調査研究
- 内地留学生研究集録(抄録)
- 令和2(2020)年度 内地留学生研究集録(抄録)
- 4 自信を育むための指導・支援の工夫
― 学業指導の視点を生かして ― - 那須塩原市立東那須野中学校 内海 直之
- 内地留学生研究集録(50集)P15~P18
- 生徒の意欲を高めるためには、教員の指導・支援を工夫することにより自信を育むことが必要である。そのために、栃木県が推進している学業指導の視点を生かすことが有効ではないかと考えた。そこで本研究では、A中学校の委員会活動において、スマホルールを策定する話合い活動を工夫し一人一人が成功体験を感じるための取組や、実態に応じた個別のかかわりを実践しそれぞれの生徒の意欲を高める取組を行い、生徒の変容等を基に考察を行った。その結果、生徒が主体的に活動に取り組む姿が見られ、達成感や成功体験として実感できたことが分かった。このことが新たな課題への意欲につながっていたことから、「自分はできる」という自信を育む一つの要因となることが分かった。また、これらの取組は、各教科の授業など学校生活の様々な場面に応用して実施することができると考える。