調査研究
平成23年度調査研究 高等学校における教科指導の充実 (更新)
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21世紀は、新しい知識・情報・技術が、政治・経済・文化をはじめ社会のあらゆる領域での基盤として飛躍的に重要性を増す、いわゆる「知識基盤社会」の時代であると言われています。そのような時代を生きるために、確かな学力、豊かな心、健やかな体の調和を重視する「生きる力」をはぐくむことがますます重要になっています。他方、各種の国際的な調査では、我が国の児童生徒について、思考力・判断力・表現力等、知識・技能の活用、学習意欲、学習習慣・生活習慣などに課題があると分析されました。このような状況を踏まえて、平成20年1月の中央教育審議会の答申を受け、平成21年3月に高等学校学習指導要領が告示されました。
この新しい学習指導要領は、高等学校では平成25年度入学生から年次進行で実施されます。総則の一部、総合的な学習の時間及び特別活動においては、平成22年度から先行して実施されています。また、数学、理科及び理数の各教科・科目については、平成24年度入学生から年次進行により先行して実施されます。各学校においては、新しい学習指導要領の理念をどのように実現していくのか、具体的な検討を進めていることと思います。
栃木県総合教育センターでは、基礎・基本の確実な定着を図る教科指導の在り方について研究するとともに、その成果を普及することで生徒の学力の向上に資することを目的に、平成17年度から「高等学校における教科指導の充実に関する調査研究」を行ってきました。今年度は、昨年度に引き続き、「今回の学習指導要領の改訂の趣旨を踏まえるとともに、各教科に求められている課題の解決を図るための教科指導の在り方を探る」ことに重点を置き、国語科、地理歴史科、理科、保健体育科、商業科で調査研究に取り組みました。本冊子はその成果をまとめたものであり、教科指導を充実させる一助として、御活用いただければ幸いです。
最後に、調査研究を進めるに当たり、御協力いただきました研究協力委員の方々に深く感謝申し上げます。
平成24年3月
栃木県総合教育センター所長
瓦 井 千 尋 -
国語科 学ぶ楽しさを生徒に実感させる古典の指導を目指して まえがき 1 調査研究の背景 2 学ぶ楽しさを生徒に実感させる古典の指導の工夫 事例1 事例2 事例3 3 学ぶ楽しさを生徒に実感させる古典の指導を目指して 4 古典を扱う授業を行う上での留意点 5 参考資料 地理歴史科 資料を活用した学習を取り入れた世界史の指導 まえがき 1 本調査研究の背景 2 素量を活用した学習を取り入れた世界史の指導 事例1 事例2 事例3 3 世界史における授業改善の方策 理科《物理領域 》 「物理基礎」における指導展開例 まえがき 1 本調査研究の背景 2 「物理基礎」の内容と、その取扱いについて 3 授業計画・評価計画について 4 「様々な物理現象とエネルギーの再利用」の授業展開例 事例1 事例2 5 思考力・判断力・表現力等を育成する授業の展開例 事例3 6 物理実験ワンポイントアドバイス 事例4 理科《化学領域 》 まえがき 1 本調査研究の背景と概要 2 科目「化学基礎」の指導計画例 3 小単元「化学と人間生活とのかかわり」に関する指導事例 4 小単元「分子と共有結合」に関する指導事例 5 参考文献等 理科《生物領域 》 「生物基礎」指導資料集 まえがき 1 本調査研究の背景 2 指導上の留意点と授業事例 事例Ⅰ 事例Ⅱ 事例Ⅲ 事例Ⅳ 事例Ⅴ 保健体育科 新学習指導要領を踏まえた体育理論について まえがき 1 本調査研究の背景 2 新学習指導要領を踏まえた体育理論について 事例1 事例2 事例3 3 新学習指導要領を踏まえた年間計画 商業科 新学習指導要領を踏まえたビジネスの諸活動に目を向けさせる指導の工夫 まえがき 1 本調査研究の背景 2 商業科における、ビジネスの諸活動に目を向けさせる指導の工夫 3 ビジネスの諸活動に目を向けさせる指導の実践例 事例1 事例2 事例3 4 おわりに -
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