2026年5月の記事一覧

令和8(2026)年度 小・中学校における「『深い学び』を促す単元(題材)を見通した授業デザインの工夫」調査研究学習会・第1回調査研究委員会

 今年度、小・中学校を対象に取り組んでいる調査研究のテーマは、「『深い学び』を促す単元(題材)を見通した授業デザインの工夫」です。児童生徒がこれからの社会を生きるためには、生涯にわたって学び続ける力が必要です。この力を育成するには、子どもたちが主体的に考え、対話的に関わりながら、より深い学びを実現する授業づくりが求められます。 そこで、こうした学びの実現につながる「単元(題材)全体を見通した授業デザイン」の工夫について、授業実践を踏まえた調査研究を行い、その成果をまとめた資料を作成する予定です。

 5月25日(月)には、宇都宮大学共同教育学部教育学研究科の人見久城教授をお招きし、「深い学びを促す単元(題材)を見通した授業デザインについて」をテーマに学習会を実施しました。調査研究協力委員のほか、センターや県内の指導主事も参加しました。

 前半では、現行の教育課程で強調されている点の解説に加え、人見先生が実践された授業を基に、「深い学びとは何か」や「単元を見通した授業デザインの具体」について、事例を交えて詳しくお話を伺うことができました。 後半では、演習形式で参加者も議論をしながら、深い学びの在り方について理解をさらに深める時間となりました。

 講話全体を通して、人見先生からは「『主体的』で『対話的』な学習が行われていても、それだけでは『深い学び』にはならない。教科の内容に即した『深い学び』を追究することが重要である。」というメッセージを受け取りました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 午後の第1回調査研究委員会では、今後の授業実践の方向性について調査研究協力委員と指導主事で検討していきました。

 



 

 

 

 

 

 

 

 

 本調査研究では、教科の本質を意識し、それを大切にした授業づくりに迫っていきたいと考えています。ここでは、調査研究の途中経過を発信していきます。

「深い学び」を促す授業デザイン研究、深化へ

 今年度の高等学校における教科指導充実に関する調査研究のテーマは、昨年度に引き続き「深い学びを促す単元(題材)を見通した授業デザインの工夫~自ら学ぶ生徒の育成を目指して~」です。昨年度作成した理論編を基に、各教科で「深い学び」に焦点をあてた授業の在り方を研究していきます。昨年度は公民科、理科(物理)、理科(化学)、保健体育科、農業科、工業科、商業科の7教科で授業実践を行いました。今年度は国語科、地理歴史科(地理)、数学科、理科(生物)、芸術科(音楽)、外国語科(英語)、家庭科、情報科の8教科で授業実践を行います。

 5月15日(金)、当センターにおいて、第1回調査研究委員会・学習会を行いました。昨年度に引き続き、京都大学大学院教育学研究科教授の石井英真氏にリアルタイムオンラインでご講話いただきました。次期学習指導要領を見据えながら、深い学びを促す単元づくりのヒントとなる視点を沢山ご教授いただきました。質疑では実践的な視点からの率直な意見や質問にも丁寧にお答えいただき、参加者にとって大変励みとなる学習会となりました。

 今後は、研究協力委員の先生方とセンターの指導主事とで議論を深め、具体的な指導計画を立てていく予定です。変化の激しい時代に求められる資質・能力を生徒たちに育成し、生涯に渡って主体的に学び続けられるよう、深い学びを促す単元を見通した授業デザインについて研究していきます。

 今年度はどのような「深い学び」が生まれるのかーー今後の実践にどうぞご期待ください。