2026年7月の記事一覧
令和8(2026)年度 小・中学校における「『深い学び』を促す単元(題材)を見通した授業デザインの工夫」調査研究委員会・第2回調査研究委員会
今年度、義務教育部では小・中学校を対象に「『深い学び』を促す単元(題材)を見通した授業デザインの工夫」をテーマに調査研究を進めています。7月28日(火)には、調査研究協力委員と担当指導主事が、国語科、社会科、算数・数学科、理科、外国語科の5つの教科で単元づくりを行いました。
「○○科の、この単元での深い学びとは何か」を考えたり、そのために教師が手立てとしてできることは何かを吟味したりして、「単元構想シート」にまとめながら、熱心に検討していました。
今回作成した「単元構想シート」を一層ブラッシュアップし、秋に実際に授業を行っていきます。今後の調査研究通信で、その授業の様子を随時報告していきますので、どうぞご期待ください。
令和8(2026)年度 高等学校における教科指導充実に関する調査研究 第2回調査研究委員会
6月19日(金)に第2回調査研究委員会を行いました。
はじめに本調査研究の担当者が、第1回学習会での議論を踏まえた授業づくりの方針の確認や単元づくりワークシート活用等について説明を行いました。その後各教科に分かれ、研究協力委員の先生方とセンターの指導主事で、教育目標やスクール・ミッション、スクール・ポリシーを踏まえた単元の目標や生徒がその単元で追究し続けるような単元の問いの設定、及びこれまでの学習内容を活用して、学力の三層構造における「使える・見える」レベルを発揮するようなパフォーマンス課題の内容などについて検討しました。どの教科でも生徒の実態を踏まえて単元計画を工夫することで、深い学びを促し、生徒の資質・能力を育成できるよう議論を重ねていました。2学期は、各学校でこの計画に基づいた授業実践を行う予定です。その様子はこの調査研究通信でもお知らせしていきます。
令和8(2026)年度 教育の情報化に対応した学校の在り方に関する調査研究 第1回学習会
令和8年6月16日(火)、栃木県総合教育センターを配信会場として、「教育の情報化に対応した学校の在り方に関する調査研究」第1回学習会をオンラインで開催しました。高校教育課主催の「栃木県立学校教育ICT化に係る担当者事務連絡会」の特別講話として、宇都宮大学の川島芳昭先生を講師としてお招きし、「生徒の学びを深化させるICT機器の活用」をテーマに講話をいただきました。
本講話では、GIGAスクール構想の下で実現を目指す新しい学びの在り方が、具体的な事例とともに示されました。従来の「教わる」ことを中心とした学習から、児童生徒が主体的に学び、考える学習へと転換していく必要性が強調されました。特に、学校での学びに加え、家庭学習や自学といった学びの場が連続的につながることで、生徒一人一人の興味・関心に応じた深い学びが実現されるという視点は、今後の授業改善の方向性を示すものとなりました。
また、1人1台端末環境の下では、ICT機器を「特別なもの」ではなく、ノートや辞書などと同様に捉え、それらを日常的に活用する学習環境の整備が重要であること、さらに、学習活動の中で情報を収集・整理・分析・表現する力を育成していくことが不可欠であることが示されました。
講話では、自己調整学習の観点からもICT活用の意義が示され、学習前の計画、学習中の遂行、学習後の振り返りというサイクルを児童生徒自身が自律的に回していくための学習環境づくりの重要性について理解を深めることができました。さらに、生成AIの活用についても触れられ、課題解決や思考の深化を支援するツールとしての可能性とともに、適切に活用するための視点についても共有されました。
今回の学習会を通して、ICT活用は単なる機器利用にとどまらず、学びの質そのものを高めるための重要な手段であることが再認識されました。今後は、本調査研究で掲げる「実践事例の共有」「生成AIの活用を通じた授業改善」「教員の負担軽減と教育の質の向上」といった取組とも関連付けながら、学校現場での具体的な実践へとつなげていくことが期待されます。
当センターでは、今後もICT活用ミーティング等を通して、教員同士が学び合い、実践を共有しながらICT活用を推進していきます。現在、参加受付中です。多くの先生方の申し込みをお待ちしております。(下記サイト参照)
引き続き、本調査研究への御理解と御協力をお願いいたします。
| ○ICT活用ミーティングについて https://www.tochigi-edu.ed.jp/educenter/setting/ICTPortal/ICTIntegration |