調査研究

• 内地留学生研究集録(抄録)
• 令和4(2022)年度　内地留学生研究集録(抄録)
• ４　特別な支援を必要とする児童への自立活動の時間の指導
• 真岡市立亀山小学校　堀口　友美子
• 内地留学生研究集録（52集）Ｐ17～Ｐ20
• 　本研究では、特別支援学級在籍児童の自立活動の時間の指導を取り上げた。授業をビデオで記録して、指導内容や手立ての効果、教師のかかわりについて検証し、改善策を取り入れて授業を行うことを繰り返した。うまくいっているところに着目して、興味･関心のある学習活動や教材を取り入れることで、主体的に活動に取り組めるようになることが確認できた。児童の実態は変化していくので、教師がねらいを常に考え、授業計画を見直すことが大切だと分かった。また、指導内容に児童が自己選択･自己決定する機会を設けることで、最後まで活動を行えるようになることも確認できた。その際、教師による適切な選択肢の提案、授業の見通しがもてるような手立て、児童の特性に配慮した環境の調整が必要だと分かった。児童の思いを受け止めつつ、教師が意図をもって支援し、かかわることの大切さを実感した。