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2013/05/30

平成25年度 新任主幹教諭研修(高等学校、特別支援学校)第1日

| by 栃木県総合教育センター
目  的主幹教諭としての職務、今日的な教育課題、学校経営の在り方等について理解を深め、主幹教諭としての資質の向上を図る。
日  時平成25年5月17日(金) 9:30~16:00
対  象高等学校、特別支援学校の新任主幹教諭
研修内容1 講話「主幹教諭への期待」
2 講話「校長が期待する主幹教諭像」
3 事例発表「主幹教諭としての実践」
4 講話・演習「学校組織マネジメント(1)」
5 説明「とちぎ教育振興ビジョン(三期計画)」
講  師栃木県立宇都宮中央女子高等学校長
栃木県立宇都宮工業高等学校主幹教諭
栃木県立国分寺特別支援学校主幹教諭
県教委事務局総務課副主幹
県教委事務局教職員課副主幹兼管理主事
総合教育センター研修部副主幹
研修の様子
講話「主幹教諭への期待」
講話「校長が期待する主幹教諭像」

事例発表「主幹教諭としての実践」
事例発表「主幹教諭としての実践」

講話・演習「学校組織マネジメント(1)」


研修評価・振り返りシートから
0 研修の満足度、研修へのニーズ
  ①満足度
 満足  不満足
 
研修満足度66.7%33.3%



②研修ニーズ

  • 各校の職務分析を踏まえた標準職務内容に関する研修
  • 主幹教諭としての実践や、校長先生が考えるミッションについて

1 講話「主幹教諭への期待」

  【研修の目標】
 国や県の教育施策、教育課題について理解を深めるとともに、その推進、解決に向けた主幹教諭の役割を理解する。また、主幹教諭としての心得について認識を深め、主幹教諭としての自覚を高める。

【講話を聞いての主な意見、感想】

  • 学校は組織であるとの基本認識のもと、学校での教育活動がより一層組織的に行われ、成果が上がるように、自らが率先しながら教育活動を行うことが大切だと思います。
  • 日々の業務の中で、教頭の仕事を理解し、学校運営の円滑化や校務整理の方法を学んでいくことが大切だと思います。
  • 課題の明確化を図り、教頭・各主任等と課題や話題を共有化したいです。
  • 校長や教頭を助け、校務運営が円滑に行くようにすること。そのためには、管理職の考えを教員に伝えたり、教員の意見を伝えたりすることも大切な役割だと思います。
  • 垂直的調整と水平的調整を行い、学校教育力の向上に努めることが大切だと思います。
  • コミュニケーションをとりながら、どのように学校組織の機能を充実させていくかを考えること、自ら仕事をするだけでなく、人材育成の観点をもってもつ姿勢をもち合わせること、が大切だと思います。

2 講話「校長が期待する主幹教諭像」
【研修の目標】
 管理職が考える学校に迫るために、主幹教諭にはどのような役割が期待されているのかを聴くことによって、主幹教諭としての具体的な取組のヒントとする。

【講話を聞いての主な意見、感想】
  • 学校が何か一つ前に進むために、校長の判断を具現化するような役割を果たすことであり、そのために教員の声を聞く、知る、伝えるなど、連絡調整役をより一歩踏み込んで行うことが求められていると思います。
  • 校務運営や学校課題、様々なことに対して、先生方の意見や考え方を調整・整理し、管理職に伝えることによって、管理職と教員のパイプ役を果たしたいです。
  • 職務に関して、現状に満足せず、深化させることも必要だと思います。
  • 「管理職ではないからできること」を考え、学校をよりよい方向に変化させていく力を身に付けたいです。
  • 自分の職務の内容を深化させたいです。調整しながら、きちんと整理ができて、結果として教員が取り組みやすい形を提示できるようにすることが若手教員の育成にも役立つと思います。
3  事例発表「主幹教諭としての実践」
【研修の目標】
 主幹教諭の実践的な取組を聴くことによって、主幹教諭の役割を理解するとともに、自らの取組のヒントとする。

【講話を聞いての主な意見、感想】
  • 担当する校務をより一層組織的に運営すると共に、校務全体を円滑に組織的に運営することにつながるよう、自らミドルリーダーとして、また補佐役としての役割に取り組みたいです。
  • 主幹教諭が必要とされる理由を考えながら、組織マネジメントをしていきたいです。
  • 「プレイングマネージャー」として、第一線にたちながら、新しい課題を見つけ、その対応をミドルリーダーの立場で考え、実践していきたいです。
  • 「統括」という曖昧な定義の中にも、自分でやるべき仕事は何かを常に問いかけ、自覚することが必要だと思います。
  • 主幹教諭がいて、校務の効率化・迅速化が図れたとなるように、学校運営の円滑化に努めたいです。
  • 各校務分掌等に関わる課題への対応で、課題があがってくるのを待つのではなく、自分から授業や会議に参加したり、教員同士で話し合うことによって、課題を見つけ対応にあたりたいです。
4  講話・演習「学校組織マネジメント(1)」
【研修の目標】
 組織的、機動的な学校運営の実践に向け、学校組織マネジメントの概要を理解する。また、主幹教諭として学校経営への参画意識を高め、課題解決の方策を探るとともに、具体的な取組を考える。

【講話を聞いての主な意見、感想】
  • 学校の強み・弱みなども整理しながら、ミッションに沿った教育実践ができるよう積極的に学校経営に関わりたいです。
  • できれば、経営に新しい視点から見た問題点も提起したい。問題点をより精査して、問題解決につなげていくべきだと思います。
  • もっとしっかりと学校組織マネジメントを学び、現在のおかれた学校の環境の中で、しっかりと成果を上げられるように参画したいです。
  • 目標達成のために具体策を実行に移すための様々な機会に積極的に関与したいです。また、表面化していない課題を明確化することで、次年度の努力目標につなげていきたいです。
  • 学校教育目標や学校課題をより具現化する必要を感じました。また、学校課題に対して、各先生方の参画意識を高めること、主体性をもつような働きかけをしたいです。





16:19 | 専門研修1イ