね!!
緊張の中、立派にモデルを務めました。お疲れ様でした。
先生方がそれぞれの思いを込めて3年生のためにお話しくださり、
本当に心にしみる『特別』なものとなりました。
みなさん、高校3年間には
一人ひとりに色々なドラマがありましたね。
この自宅学習期間に、ぜひ白楊で過ごした濃い日々をじっくり見つめてください。
そして、共に清々しい気持ちで卒業の日を迎えましょう