1.行事名
科学英語ディベート3
2.実施日時
平成25年2月23日(土)
3.実施場所
本校食堂
4.参加者
本校生、宇高、宇都宮東、海星女子、足高、足女、佐野日大高校、宇都宮東中の生徒他12校の教員
5.実施概要
- (1)講師
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大阪府立大学工学研究科助教 中川智皓先生
- (2)内容
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大阪府立大学工学研究科助教にして大学生ディベート世界大会3位の実績を持ち、ディベートに関する本も執筆している中川智皓氏をお迎えして、今年度第3回となる「科学英語ディベート講座3」を開催した。
昨年までは、講師の先生等に代表生徒が一緒に組んでいただき、模範ディベートを行うという形が多かったが、今回は、参加者が基本的に全員ディベートに取り組んだ。
講師の先生のパワーポイントを使った説明を聞いた後、早速ゲームに入った。
- 第1ラウンド
「コンビニエンスストアーは夜間営業をやめるべきだ」
Convenience stores should be closed late at night.
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第1試合は比較的身近なテーマであるテーマで行った。 20分間の準備時間の後、あらかじめ組んであった3人チームで一斉に試合を行った。決められた質問時間や、
試合中の準備時間がない高度なフォーマットの即興ディベートではあったが、生徒達は極めて積極的にディベートに取り組んだ。ジャッジとして各テーブルに着いた先生方からコメントと勝敗の結果発表を行った。
- 第2ラウンド
「報酬を伴う代理母を合法化すべきだ」
We should support surrogacy for profits.
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参加者が少し即興ディベートに慣れたところで、第2ラウンドは、講師の先生と生徒によるミックスディベートのモデル視聴を行った。本校の希望生徒と中川先生でチームを組み、昨年の全国高校生英語ディベート大会優勝校で、過日トルコで開催された世界大会に日本代表として参加した宇都宮高校のメンバーである。テーマは「代理母」という科学の倫理も問われる極めて現代的でレベルの高いテーマであった。時間の都合でテーマ発表から準備時間僅か15分という非常に短い時間であったが、POI(スピーチ中の質問や反論)も活発に行われる、レベルの高い議論の応酬となった。通常の英語ディベートに慣れているとはいえ、高校1,2年生で英語でこのような高いレベルの議論を行えるとは日本の未来は明るいと感じた。
- 第3ラウンド
「原子力発電所を廃止すべきだ」
We should abolish neclear power plants
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ハイレベルなモデルを見た後で、新たな気持ちで最終ラウンドに取り組む。最終テーマは、「原発」である。20分の準備の後、一斉に試合を行った。用語が難しいディベートであったが、中川先生の用意して下さった単語シートを上手く使いながら、これまでにも増して熱心にディベートが行われた。ゲーム終了後、各テーブルに一人ずつジャッジとして着いていただいた先生方からコメントと勝敗、ベストディベーター賞の発表があり大いに盛り上がりを見せた。