□平成31年2月1日
コア・スクールプラン IEA課題研究発表会(公開発表)を実施しました。
先週の校内発表を経て、選抜された16グループが発表に向けて準備してきました。発表内容・発表技術をブラッシュアップして臨み、先週より格段に良いプレゼンテーションになりました。聴衆も興味深く聴いていたということが、質疑応答の活発さから伺い知れました。最後にとちぎユースサポーターズネットワーク代表理事の岩井俊宗氏より、「半年前から研究を積み重ねてきたので、発表に自信を感じた。質疑応答の対応を含め、良いプレゼンテーションだった。」との講評を頂きました。

校長挨拶 IEAについての説明

発表の様子 発表の様子

活発な質疑応答 講評
□平成31年1月23日(水) IEA課題研究発表会(校内発表) を実施しました
2学年では4月からIEA課題研究に取り組んできました。その内容は・・・
①同じ事に興味を持つ生徒がクラスを超えてグループを結成。
②「テーマ」とそのテーマに対する「仮説」を設定。
③仮説を検証するために研究(先行研究、フィールドワーク)
④プレゼンテーションの準備(レジュメ、発表原稿、パワーポイントスライド)
そして、1月23日(水)に校内発表会を催しました。研究を進めるときは似たテーマのグループが担当教員の下で活動してきましたが、この日は様々なテーマのグループ同士で発表しあいました。発表8分、質疑4分を基準とし、お互いに評価シートを記入しました。発表の内容はもちろん、発表のテクニックも参考になりました。
来週は1年生と外部の方(高校教員)を対象に公開発表会を行います。
発表の準備 
発表会の様子
●「事業・活動の紹介」リーフレットはこちら →
宇北コアスクールプラン2017.pdf (pdf)
●以下は、コア・スクールプラン事業の紹介です。
1.IEA(International Education Activities)
本校の特色である国際教育活動(IEA)では、「国際化した社会の一員としての自覚をもち、主体的に行動できる人材の育成」を目標に、異文化交流と課題研究を実施しています。
短期・長期の留学生やアジア学院の学生との交流を通して、自分と違う他者との関わりを体験します。
1年次は課題図書を読み、与えられたテーマでエッセイを書くことで、自分の考えを論理的に表現する力を身につけます。2年次にはグループで大学や企業を訪問して研究テーマの理解を深めると共に、異なる意見や主張を受け止め、課題解決のために協働する力を身につけます。


2.BTWとの交流
本校は、アメリカ・オクラホマ州のブカー・T・ワシントン高校と姉妹校になっています。
毎年15名程度の留学生を受け入れ、約2週間学校生活を共にします。滞在中は、授業の参加に加えて、茶道、書道、浴衣の着付けなど様々な文化体験の場を本校生が提供します。1学年との交流会では、グループごとに“世界に誇る日本文化”について趣向を凝らして発表し、改めてお互いの文化を理解する機会となりました。本校からも約20名の生徒が隔年で姉妹校を訪問し、言葉を超えた交流を続けています。

3.中高生の科学研究実践活動推進プログラム活動
平成27年度から、国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)の支援を受けて、「中高生の科学研究実践活動推進プログラム 学校活動型」を実施しています。栃木県立博物館・宇都宮大学と連携し、また、宇都宮高等学校・宇都宮中央女子高等学校・馬頭高等学校と協働して実施しています。
レッドパイン(戸祭山緑地の保全活動を行うボランティア団体)と栃木県立博物館林光武先生と一緒に、宇都宮市戸祭山緑地におけるトウキョウサンショウウオの保護活動に参加する中で、高校生自ら課題を発見し、科学的な手法にしたがって進める「科学研究実践活動」の継続的な活動を実施しています。この活動を通して、主体的学びを深化・発展させ、生徒の意欲・能力を更に育成することで、将来の優れた科学技術人材を輩出したいと考えています。さらには、地域の「科学研究実践活動」を実施するための継続的・自立的取り組みを推進することも狙っています。研究した内容は、日本学生科学賞に出品したり、日本水産学会などで発表しています。

4.講演会・出前授業
「国際社会の一員として主体的に行動する」「研究のやりがいを理解して、進路選択の一助とする」こと等を目的に、言語聴覚士、大学教授等を講師としてお招きし、講演や授業を実施しています。
講義後の質疑応答も活発で、残って講師の先生に質問したり、メールで相談する生徒もいました。

5.自主学習講座
新入生が高校生としての学習に取り組む姿勢を身につけ、自ら積極的に知識を習得し、学習習慣の定着が図れるよう指導を行っています。
講座では、高校での学習を不安なく始められるよう、各教科の具体的な学習の仕方や、「予習→授業→復習」のサイクルの確立のための学習法について学びます。
6.Web会議 Zoomを利用したSSHとの交流
理数教育の先進的な取り組みをしているスーパー・サイエンス・ハイスクール(SSH)の生徒とZoom(Web会議)を介して交流しています。自分たちの研究をお互いに紹介し、意見交換を行います。
第1回の交流は二日間に渡って実施。1日目はSSH(宇女高)が研究発表し、本校生が質問するという形式、2日目は立場を逆にして行います。活発が議論が展開されています。移動しなくても交流できるメリットは大きく、今後いろいろな可能性を秘めています。
