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  • 内地留学生研究集録(抄録)
  • 令和4(2022)年度 内地留学生研究集録(抄録)
  • 1 子どもの思いを受け止めるための教師の在り方
    ― A小学校の自閉症・情緒障害特別支援学級の取組から ―
  • 矢板市立片岡小学校 小林 絵梨香
  • 内地留学生研究集録(52集)P5~P8
  •  特別支援学級の子どもは、「何を伝えたいのか分かりづらい」と言われることが多いが、それぞれの方法で思いを伝えようとしているはずである。その前提に立って、伝えられない子どもの課題としていたことを、受け止められない教師側の問題として捉え直し、子どもの思いを受け止めるための教師の在り方について研究したいと考えた。具体的には、特別支援学級における教師と子どものかかわりを記録し、教師と共に振り返り、省察することで、子どもの思いを受け止めるために大切なことを考えていった。その結果、教師は、子どもを一人の人間として捉え、子どもの今の思いが何に向いているのかをよく見て、感じて、理解しようとし続けることが大切であると分かった。そうしたかかわりは、子どもに安心感を与え、子ども自身がよりよくなろうと行動することにつながっていくと考えられる。




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