造形部

駒形克己氏によるワークショップ

12月19日(土)造本作家でありデザイナーの駒形克己氏によるワークショップに産業デザイン研究部1,2年生21名が参加しました。会場は足利市立美術館です。

講義では、デザイナーになるための就職活動や、手がけたデザインについてご紹介いただきました。海外での仕事の様子や、就職に向けたポートフォリオ制作については、プロを目指す生徒にとって関心が高く、熱心にメモをとっていました。

ワークショップでは、セルフブランディングの演習として自分のロゴを制作します。ラフスケッチをしながら、どのようにしたいのかを駒形氏に伝え、個々にアドバイスをいただきました。生徒たちは駒形氏の「下手を磨き、プロを目指して欲しい」という激励の言葉から、デザイナーに向けて一歩先がける勇気を貰えたようです。


 
 

文化財研修

12月6日(日)産業デザイン研究部デザイン領域の1、2年生を対象とした文化財研修を行いました。講師に足利市文化財専門委員である文星芸術大学の大澤慶子先生をお招きして、足利の文化財について学びます。

遺跡で発掘された古代の出土品、足利銘仙、歴史的建造物などを見学し、足利の歴史や生活の様子についてお話頂きました。普段何気なく見ていたものにも伝承や逸話があり、足利の魅力を再発見できました。今回学んだことは、今後の「足利らしい」新商品の開発に繋げていきます。


  
足利商工会議所まち歩きミュージアム   足利織物伝承館


  
日本遺産 史跡 足利学校        国宝 鑁阿寺            

第129回 足利市内高等学校合同美術展

10月30日~11月1日まで、コムファーストショッピングセンター、1Fのコム広場を会場に、足利市内高等学校合同美術展が開催されました。

産業デザイン研究部の美術班では、部員30名が日頃制作しているイラストやCG作品を出品しました。そのうち、産業デザイン科3年提箸菜摘さんが「奨励賞」を受賞しました。また、たくさんの感想をいただきまして、生徒たちの励みになりました。部員のみなさん、次回の開催を目標に頑張りましょう!


 

デザイン領域の研修について

産業デザイン研究部デザイン領域では、技術の向上と継承のための研修を行っています。今年度は、新入部員の1年生4名が、2,3年生に教わりながらトートバッグ製作をしました。

染色研修では、学校で育てたタデアイの生葉、ココ・ファーム・ワイナリーからご提供頂いたぶどうの皮を染料にして染色方法を教わりました。シルクスクリーン捺染研修では、製版・印刷・解版の作業工程を学びます。インクを調合してオリジナルの図案を印刷しました。

今回学んだ技術を活かして、新商品の開発に取り組んでいきます。


 

タデアイの生葉と染料作りの様子


 
エコバッグの染色(左:タデアイ 右:ぶどう)


 
シルクスクリーン捺染の製版とインク調合


 
印刷工程、完成品と版

タデアイの育成

産業デザイン研究部(デザイン領域)では、タデアイを育てて生葉染めをしています。
4年目となる今年も、3月に種まきをして無事発芽しました。夏に収穫して染料を作り、チャレンジショップで販売するストールやトートバッグなどの商品を染める予定です。休校中もすくすくと育っているので、部員みんなで染色できる日を楽しみにしていてください。