1.行事名
SSH出前授業
2.実施日時
平成24年9月19日(水)、9月26日(水) 15:30~17:00
3.実施場所
本校 生物実験室 化学講義室 物理講義室
4.参加者
1年・2年希望者
5. 講座概要
9月19日
- 【生物学】
- 「ゲノムから見た生物の姿」
- お茶の水女子大学 人間文化創成科学研究科
自然・応用科学系
- 講師 近藤 るみ先生
- 地球上の生物は独自のゲノムを持っているが、ゲノムの多様性が生物種に多様性を与えている。ゲノムサイズの違いは塩基数の変化する突然変異が長い進化の過程で生じたものである。このゲノムサイズの増大は生物の多様性を生み出すのに必須である。しかし、生物はゲノムの中に生存に必ずしも必要でないDNAを多数抱えている。特にゲノムの大きい生物には、こうしたあまり役に立っていないDNAが多数存在する。ゲノムサイズが大きいからといって、遺伝子の種類が多い複雑な生物とは限らない。
9月26日
- 【物理学】
-
「世の中に役立つバブルな話」
- 筑波大学大学院 システム情報工学研究科
構造エネルギー工学専攻
- 講師 金子 暁子先生
- 直径が数百um以下の微小な気泡(マイクロバブル、ナノバブル)については、近年、その特性の解明や利用法の開発が進み、様々な分野での応用が行われている。具体的には、排水中の不要物をマイクロバブルで吸着・浮上分離させたり、オゾンをナノバブルにして溶解させたりすることによる水質浄化、天然ガスハイドレート生成への応用等が挙げられる。医療分野においても、超音波領域の音響特性を用いた、毛細血管の造影、胆石の破砕、気泡の体積運動に伴って発生する熱による治療の研究がなされている。
- 【化学】
-
「役立つ分子を作る-有機化学の力」
- お茶の水女子大学大学院 人間文化創成科学研究科
自然・応用科学系
- 准教授 矢島 知子先生
-
・大学で学ぶ有機化学:有機化合物とは、構造決定、合成経路の開発、生理活性等
・研究テーマの紹介:フッ素原子を含む高分子化合物の合成
- 新免さん(TA 修士課程2年)
-
・現在の研究テーマ、研究室の1日、1年、矢島先生の元で学ぶようになった経緯等