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1.行事名

出前実験

2.実施日時

平成20年①10月31日(金)、②11月7日(金) 15:30~17:00

3.実施場所 出前実験(生物系の様子)

本校 ①生物実験室  ②化学実験室

4.参加者

1年生希望者 ① 26名 ② 23名 (うち13名が2講座受講)

5.実施概要

①10月31日(金)15:30~17:00
生物系「ホタルの光のサイエンス:酵素の生化学入門」
帝京大学理工学部バイオサイエンス学科教授 梶谷正行先生
  1. ホタル
  2. ホタルの発行の仕組み
  3. 実験 ルシフェリンとルシフェラーゼの発光系を試験管の中で再現
     → ルシフェラーゼ(酵素)とルシフェリン(基質)とATPが必要であることを確認
  4. タンパク質の性質
  5. 実験2 ルシフェラーゼ/ルシフェリンの発光系と温度の関係(ケミカルライトも使用して)
     → ホタライトの光、高温では一過性の変化の後、最終的に光らなくなった。
  6. 実験3 酵素と基質のどちらが熱に弱かったかの確認
  7. 番外 ドリンクや封筒のインクが紫外線を当てると光る様子の観察
出前実験(化学系)の様子
②11月7日(金)15:30~17:00
化学系「化学反応の振動はどのようにして起こるのか」
宇都宮大学工学部応用化学科教授 江川千佳司先生
  1. 振動反応について
     マロン酸が臭素酸により酸化されて二酸化炭素と水になる反応は振動する。この反応は鉄イオン錯体を触媒として進行し、Fe2+とFe3+のサイクルが頻繁に繰り返されて進行する。
  2. <入門研究>空間振動(静置系)
     シャーレの中では青色(Fe3+)と赤色(Fe2+)からできる環が交互に同心円状に成長していき、他の同心円と衝突すると複雑な図形を形成する。この様子を観察する。
  3. <発展研究>溶液振動(攪拌系)
     空間的に振動する反応の各溶液の分量を変化させると、溶液全体が青色と赤色を交互に繰り返す条件が得られる。溶液の各分量を変化させて、振動する条件を見つけ、さらに溶液組成を変えて振動に要する時間との関係を考察する。