1. 行事名
出前実験
2. 実施日時
平成21年11月11日(水) 15:30~17:00
3. 実施場所
本校 物理実験室、化学実験室、生物実験室
4. 参加者
物理系 9名
化学系 11名
生物系 6名 合計26名
5. 実施概要
【物理】
「色々な物の周りの流れを見てみよう」
講師:筑波大学大学院 システム情報工学研究科 講師 金子暁子先生
流体の一つである水を使って、色々な形をした物体の周りの流れを実際に目で見ることで「流れ」を身近に感じ、また、物の形によって流れの様子が変わるこ
とを確認することを目的とした。流れは三次元構造であるが、これを確認することは難しいので、二次元の理想的な流れを右記の写真のような実験装置を使っ
て、現象を観察・考察した。「Hele-Shaw流れ」を確認することができた。
【化学】
「香りを作ろう」
講師:お茶の水女子大学大学院 人間文化創成科学研究科 助教 矢島知子先生
カルボン酸として A.けい皮酸 B.酪酸 C.酢酸を、アルコールとして a.メタノール b.エタノール c.イソアミルアルコール d.ベンジル
アルコールを用いて、エステルの合成を行った。最初は、各班指定された物質で合成し、その後好きな組合せで合成した。ちょっとした構造の違いで、匂いが全
く異なることを体験できた。
最後に、ペーパークロマトグラフィーで生成物の種類や、未反応の反応物の有無の確認を行った。
【生物】
「植物の受粉を観察してみよう」
講師:東北大学大学院 生命科学研究科 教授 渡辺正夫先生
シクラメンなど身近な花を、カミソリで二等分し、半分になった花の断面を実体顕微鏡で観察した。キクの花のフラクタルが観察された。また、寒天培地に雄し
べの葯をこすりつけて花粉をまいて実体顕微鏡で花粉を観察し、花によって花粉の色や形・大きさが違うことを確認した。さらに、光学顕微鏡を用いて花粉管を
観察した。