R4トピックス

R4

盲導犬についての研修会

 3月14日、20日に、本校の全教職員を対象に、お隣の東日本盲導犬協会様より久野さやか様を講師に、御講話と、盲導犬の歩行体験による「盲導犬についての研修会」を実施いたしました。盲導犬の仕事、盲導犬の一生、盲導犬と接する際の配慮事項、ユーザー学生を想定した学校や寄宿舎生活等について、具体的な写真や動画を交えた非常にわかりやすい御講話をいただきました。参加した職員からは質問がたくさん出されました。盲導犬ユーザー学生が本校に入学した場合などの対応について等、具体的なイメージを描くとともに、盲導犬に関する法的な内容も含め、正しく理解する機会となりました。

 

令和4年度 卒業式

 3月13日(月)、令和4年度の卒業式を挙行いたしました。幼稚部2名、中学部1名、高等部普通科3名、高等部専攻科5名、合計11名の卒業生が学校長から卒業証書を授与される姿は、一人一人が輝き、とても誇らしいものでした。

 盲学校を卒業し、社会に羽ばたく皆さん。盲学校は皆さんのふるさとです。

 御卒業おめでとうございます。

卒業証書授与の様子 答辞の様子

校外学習(高等部普通科1年1組)

 関東自動車駒生営業所に御協力いただき、路線バスの車両を利用した学習を行いました。バスの構造、乗降方法、料金の支払い方法など、路線バスの利用に必要な事項を実際に触って確認したり、体験したりしました。また、車外スピーカーから聞こえるアナウンスや車内のアナウンスをそれぞれ聞き、バスの行き先などを確認しました。路線バスの利用経験がほとんどない生徒たちでしたが、路線バスも利用交通機関の選択肢の一つとなったようです。

 

卒業舎生祝いの会

 2月27日(月)に卒業舎生祝いの会が行われました。第1部冒頭、校長先生からのお祝いのメッセージが読み上げられました。寮務主任からは一人一人のエピソードを交えた卒業舎生の紹介を受け、教頭先生からは卒業記念品が手渡されました。卒業舎生からは、在校舎生や職員に向けての感謝や激励の言葉がありました。その後、味しい祝菓をみんなで楽しくいただきました。アットホームな雰囲気の中、最後に舎生会会長から心のこもった「在舎生代表贈る言葉」が読み上げられました。

 第2部では、素敵な音楽と在舎生からのお祝いのメッセージCDに耳を傾けながら、卒業舎生クエストメニューの夕食を美味しく味わいました。いつもとは違って寄宿舎生みんなで一斉にごちそうさまのあいさつをして、食事 会を締めくくりました。

 卒業する5名の寄宿舎生の皆さん、御卒業おめでとうございます。 

                      

 

   

手洗い指導

 Kao株式会社より「みんなで手あらい 盲学校向け」という教材をいただきました。これは手あらい指導を盲学校用にアレンジしたもので視覚に頼らずに正しい手洗いを学ぶことができる教材です。この教材を使用し小学部で授業を行いました。

 専用のジェルを手に付けブラックライトで照らして手には汚れがたくさんついていることを確認し、その後「あわあわ手あらいのうた」に合わせて手洗いを行うと手はきれいになりました。洗い残しが多い場所が触ってわかる手袋は児童からも好評でした。

  

非常食体験献立

 今日の給食では、給(食)を救うカレー『救給カレー』という非常食を提供しました。

 東日本大震災ではライフラインの停止による学校給食施設の使用不能や、交通寸断による輸送不能により、給食の提供が不可能になる地域がありました。

 そこで、全国の栄養教諭・学校栄養職員の手により、災害被災体験の教訓をもとに、成長期の子供たちの栄養バランス、心の安定、体力保持等を考え、ライフラインが途絶えてもそのまま食べることができる非常食をと、こだわりをもって開発されたものです。

 いざという時に慌てないよう、非常食体験を通して防災意識を高めていきたいですね。

 

東武鉄道体験会

 東武鉄道株式会社様にお声がけをいただき、東武宇都宮駅にて実際の列車を使用した体験会に参加して参りました。

 当日は中学部・高等部・専攻科の14名の生徒及び教職員が参加しました。

 車両の触察や線路内歩行、駅職員の方による手引きの誘導体験、白杖のドアばさみ体験、ホームの高さ調べ、券売機の音声案内の利用、自動改札機調べ等々、普段は行うことの難しい体験を経験させていただきました。

 参加した生徒からは、「ホームと線路はこんなに高かったのかと思い、のぼれないと思った」「ドアに白杖をはさむ体験をし、ドアの閉まる力が強いことにびっくりした」「車両の連結部など細かいところまで触ることができて良かった」等の感想が出されました。

 今後の安全な鉄道利用に向けて大事な知識と技術を身につける機会となりました。

  

中学部送別会

 2月24日(金)に中学部の送別会が行われました。今年度は1名が卒業します。在校生みんなで、プログラムや飾りを作ったり、歌や太鼓の練習をしたりして準備をしてきました。当日は、在校生が司会進行や挨拶などの係を分担しました。卒業生は、在校生に向けて「お話」のプレゼントを贈りました。在校生からも、お花や記念品が送られました。卒業生との最後の思い出となる楽しいひとときを過ごし、心温まる送別会となりました。

  

ざぶん展 出展

 陶芸教室で制作した本校幼児児童の作品が、今年も陶芸家 林香君先生主催の「ざぶんSDGs大賞展」(場所:栃木県子ども総合科学館)に出展されました。たくさんの人が足を止めて、カラフルな作品に見入っていました。

  

卒業おめでとう会

 2月24日(金)に幼小部の卒業おめでとう会を行いました。在校生は協力して、プレゼントや会場の飾りなどを作ったり、係活動の準備をしたりしてこの日を迎えました。

 ゲームでは在校生が順番にネックレス、花、ティアラ、ブローチを卒業生に手渡しました。卒業生は、手渡された飾りを身に着けて素敵に変身しました。

 卒業のお祝いとして、装飾したフォトフレームとメッセージ入りCDをプレゼントしました。

 幼児児童全員で楽しい時間を一緒に過ごし、良い思い出を作ることができました。

 

愛称応募しました

 昨年11月に校外学習Ⅱで行った「ベルテラシェ大谷」周辺に新設される施設の愛称募集があり、学級みんなで愛称を考えて応募しました。

 校外学習での楽しかった思い出を丁寧に振り返り、たくさんのワードを集めて『大谷ストーンウォークギャラリー』という、素敵な愛称を考えだしました。生徒一人一人の楽しい思い出が詰まった自信作です。生徒が主体となって、タブレットPCで宇都宮市のホームページのアンケートフォームから応募しました。

 一次審査に通れば、二次審査へと進み、市民投票が5月に行われるそうです。皆さんからの投票をよろしくお願いいたします。

 結果は、6月頃に宇都宮市のホームページや広報うつのみやで発表されるそうです。

 

創立記念日

 栃木県立盲学校は、2月10日に創立114周年を迎えました。今年はコロナ禍もあって全体での式典は行わず、沿革についての校長講話と校章についての説明の動画の視聴、校章の触察を各教室で行いました。

 校長講話では、明治42年(1909年)2月10日に下野盲唖学校と野州盲学校が一緒になってできた私立宇都宮盲唖学校設立の日が、本校の創立記念日になっていることや当時の校長である篠崎秀吉先生の写真の紹介、昭和14年に学校の名前が栃木県立盲学校に変更されて最初の校長である澤田正好先生がサウンドテーブルテニスを考案して今年で90年目をむかえること、学校が駒生町から福岡町に移転して50年目の節目であることなどの紹介がありました。

 触察した校章は、立体コピーの校章3種類、3Dプリンターで作成した校章、レーザーカッターで作成した木製の校章の合計5種類です。3Dプリンターとレーザーカッターで作成した立体的な校章は、日本大学工学部学生ものづくり団体、ロハスプロラボの皆さんとの共同研究で作成したものです。ロハスプロラボの皆さんからは幼児児童生徒の皆さんへのメッセージもいただきました。

 校章を触った皆さんからは、「3Dプリンターの模型は触ってわかるから面白い。」、「色があるともっとよくわかる。」、「10年以上学校にいて校章自体になじみがなかった。触るのはいい経験になった。」といった感想がありました。

     

  

第2回児童会総会

 2月20日(月)に第2回児童会総会を行いました。今年度の児童会行事や、児童会費の使い道について役員の児童から報告がありました。子どもたちはそれぞれ楽しかった活動について発表することができました。幼児児童全員で、リーダーとして児童会活動の司会や準備をした役員の児童に感謝の拍手を送りました。

JAとちぎ様より『とちあいか』と『トマト』の贈呈

 JAとちぎ様より今年もたくさんの苺とトマトを頂き、舎食と給食で提供しました。今年の苺は『とちあいか』という品種で、とても甘く幼児児童生徒は大喜びでした。

 甘酸っぱい苺と瑞々しいトマトで、体調の崩しやすい春先を乗り越えるビタミン補給ができました。

 JAとちぎ様、ありがとうございました。

城山地区防災訓練への参加

 2月12日(日)に城山地区の防災訓練が盛大に行われました。昨年3月に地域の一時避難場所となったご縁から本校にも案内状が届き、校長・教頭を含め4名の教職員が参加させていただきました。

 地区ごとに3班に分かれ、「消火体験」や「災害用特殊車両の見学」、「防災グッズの展示」、「避難所用パーテーション・エアーマットの設営」、「救急救命演習」など様々な体験ブースをめぐり、防災への知識を深めました。本校での防災教育にも生かせるアイディアと非常食がお土産となった有意義な一日でした。

エアーマットに空気を入れる教頭 簡易パーテーションの設営  パーテーションの中は快適⁉(下福岡町の自治会長様と校長)

立志の集い

 今年度14歳になる中学部2年生を祝って「立志の集い」を開催しました。一人一人が、家族への感謝の気持ちとこれからの目標を「決意の言葉」として発表することができました。

 校長先生から励ましの言葉(教頭代読)をいただいた後、栃木県知事からのメッセージが読み上げられました。また、生徒会からの記念品が贈られました。これからも一日一日を大切に、楽しく充実した学校生活を送ってほしいと思います。

 

下野新聞掲載について

   点字ブロック理解推進事業のポスターについて、2月16日(木)に下野新聞社の取材を受けました。そして翌日2月17日(金)の下野新聞の朝刊第3面の、談話室というコーナーに掲載されました。ポスターは毎年3月18日の「点字ブロックの日」に合わせて理解啓発のために、PTA活動の一環として作成しているものです。今年度は標語「命を守る 私たちが歩く 道しるべ」をPTA役員の方々がこれまで校内で応募のあったアイディアから考案し、宇都宮メディアアーツ専門学校の学生さんにデザイン画を描いていただきポスターを完成させました。新聞で紹介されたことで、点字ブロックの重要性を更に多くの方に知っていただく良い機会となりました。記事については上記のことに加え、「ブロックの上だけではなく脇を歩いて白杖で凹凸を頼る視覚障害者もいるので、自転車や看板でふさいでいないか、歩きスマホの不注意はないか、冷眼傍観なき社会に。」等が添えられています。以下に下野新聞のHP記事のURLをお知らせいたします。しばらくの間掲載予定ですので是非御覧ください。

https://www.shimotsuke.co.jp/articles/-/704600

給食週間

 2/6~10の給食週間に合わせて「食育講話」と「給食感謝の集い」を小学部、中学部、高等部普通科でそれぞれ実施しました。

 「食育講話」では学校栄養士から3大栄養素についての講話を聞きました。普段知らない学校給食の裏話も聞くことができ、児童生徒は興味津々でした。

 「給食感謝の集い」では学校栄養士と調理員さんあての手紙などを感謝の言葉とともに手渡しました。小学部ではコロナの影響でできなかった調理員さんとの対面での集いを3年ぶりに行うことができ、感動のあまり涙を流す調理員さんの姿も見られました。

 

 

第3学期保護者会

 2月13日(月)、第3学期の保護者会を実施しました。

 全体会では、保護者アンケート結果について、高等部生徒の作成した学校紹介動画視聴、WEBアンケートフォームの体験、学校ホームページの紹介などを行いました。保護者の皆様からは「学校の取組がよく分かった。」「ホームページがリニューアルされて、スマホでも見やすくなったので、もっと見ようと思った。」などの感想をいただきました。

 2校時・3校時の授業参観では、「久しぶりに授業の様子を見ることができてうれしかった。」「他学部の授業内容も参観できたので子どものこの先の学ぶイメージがついた。」などの感想をいただき、授業を観ていただくことの大切さを感じました。

 今後も、よりよい学校となるよう努力するとともに、ホームページの充実を図るなど、様々な情報を発信していきます。

高等部普通科 性に関する専門医等派遣事業

 2月9日(木)、宇都宮市内にある、かわつクリニック院長の河津剛先生を講師としてお招きし、高等部6名を対象とした性に関する専門医等派遣事業を行いました。「性教育講演」というテーマで、産婦人科の仕事、自分や異性の体の変化、妊娠・出産、性感染症、避妊の方法などの内容を話していただきました。河津先生の病院での実体験を交えたとてもリアルなお話に、生徒たちはとても興味をもって聞いていました。最後に河津先生から、自分の体をよく知り大切にすることや、自分の意志やプライドをしっかりもち後悔のない行動をすること、情報に惑わされないようにすること、家族に感謝をすることなどのメッセージをいただきました。生徒からは、「初めて聞く言葉などもあったが体のことがよく分かった。教わったことをこれからも意識して生活していきたい。」「病院の先生の話を聞けてとても勉強になった。」などの感想が聞かれました。

 

「アカリチョコレート」からのプレゼント

 鹿沼市にある「アカリチョコレート」オーナーショコラティエの上原晋様より、今年もチョコレートのプレゼントをいただきました。サクサクしたおいしいチョコレートで、味も「抹茶」「いちご」「キャラメルミルク」「カカオ豆入りビター」「マンゴーキャラメル」の5種類ありました。早速、小さな袋に小分けして配ると、教室からは「やったー!」という喜びの声が上がりました。

 上原様からいただいた手紙には、「たのしみながら味をみつけてください。」「みなさんに食べてもらえると、食品ロスがへらせるので、地球にやさしくみんながハッピーです。ありがとう。」など幼児児童生徒へのあたたかいお言葉がありました。バレンタインデー前のお忙しい中、御来校いただき、本当にありがとうございました。

東日本盲導犬協会への募金

 2月1日(水)に小学部の児童で東日本盲導犬協会に募金を届けに行きました。代表の児童は、「盲学校で集めた募金です。」と言いながら、職員の方にしっかりと手渡していました。

 盲導犬とふれあったり、実物大の盲導犬の模型を触らせてもらったりと、児童は募金だけでなく楽しく有意義な時間を過ごすことができました。新たにかわいいラブラドール子犬募金箱も校内に設置させていただくことになりました。

 今後も直接お届けに行ったり、校外に出かけた際に、盲導犬とふれあう機会があるのを楽しみにしています。

 

幼小部 豆まき集会

 1月30日(月)幼小部豆まき集会が行われました。

 陽ざしがあたたかい幼小玄関前で、節分、豆まきについてのお話を聞いた後、「鬼のパンツ」「豆まき」の歌を元気よく歌いました。

 「鬼が来たぞー。」という声とともに、3匹の鬼が、パンパンと金棒をはたく音をさせて向かってきました。幼小部のみんなは「おにはそと、ふくはうち」の掛け声をかけながら思いきり、鬼たちに向かって豆を投げました。鬼は「痛い、痛い。」といいながら逃げていきました。

 まもなく立春です。あたたかな春が待ち遠しいです。

 

高等部校外学習(栃木県立博物館)

 1月19日(木)高等部生徒6名で、栃木県立博物館に校外学習に行きました。博物館では、体験プログラムとして「昔を調べる~蓄音機~」に参加しました。実際に使われていたレコードや蓄音機に触れたり、音楽を聴いたりしました。レコードはCDよりもサイズが大きいのに音楽は2曲しか入っていないことや、蓄音機は音量を変えられないことなどを職員の方から説明していただき生徒は驚いていました。

 また、自分で臼に大豆を入れて臼を回し、つぶれたものを触ったり匂いを嗅いで、昔の人が固い食べ物などを工夫して食べるようにしてきた進化などを知りました。

 さらに、火縄銃や狸、狐、猿、熊、ニホンカモシカなどの毛皮にも触り、いろいろな感触を楽しみました。生徒たちの間では、ニホンカモシカの毛皮が一番気持ちいい感触だったようです。

 今回はコロナウイルス感染症対策を行いながら、久しぶりの公共の施設への外出で、生徒たちの笑顔の多いとても良い経験となりました。

栃木県立博物館の皆様、ありがとうございました。

        

舎内放送活動

寄宿舎では、1月からラジオ番組風の舎内放送活動を始めました。

舎生や職員からお便りを募集し、舎生会役員がそれに回答する番組です。

たくさんのお便りが寄せられ、回答も録音も舎生会役員が協力し合って行っています。録音中の、真剣な舎生会役員の表情を御覧ください。

  

12月26日(月)第3回育児学級実施報告

12月26日(月)に第3回育児学級を開催し、4組の親子が御参加くださいました。

育児学級に参加した子どもたちは、本校職員と季節の歌や楽器、リズム遊び、ふれあい遊びをしました。その後はおままごとやお店屋さんごっこを皆で一緒に楽しみました。

保護者の皆様は「触察の指導」についてアイマスクをしながら、食べ物や動物の模型を触る体験をし、その後は情報交換を行いました。

「触察を実際に行うことで、手の感覚の大切さがわかりました。」「ものの形、状態などの様々な情報を伝えてあげる、感じてもらうことの大切さを学びました。」「ほかの保護者の方と話せて参考になりました。」との御感想をいただきました。

 

栃木県立佐野東高等学校との交流

 12月20日(火)、佐野東高等学校との交流を行いました。昨年、一昨年は間接交流になっていたので、18名の生徒さんたちが盲学校に来校して直接交流するのは3年振りになります。午前中は、本校職員が図書館を含めた盲学校についての説明や鍼灸あん摩、生活の工夫についてのミニ講座を行いました。午後は、中学部と高等部に分かれてそれぞれ交流しました。

 中学部では、本校生は音楽発表、佐野東高生は読み聞かせを行いました。互いに学習の成果や練習を生かし見事な発表ができました。その後ボウリングやサウンドテーブルテニスで体を動かしたり、楽しく座談会をしたりして関係を深めました。

 高等部では、体育館で三つのグループに分かれてサウンドテーブルテニスを行いました。まずはお互いにボールを打ち合うところから、目隠しをして音を聞いてラリーをすることに慣れていきました。佐野東高等学校の皆さんも徐々にコツをつかんで、ラリーが続いているグループも見られました。競技終了後は同世代の友達と笑顔で会話する様子が見られました。

 佐野東高等学校の皆さん、ありがとうございました。

    

    

歩行研修

 冬季休業中に教職員の歩行研修を行いました。実施場所は、歩行指導カリキュラムの訓練地である鹿沼市の街中です。交通安全教室で、児童生徒が学習している内容を実際の交差点を使って歩行することを目的に研修を行いました。音響信号の活用や、車の発進音で信号が青に変わったことを判断して交差点を横断するなど、視覚障害者の歩行について学ぶ機会となりました。

第二回生活経験拡大外出

1月10日(火)小学部1名、中学部2名の寄宿舎生が、城山孝子号(デマンドタクシー)を利用して、福田屋百貨店鹿沼店に外出しました。初めてタクシーを利用した寄宿舎生もおり最初は緊張していましたが、運転手さんとのおしゃべりで緊張もほぐれ、お店に到着する頃には笑顔が見られました。お店では100円ショップや食品売り場でそれぞれ好きな物を購入し、支払いにもチャレンジしました。短い時間でしたが、とても有意義な時間となりました。

  

第2回チェロ教室

 12月19日と21日の二日間にわたり、幼稚部から専攻科までの幼児児童生徒がチェロ教室に参加しました。ボランティアの荒川育子先生によるチェロ演奏の鑑賞と演奏体験、合奏の3部構成で行いました。グノーの「アヴェ・マリア」や「マンボNo.5」などでは、津久井さんもコントラバスで演奏に加わりました。子どもたちは、低く太い音がするコントラバスにもとても興味をもち、演奏にじっと聴き入ったり、楽器や弦を触って大きさを感じたりしながら楽しんでいました。

 チェロの演奏体験では、荒川先生が一人一人に合わせて丁寧に御指導くださり、「指だけでなくお耳で合わせる」とアドバイスを受けた幼児児童生徒は、自分の耳で上手に合わせることができて、とても喜んでいました。

  

  

幼小部 陶芸教室

 今年度も陶芸家の林香君先生にお越しいただき、陶芸教室を行いました。

 8色の粘土から好きな色を選び、ねじったり丸めたりして、粘土を混ぜました。粘土を砂袋で叩いてならし、平たいお皿を作りました。

 今回は、色のイメージや、完成したお皿をイメージして、タイトルもつけました。「冬の夜」、「こおりのおさら」、「あまのがわ」など、素敵な言葉が子どもたちから出てきました。林先生から、「盲学校の子どもたちの発想は本当に素晴らしい。イメージを言語化できるところが、盲学校ですね。」とおっしゃっていただきました。

 どんなお皿が完成するのか、みんな心待ちにしています。

  

人権週間

 本校では毎年12月に人権学習週間を設定し、学習グループごとに人権学習を行うとともに、教職員人権研修を行っています。

 児童生徒はそれぞれの学習グループでの学習に加え、人権尊重の重要性を訴える標語を作成する活動にも取り組みました。

 教職員人権研修では、ICTを活用し、各自が法務省人権啓発動画を視聴し、Microsoft Forms やMicrosoft Teams を利用し、感想や意見を共有しました。小グループの研修では、視聴した動画の内容や「『誰か』のことじゃない。」というテーマについて、意見交換をして、学びを深めました。

教職員人権研修 小グループでの研修

 

幼小部 お楽しみ会

 12月19日(月)に体育館で幼小部のお楽しみ会がありました。

 踊れ・どれ・ドラ・ドラえもん音頭を踊っていると、サンタさんが楽しそうな子どもたちの様子にひかれてやってきました。

 ゲーム「サンタさんからのお願い」では、サンタさんから告げられたお題を一人一人の幼児・児童が達成していくものでした。「歌を歌ってください。」「早口言葉を言おう。」などのお題が出されましたが、どの子もサンタさんの話をよく聞いて達成することができました。

 サンタさんから褒めてもらい、プレゼントをうけとった子どもたちの表情は笑顔いっぱいでした。

 「あわてんぼうのサンタクロース」を歌ったり、写真撮影をしたりしてから、来年また会えることを楽しみにしてサンタさんを見送りました。とても賑やかで楽しいお楽しみ会でした。

中学部高等部普通科 薬物乱用防止教室

 12月15日(木)、薬物乱用防止教室が実施されました。講師は学校薬剤師の野山先生です。覚せい剤や大麻などの違法薬物、アルコールやたばこの健康への影響、病院で処方された薬や薬局で購入した薬の正しい飲み方についてお話を伺いました。出席した中学部生と高等部普通科生からは「大麻の葉っぱはギザギザなんだね」「悪い薬物は絶対飲まない」「薬をジュースで飲むのはよくない」などの感想が聞かれました。

   

消費者教育出前授業(高等部)

 12月9日(金)、栃木県消費生活センターの鈴木美恵子様を講師としてお招きし、高等部3名の生徒を対象とした消費者教育に関する出前講座を行いました。最初は緊張していた生徒たちも、講師からの質問に答えることで徐々にリラックスしていき、和やかな雰囲気の講座となりました。

ワンクリック詐欺にあった時には、金銭の請求画面が出ても契約したことにはならないので、焦って相手に連絡せずに落ち着いて対応し、無視すること、またこちらから連絡しないこと、お金を支払わないことが大切であることを学びました。また、「マルチ商法は、人間関係を利用して、そのつながりに付けこむ勧誘であり、解決が難しい問題である。対応策としては、きっぱり断る、その場を離れることが重要で、もしそのようなトラブルにあった時にはすぐに相談することが大切だ。」というお話がありました。

契約とは、お金を払った瞬間に成立するのではなく、お互いの考えを示し、一緒になったときに成り立ち、口約束でも契約は成り立つということに驚いた生徒もいました。過度に恐れることなく、正しい情報と正しい知識を身に付けて、ぜひ今後の生活に生かしていきたいという生徒の感想が印象的でした。

     

第3回避難訓練(火災)

 12月9日(金)、宇都宮市城山分署員様の立ち合いの下、学校の理科室から火災が発生したとの想定で避難訓練実施しました。火災発生の放送を受け、幼児・児童・生徒は教職員の指示に従い、慌てることなく、迅速かつ安全に避難することができました。日頃の避難訓練の成果を十分に発揮し、実践的な避難訓練となりました。

 

ALT定例訪問

 12月14日(水)に鹿沼高校より、外国語指導助手(ALT)のプレストン・チャールズ P先生が来校しました。

<幼小部>

〇グループA

 英語や日本語で質問や会話、歌を楽しみ、年齢や身長を表す数字を聞いたり言ったりもしました。カードゲームのUNO(ウノ)を一緒にプレイし、色や数字を英語で言いながら、楽しんで英語に触れました。

〇グループB

 英語で自己紹介をしました。次に英語で1~10までの数字を発音し、ボウリングゲームを楽しみました。チャールズ先生から「good job!」「very good!」「excellent!」などと英語でおほめの言葉をいただきました。

<中学部>

〇グループA

 名前や好きな曲について自己紹介をした後、チャールズ先生と一緒に“Memory Game”を楽しみました。4種類の果物を正しい発音で言えるようになりました。最後にチャールズ先生から一人一人にクリスマスカードが贈られ、生徒たちも「Thank you.」と嬉しそうに受け取っていました。

〇グループB

 好きなことやものについて自己紹介をした後、事前に考えたチャールズ先生への質問をしていきました。“What’s in the box? Quiz” では、チャールズ先生へヒントを求めたり、英語で答えを伝えたりと、ゲームを楽しみながら様々な表現や単語を学びました。

<高等部>

〇高等部普通科1年・2年1組、3年2組

 チャールズ先生に質問をしてもらいながら好きな食べ物や、好きな教科などについて自己紹介をした後、「曜日」や「天気」の単語を使った会話を楽しみました。今の季節にぴったりな「クリスマス」の話題では、日本とアメリカのクリスマス文化の違いに生徒たちの「Really!?」「Wow!」「えー!」と驚きの声がたくさん飛び交っていました。あっという間の1時間でしたが、多くの話題を通して英語での会話を楽しみました。

〇保健理療科1年・専攻科保健理療科1年・専攻科理療科1年

 簡単な自己紹介後に、サイコロトークを行いました。生徒1名がサイコロを振って選んだトピックについて英語で話し、聞いている生徒は相づちをうったり、質問したりして、会話を続けました。授業後にもチャールズ先生に質問をする生徒の姿が見られ、限られた時間でしたが、普段の学習の成果を存分に発揮していました。

   

 

寄宿舎 不審者対応避難訓練

11月28日(月)宇都宮中央警察署のスクールサポーター様来舎のもと、不審者対応避難訓練を行いました。職員は不審者を説得したり、刺股を使用したりして、対応の動きを確認しました。また、実際に警察への通報訓練も行いました。寄宿舎生は舎室の安全な場所に隠れ、職員の指示があるまで静かに待機していることができました。

訓練終了後に、スクールサポーター様から「舎生、職員とも高い意識で訓練することができていた。」と言葉をいただきました。

今回の訓練を生かし、今後もより一層寄宿舎の危機管理に努めていきたいと思います。

教職員研修 視覚障害者スポーツの理解「フロアバレーボール」

 視覚障害者スポーツへの理解の一環として、フロアバレーボール体験研修を行いました。ペアを作ってパスの練習を行った後、ゲーム形式での体験を行いました。初めて参加する教職員が多くおりましたが、実際のゲームを体験し、フロアバレーボールの理解に努めました。後衛から的確な指示が出されると、それを受けて前衛が素早く動いていました。前衛同士の激しいラリーが続くなど、短時間ではありましたが大いに盛り上がり、楽しみながらの研修となりました。そして、指示やボールの音を聞き分け、瞬時に動くことを求められるこの競技を教職員が行うことを通して視覚障害者スポーツを理解する一助となったのではないかと思います。

    

にじプロジェクト

舎生からの『みんなでうたいたい』という気持ちから始まった「にじプロジェクト」。

今年で2回目になります。1フレーズずつ歌って、1曲につなげた「切手のないおくりもの」(財津和夫 作詞・作曲)という作品で、舎生の心も繋がりました。

12月12日(月)に行われたクリスマスお楽しみ会で発表されました。

皆さんにも歌を届けたいと思います。

「切手のないおくりもの」(財津和夫作詞・作曲)

※説明と曲を合わせて4分49秒あります。

切手のないおくりもの.wav

  

クリスマスお楽しみ会

12月12日(月)、クリスマスお楽しみ会が行われました。

ビンゴゲームで盛り上がり、にじプロジェクトでほっこりして、最後にサンタさんからプレゼントをもらい、ケーキを食べました。みんな大喜びで、楽しいクリスマスお楽しみ会でした。

  

  

  

R4高等部普通科修学旅行

 11月16日(水)から18日(金)にかけての3日間、高等部の修学旅行が行われ、3年生3名が京都府を訪れました。

 1日目は、清水寺を見学しました。ちょうど紅葉の始まった時期で、多くの観光客でにぎわっていました。お守りを買ったり、ある生徒は音羽の滝の水を柄杓で掬ってお祈りしたりと、思い思いに楽しみました。そのあとの和菓子づくり体験では、柿やもみじの形をした練り切りづくりなどに挑戦しました。職人の方の丁寧なご説明で、どの生徒も楽しく取り組むことができたようです。

  

 

 2日目は、グループに分かれて活動しました。Aグループは京都鉄道博物館と京都水族館を訪れました。鉄道博物館ではSL乗車体験で本物の蒸気の音に触れたり、館内レストランで乗り物の形を模した食事を楽しんだりしました。また、水族館のオオサンショウウオの大きさに圧倒され、無数のクラゲやチンアナゴをじっくり観察しました。

  

 Bグループは、京都市内を移動しながら伏見稲荷、平等院鳳凰堂などの仏閣を訪問し、京都の歴史ある街並みを満喫しました。また、宇治川の水に実際に触れ、紫式部の時代から変わらない水の流れを感じました。

  

 3日目は、金閣寺で記念写真を撮影した後、売店で京都の味を堪能したり、マグカップや狐面などの絵付け体験に挑戦したりしました。

 

 天候にも恵まれ、学校生活の締めくくりにふさわしい、楽しく充実した修学旅行となりました。

 

第一回生活体験拡大外出

12月1日(木)高等部の寄宿舎生のうちの5名が、スクールバスを利用してJR宇都宮駅周辺に外出しました。学校での歩行訓練や寄宿舎生活で実践してきた公共の場でのマナー等の成果を活かして、駅周辺の散策や、日用品の買い物等、各自の目的をもって楽しみながら活動できました。開業前のLRTの試運転に遭遇したり、スクールバス乗車のマナーを楽しく実践したり、普段の寄宿舎生活では経験できない様々な経験を積むことができました。

  

小学部 城山西小学校との交流(オンライン交流)

 11月28日(月)に、城山西小学校と交流を実施しました。盲学校を会場としたゲームオリエンテーリング交流の準備をしてきましたが、新型コロナウイルス感染症の状況を考慮し、オンラインでの実施となりました。

 両校児童は、映像と音声がつながると、手を振ったり挨拶をしたりと、和やかな雰囲気で交流がスタートしました。盲学校児童から一人一問の音あてクイズを出題すると、城山西小学校児童は友達と楽しそうに相談しながら答えていました。児童からは、「友達の声が聞けて楽しかった。」「3年ぶりに交流できて良かった。」との感想が聞かれました。

 直接会うことはできませんでしたが、映像や音声を通して友達を感じることができ、笑顔あふれる交流となりました。

中学部 校外学習Ⅱ

 スクールバスを使用し、学校から10分ほどの場所にある、大谷石で有名な大谷へ行ってきました。

 平和観音の前で記念撮影をし、周辺を散策しました。平和観音の階段を上った生徒は、下で待っていた先生の声を聞いて、高さを実感できたようでした。

 

  

 

 昨年オープンした「ベルテラシェ大谷」へ移動し、体験館で大谷石を使ったクラフトつくりをしました。イメージを言葉にしながら、素敵な作品になりました。

 

 ベルテラシェ大谷内のフードコートで食事をした後、スクールバスでJR宇都宮駅へ移動しました。最近オープンした「ウツノミヤテラス」や餃子像などを見学してきました。券売機を使って切符を買うこともできました。そして、JR日光線の揺れを感じながら鹿沼駅へ。鹿沼駅では、白杖を使って線路からホームまでの高さを調べる生徒もいました。

 

 日帰りでしたが、盛りだくさんの校外学習でした。

城山中学校との交流(中学部)

 

 11月10日(木)、城山中学校との交流を行いました。新型コロナウイルス感染症の影響で、この2年間は中止になったり間接交流となったりしましたが、今年度は城山中学校を会場とし、直接交流を実施することができました。今回は体育の授業でのサウンドテーブルテニス(以下STT)交流を行いました。

 最初に4つのグループに分かれて互いに自己紹介をした後、本校生徒代表がSTTの由来等の紹介をしました。STT交流では、各グループで、アイマスクやアイシェードを装着して試合や打ち合い体験を行いました。グループごとの感想発表では、久々に直接交流ができて楽しかったという感想がたくさん出ました。また、城山中学校の生徒たちからは、STTを初めて体験して楽しかった、見えないことが不安だった、盲学校の生徒が上手で驚いた、などの感想も出ました。

 次年度以降も、交流を通して、互いに理解し合い、同年代の友達との関わりを深める機会とできればと思います。

 城山中学校の皆さん、ありがとうございました。

       

     

          

令和4(2022)年度第51回関東地区盲学校陸上競技大会

 11月11日(金)、神奈川県横浜市三ツ沢公園競技場で行われた陸上競技大会に、高等部普通科生徒2名が出場しました。県外での大会、かつ生徒たちにとって初めての複数人が出場するレースということで、やや緊張した様子も見られましたが、秋らしい穏やかな晴天の下、堂々とした走りでフィニッシュすることができました。

 レース結果は以下の通りです。

高等部普通科3年 五十嵐琉音 女子100m(区分2)6組2着 17.11

高等部普通科3年 木村 水咲 女子50m (区分2)     2着 19.03

     

高等部クラブ活動

11/7(月)、高等部舎生企画のクラブ活動「楽しい高等部クラブ活動」が行われました。

高等部生6人が考えたクイズを放送で聞き、舎生一人ひとりが全問正解をめざしました。中学部生のYさんは、「クイズは難しかったけど、楽しかった!」と笑顔で答えていました。

   

  

国際医療福祉大学 視覚リハビリテーション実習受け入れ

 11月9日(水)、国際医療福祉大学で視能訓練士を目指している大学生52名が来校し、本校で視覚リハビリテーション実習を行いました。

 学生のみなさんは4グループに分かれ、サウンドテーブルテニスの体験をしたり、理療科、点字図書や拡大本、視覚障害に特化したICT機器についての説明を聞いたりしました。

 メモを取りながら真剣に実習に参加していた学生のみなさんの今後の御活躍を期待しています。

サウンドテーブルテニス

点字図書、拡大本(図書館)

ICT機器等

城山地区文化祭に参加しました

 11月5日(土)~11月6日(日)の2日間、城山地区の文化祭が開催されました。昨年は作品展のみの開催でしたが、6日には2年ぶりとなる保健理療科・専攻科生徒によるマッサージコーナーも開設され、朝から整理券を求めるお客様で賑わいました。にこやかに会話を楽しみながらのマッサージは、地域の方々に大好評でした。同じテント内では、盲学校の教材の展示や点字体験も行いました。

 市民センター内の作品展にも、多くの方が足を運ばれ、盲学校の児童生徒のデザイン画や造形などの作品に関心を寄せてくださいました。城山地区の一員として、盲学校を今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

理療科によるマッサージ

    理療科によるマッサージ

作品展の盲学校コーナー

    作品展の盲学校コーナー

鹿沼東高等学校JRC部から「手作りパズル」のプレゼント

 高校の学校祭で「白杖体験」を実施するため、夏休み中に本校に来校して白杖の使用方法などを学んで帰った鹿沼東高等学校JRC部のみなさんが、大中小3種類の「手作りパズル」を手に再び来校してくださいました。

 「盲学校のみなさんが、安全に触って楽しめるように工夫したパズルです。段ボールやマスキングテープでできています。はっきりした色を使って見やすくなるようにしました。」とのことで、パズルの枠にホットボンド(熱で溶けるタイプの接着剤)を使って点字を記したものもありました。古賀志祭の展示の一つとして飾らせていただいた後に、みんなで使わせていただこうと思います。

ちょっとしたきっかけからご縁がつながり、うれしいプレゼントをいただくことができました。ありがとうございます。

鹿沼東高校JRC部のみなさん

    鹿沼東高校JRC部のみなさん

いただいたパズル(枠に点字付)

     いただいたパズル(枠に点字付)

高等部校外学習(梨狩り)

 10月28日(金)高等部生徒5名が、梨狩りに行きました。秋晴れの中、学校から5分ほど歩いた所にある梨園で体験させてもらいました。梨園の方に、梨の種類や取り方のコツを聞き、収穫に臨みました。顔と同じくらい大きいサイズの梨に驚きながら、くるりとひねると、簡単に採ることができました。袋がぱんぱんになるほど大きな梨を収穫させていただきました。収穫後は、生徒同士でなしの大きさや色比べをしながら大盛り上がりでした。

 今回はコロナ禍により、遠くへ移動せず、同じ地域にある施設を利用したり、梨園の方々と交流を深めたりする学習となりました。今後も様々な場面で地域の皆様の協力をいただきながら、地域を理解し活用する学習を行っていきたいと思います。

  

第45回全国盲学生点字競技大会

 11月1日、石川倉次考案の点字が採用され、日本語の点字表記が決まった「点字制定の日」に、全国の盲学校、視覚特別支援学校で一斉に点字競技大会が実施されました。本校では、中学部2名、高等部2名の生徒が代表として参加しました。

 2年に1度のこの大会に、代表選手は、校内点字競技会以上の緊張感と高揚感をもって各競技に取り組みました。この後、主管校の岩手県立盛岡視覚支援学校にて採点され、12月中には、上位入賞者が発表されるとともに、学校賞、学部賞、個人賞がそれぞれ3位まで授与される予定です。

第2回避難訓練(竜巻)

 9月22日(木)、学校の南西方向から竜巻が接近してくることを想定した避難訓練を実施しました。

 訓練の時間帯は授業中でしたが、それぞれの場所で最も安全と思われる場所を探し、カーテンを閉めたり、ヘルメットをかぶったり、机の下にもぐったり、器具庫に隠れたり、最大限の身を守る行動をとることができました。事前学習で学んだことを実践し、全員が教師の指示に従って落ち着いて避難することができました。

 

さすまた訓練(児童生徒指導部)

 10月21日(金)、宇都宮中央警察署より小原澤様、落合様の御両名をお招きして、さすまた訓練を実施しました。講話では、不審者の早期発見、早期対応、早期抑止・制圧の重要性について実話を交えて説明していただき、実技ではさすまたの扱い方について指導していただきました。御講話の後も教職員はさすまたを手に、その持ち方や構え方などについて復習しながら、いざというときの対応について話し合いました。今後とも安心安全な学校作りに努めて参ります。

 

お国のことばでラジオ体操

7月から寄宿舎では、元気よく目覚めて学校に行けるよう朝食前に「ラジオ体操」を行っています。飽きずに楽しく続けるためにラジオ体操カードを用意し、体操のCDは「鹿児島弁」や「大阪弁」などの『ご当地版』を日替わりでかけています。どれがかかるかはCDをかける舎生会役員にお任せなので、寄宿舎生はもちろん職員も「今日はどこの言葉かな?」と楽しみにしながら続けています。

  

中学部 校外宿泊学習

 9月28日(水)から29日(木)にかけて、校外宿泊学習に行きました。前日まで降り続いていた雨も止み、2日間、秋晴れの那須高原を満喫してきました。

 1日目は、午前中に殺生石を見学し、午後には那須ロープウェイに乗車し、標高1684mの山頂駅周辺を散策しました。殺生石では、硫化水素の独特の臭いを感じながら木道を歩きました。ロープウェイでは、山頂駅に着くと気温が13.5℃まで下がっていて山のヒンヤリとした空気を肌で感じたり、ゴツゴツした岩場を足裏で感じたりすることができました。

 なす高原自然の家では、自分たちでベッドメイクをしたり部屋の掃除をしたりしました。2日目の創作活動では、どんぐりや松ぼっくりなどの材料を自由に組み合わせて「壁掛け作り」に挑戦しました。

 日頃の学校生活では経験できないことをたくさん経験し、とても充実した2日間になりました。

  

  

10月5日(水)交通安全教室について

 

 10月5日(水)に、交通安全教室を実施しました。幼小部は、事前に①手を挙げて、②音響信号の音に向かって、③渡りきるまで集中して、という視覚に障害があるお子さんに適した渡り方を学習し、校内の模擬横断歩道で実践してみました。中・高等部は残念ながら雨天のため体育館での実施になりましたが、模擬交差点で横断の体験をしました。音響信号の音を聞いて渡ったり、交差点を往来する車の音を利用して渡ったりする体験を通して、交差点の安全な渡り方を学習しました。

  

 

 

学校紹介スライド作成

 交流相手校の皆さんに本校の魅力を紹介しようと、高等部普通科1年1組の生徒が学校紹介のスライドを作成しました。内容を考えたり、写真を撮影したり、ナレーションを録音したりと、GIGAタブレット端末や生徒個人所有のiPadを活用して、スライドを完成させました。ぜひ御覧ください。

https://www.tochigi-edu.ed.jp/mogakko/nc3/videos/videos/view/206/de713b667aa05644cf006694e16f9b2d?frame_id=231&page_id=12

※交流相手校にデータを届けて、見ていただくという前提で作成したので、スライドの最後に本校ホームページのQRコードを紹介しています。

「秋祭り」

10月3日(月)の放課後、寄宿舎で「秋祭り」を行いました。この秋祭りは、例年7月に行われる「納涼祭」に代わるもので、感染症対策に配慮した行事の持ち方を十分検討し、寄宿舎生と寄宿舎関係職員でアットホームに実施することにしました。当日を迎えるまでは、舎生会役員を中心に飾り付け制作や踊りの練習などの準備を行ってきました。そのかいあって、秋祭り当日は、箱積みゲームや日光和楽踊りなどで大いに盛り上がることができました 。

                                   

「あけぼの会(寄宿舎生、保護者・保証人の会)奉仕作業」

10月3日(月)8時50分から「あけぼの会の奉仕作業」を多くの保護者様に参加していただき実施いたしました。最初に小さな虫の死がいが残ってしまう寄宿舎の廊下の窓枠清掃を行いました。とてもきれいになり、気持ちよく生活できるようになりました。その後は同日に行われる「秋祭り」の会場飾り付けをお手伝いいただきました。参加していただいたあけぼの会会員の皆様のお力で、清潔かつ華やかな雰囲気で「秋祭り」を開催することができました。ありがとうございました。

      

中学部木工教室

 学校支援ボランティアの梅宮信一様を講師にお招きして、今年も木工教室を実施しました。

 今回は、小鳥の巣箱を制作しました。最初に梅宮様が作った巣箱を触って形や板の様子を確認しました。その後、梅宮様が加工してくださった板を組み合わせて釘を打ち、蝶番を使って上から開けるという工程でした。このように書くと簡単に感じてしまいますが、生徒たちは梅宮様からいろいろなアドバイスを受け、1時間半ほど集中して制作に取り組んでいました。家の庭に吊そうかな?、教室前の木に吊そうかな?、巣箱ではなく部屋で使うかな?など、使い方を考えるのも楽しい時間になりました。

 木の香りや感触を存分に感じ、新鮮な気持ちになれる時間でした。梅宮様ありがとうございました。

  

「みんなで楽しく都道府県1周プロジェクト」

 スポーツの秋、無理なく楽しく体を動かすために「みんなで楽しく都道府県1周プロジェクト」が本格的に行われています。「みんなで楽しく都道府県1周プロジェクト」とは下校後それぞれのペースで校庭を1~3周ほどウォーキングするプロジェクトです。流行りの音楽に合わせて、付き添いの指導員と学校での出来事を話しながら、楽しく歩いています。3周歩くごとに1枚シールを受け取り日本地図に貼ります。寄宿舎生みんなで励まし合って全都道府県を1周する日も近いです。

 

小学部 校外学習(遠足)

 9月26日(月)、とちのきファミリーランドに小学部全員で遠足に行きました。始めに全員で豆汽車に乗りました。青空の下、気持ちのよい風や音などを楽しみました。その後は、グループに分かれ、友達と相談して決めた乗り物に乗りました。天気にも恵まれ、友達や先生と楽しい時間を過ごすことができました。

   

幼稚部 交流保育

 9月21日(水)に宇大附属幼稚園との交流保育を実施しました。盲学校にある、鈴入りのボールを持参し、ボールの特徴や遊び方を紹介して、みんなで円になり転がして遊びました。たくさんの人数で行うボール転がしは、いつ自分の所に転がってくるか分からないドキドキ感があり、とても盛り上がりました。

 その後、附属幼稚園のホールで遊んだ後に、最後は全員で「トンボのめがね」の歌と合奏を行いました。好きな楽器を選び、楽しく演奏することができました。短い時間でしたが、充実した交流保育となりました。

 

卒業生の話を聞く会

 高等部普通科1年1組では、本校高等部普通科卒業生1名をお招きして、卒業生の話を聞く会を実施しました。情報機器の活用や大学での生活など、自身の経験を交えて話していただきました。学業だけでなく余暇や趣味も全力で楽しんでいる様子に、生徒たちは自ら行動することの大切さに気付いたようです。職業や自己の進路について考える貴重な機会となりました。

 

キャリア教育職員研修

 9月21日(水)に栃木県総合教育センターの田上岳副主幹をお招きし、全教職員を対象に「キャリア教育の充実に向けて」というテーマで御講話いただきました。

 前半は、キャリア教育の基礎について、キャリア教育の歴史、背景、定義や目標等を学習指導要領の内容や各教育活動に関連付けながら、丁寧に説明していただきました。

 後半はキャリア教育の実践について、具体的な教育活動の実践事例を挙げながら説明して頂きました。それを受け、各学部がすでに行っている教育活動をキャリア教育の視点から振り返り、「キャリア教育の宝」の洗い出しをグループディスカッション形式で実施しました。各グループが教育実践事例について積極的に討論し、洗い出した内容を参加者全員で共有しました。

 本研修で学んだことを踏まえ、この後も、グループ協議や授業実践に向けた計画等を予定しています。キャリア教育の視点を生かした授業について、全教員の共通理解を図り、今後の教育活動に生かして参りたいと思います。

 

移動博物館

北海道の千歳化石会会長である古野竹志様が来校され、移動博物館が開かれました。古野様はボランティアで、北海道から自家用車に化石を積んで、全国の盲学校などを訪問されています。

北海道各地で採取されたアンモナイトの化石を中心に展示されました。アンモナイトのぬいぐるみ「ユーボ君」を使って、アンモナイトが生きていたときの様子の説明があり、理解を深める機会となりました。

一般の博物館では触ることが難しいですが、じっくりと触って形や巻きの方向などを確かめられる大変貴重な時間でした。

 

 

パラリンピック競泳木村敬一選手との交流会

 パラリンピック競泳金メダリストの木村敬一選手との交流会がオンラインで行われました。本校は、三か所に分かれて、小学部、中学部、高等部普通科、高等部専攻科の児童生徒が参加しました。

 木村選手の講演では、幼少期の水泳との出会いから東京パラリンピックで金メダルを獲得するまでの道のりについて、児童生徒一人一人の心に響くとても分かりやすい言葉でお話いただきました。児童生徒は、木村選手の言葉にとても真剣な表情で耳を傾けていました。また、講演の最後では、木村選手から児童生徒に向けて、「何かひとつ夢中になってやってみよう」、「チャレンジする気持ちをもとう」の二つの熱いメッセージがありました。

 本校代表の生徒からの「視覚障害者のスポーツは、サウンドテーブルテニス(以下STT)やゴールボールをはじめたくさんありますが、その中でなぜ水泳を選んだのですか。」という質問には、「STTやゴールボールもやったことはありますが、ボールを扱うスポーツは苦手で、STTではボールを天井の方に飛ばしてしまったことがあります。」とユーモアを交えた御回答がありました。

 予定された1時間があっという間に終わってしまうとても実りのある交流会となりました。また、普段は一緒に学習することのあまりない縦割りの集団での学習となり、児童生徒のキャリア形成の点からも有意義な時間を過ごすことができました。

スクリーンに映る木村選手に注目する児童生徒の写真

鹿沼東高等学校JRC部の「白杖体験」企画

 夏休み中のある日、鹿沼東高等学校から「本校のJRC部が9月の学校祭で『白杖体験』を企画したので、点字ブロックと白杖を借用したい」との連絡がありました。せっかくの機会ですので、本校で歩行訓練士の資格をもつ先生方が白杖の使い方や点字ブロックの歩き方などについてレクチャーを行うことになりました。来校したJRC部代表の生徒3名は、メモを取りながら説明に熱心に耳を傾け、実際に体験もしながら学校祭当日にどのように体験を行ったらよいか考えていました。

 鹿沼東高等学校の学校祭(東陵祭)は、9月2日、3日に一般公開なしで盛況に行われたとのことです。JRC部企画の白杖体験が視覚障害者への理解を深めるきっかけとなりますことを願っております。

 

  折りたたみ式の白杖をたたむ東校生   点字ブロックを歩く練習

折りたたみ式の白杖をたたむ東校生 点字ブロックを歩く練習

タンデム自転車の寄贈式

盲学校にタンデム自転車1台が贈られました。

自転車まちづくり研究会代表である 須藤 敦司 様 が個人で大切に所有されていたタンデム自転車を栃木県に寄贈し、それを今回、本校が頂くこととなりました。

9月7日(水)に寄贈式が県庁特別会議室で開催され、福田知事から須藤様に感謝状が送られました。

この寄贈式には、本校から伊藤校長、石井高等部主事、そして幼児児童生徒を代表して、高等部1年 山口 和真 さん が出席しました。

また、今回の寄贈に当たり、タンデム自転車のフルメンテナンスに携わった宇都宮ブリッツェンサイクルスポーツマネジメント株式会社代表取締役である 柿沼 章 様 も同席されました。

福田知事が会場の特別会議室に御登場の際には、出席者一同緊張した様子でしたが、福田知事からタンデム自転車に関する幾つかの話題が投げ掛けられ、出席した各々からそれに対する受け答えが行われるうちに、会場は和やかな雰囲気に包まれていきました。

福田知事から山口さんへ、タンデム自転車に乗ることを通してどんなことを期待したいかという御質問がありました。山口さんは、「タンデム自転車に乗って、風を切って走る爽快感を是非味わってみたいです。」とはきはきと答えていました。

また、須藤様からは、学校側に対して「タンデム自転車は普通の自転車と違った特徴があります。どうか、学校の皆さんでタンデム自転車に実際に触ってみて確かめてみてください。」というお言葉がありました。

今後、タンデム自転車の学校での活用方法について考えていきたいと思います。

なお、この寄贈式の様子は当日のとちぎテレビと翌日の下野新聞で紹介されました。

 

8月4日(木)夏季研修

 8月4日(木)に夏季研修を開催し、県内で視覚障害児童生徒に関わっている16施設24名の方が御参加くださいました。

今回は、新型コロナウイルス感染症対策のため、Zoomを用いた初のオンライン開催となりました。午前中の前半は見えにくさへの理解と支援に関する講話を行い、後半は見えにくさに配慮した教材教具、視覚補助具、ICT機器等を紹介するワークショップを行いました。午後はZoomのブレイクアウトルーム機能を用いて、就学前、小学校、特別支援学校の3グループに分かれて情報交換会を行いました。各グループ、担当の幼児・児童への関わり方や指導法について積極的に意見を交換しました。

参加者からは「様々な教材教具が充実していると感じた。」「zoomの研修であればより多くの職員が参加できるので良いと思う。」「悩みや困難さを共有し、相談できて良かった。」「講話やワークショップで学んだことを今後の指導に生かしたい。」といった御意見・御感想をいただきました。

いただいた御意見等を踏まえ、今後もより充実した研修会を企画して参りたいと思います。

 ご参加くださった先生方、ありがとうございました。

 

夏季研修会開催方法変更のお知らせ

 8月4日(木)に予定しております夏季研修会ですが、新型コロナウィルス感染症の感染状況を鑑み、安全面を考慮しオンライン開催といたします。参加される皆様には開催間際の御連絡となり申し訳ありません。つきましては、実施要項及び講話資料についてPDFファイルを以下よりダウンロードして御活用ください。なお、ミーティングID及びパスコード、接続テストにつきましては各所属宛てに8月1日頃までにファックスいたしますので御確認下さい。

 実施要項 オンライン用.pdf

 夏季研修講話資料(文字大).pdf

 夏季研修講話資料(文字小).pdf

 

寄宿舎 総合避難訓練

 6月27日、宇都宮市西消防署城山分署の署員様来舎のもと、地震及び調理室出火想定の避難訓練を行いました。緊急地震速報の音がすると、舎生一人ひとりが、自ら身を守る行動をとることができました。また、火災想定の避難訓練では、出火場所や避難経路の放送をよく聞き、職員の指示に従って、安全に避難することができました。終了後、署員様から「落ち着いて行動できていた。今後もこれを継続してほしい。」とお褒めの言葉をいただきました。今後も、防災・防犯について常日頃から意識して過ごせるよう、定期的に避難訓練や不審者対応訓練などを実施していく予定です。          

              

 

第2回育児学級

 7月22日(金)に第2回育児学級を開催し、6組の親子の御参加がありました。

 今回は、保護者の方々向けに視覚障害の当事者である本校教員から、自身の子供時代の体験談をお伝えしました。積極的に身の回りの物に触れ、音を聞き、匂いを嗅ぎ、実体験を大切にして育てられたことが、その後の人生の可能性を大きく広げてくれたということを、たくさんのエピソードを交えて紹介しました。視覚以外の感覚を使うことや、親が様々な体験をさせるチャンスを作ることなど、参加者の皆様が今後の子育てに取り入れたいと思っていただけるポイントがあったようです。質問もたくさんあり、充実した1時間となりました。

 子供たちは別室にて本校職員やお友達と一緒に過ごしました。3~5歳の初めて会うお友達同士で自己紹介をした後は、歌や楽器を使った活動、トランポリンなど体を使う遊び、人形遊び、ままごと遊びなどをしました。いろいろな触感、音、体への刺激など視覚以外の感覚も使って、活発に楽しく活動しました。

 

 第3回は12月に予定しています。近くなりましたら、改めてお知らせいたします。

 

第1学期終業式・表彰式

 令和4年度の第1学期終業式を迎えました。暑さ対策とコロナウイルス感染症対策を兼ねて、職員室からの放送を各教室で聞く形での実施となりました。

 校長先生からは、幼小中高のみなさんが力を合わせて作成した「いちご一会とちぎ大会」のための歓迎応援メッセージカードのお話やおすすめの本の紹介などがありました。楽しい夏休みの始まりです。

 

 終業式の後には表彰式がありました。表彰される児童生徒の名前や表彰内容を放送で全校に紹介した後に、校長室で授賞式が行われました。

 今回は、第22回全国障害者スポーツ大会「いちご一会とちぎ大会」リハーサル大会と校内点字競技会関係の表彰でした。表彰を受ける児童生徒は少し緊張した面持ちでいすに座り、一人一人前に出て賞状やメダルを受け取っていました。「おめでとうございます!」の拍手と「これからも頑張ってください。」という激励の言葉が贈られ、誇らしげな表情で校長室を後にしました。

 みなさんのこれから益々の御活躍をお祈りしています。

 

 

校内放送を使っての終業式となりました

 

表彰式を緊張した面持ちで待っています 

一人ずつ賞状を受け取りました

東日本盲導犬協会様からの感謝状

 設立当時から深い関わりのあるという東日本盲導犬協会様は、敷地が隣接していることもあり、日頃から本校の教育活動に御協力をいただいております。このような御縁もあり、この春に東日本盲導犬協会様が立ち上げたクラウドファンディング「盲導犬の健康を維持するために古くなったキュービクルを更新したい」の趣旨に本校教職員一同で賛同し、僅かながら寄付をさせていただきました。

 この度、目標額500万円を見事達成されたとのことで、本校にも感謝状を御持参くださいました。目標達成、本当におめでとうございます。

 今年度から本校生の作った「点字コースター」を定期的にお届けするという連携も始まりました。職員の方が使っている点字コースターを見たお客様が、「素敵ですね。」と声を掛けてくださったといううれしいお話も伺いました。今後も何かと身近なお付き合いを重ねながら、連携を深めていければと思っております。

   

ALT訪問

 7月15日に鹿沼高校より、外国語指導助手(ALT)のプレストン・チャールズ P先生が来校しました。

  〈幼稚部、小学部〉

 幼稚部、小学部は2つのグループに分かれて学習しました。

 グループAでは、自己紹介の後、ボウリングゲームで1~10までの数を英語で言う学習をしました。ボールを転がす方向を知らせるALTの声を子ども達は真剣に聞いていました。倒れたピンの数を一緒に英語で数え、楽しく学習できました。

 グループBでは「はらぺこあおむし」の読み聞かせや、「Simon Says(サイモンセッズ)」のゲームをしました。体のパーツを触る指示や「歩いて!」の指示を英語で聞き、素早く反応できるようになっていました。

〈中学部〉

 グループCでは歌「♪Head,Shoulders,Knees,And Toes」で、徐々に速くなるテンポにも負けずに素早く体を動かすことができました。最後はみんなで「See you!」と元気よく挨拶をしました。

 グループDでは、はじめに好きなこと、得意なことを含めた自己紹介や、ALTへの質問を英語で伝え、共通の話題に会話が弾みました。「Watermelon split game(スイカ割りゲーム)」では、集中して指示を聞き、全員がスイカ(ビーチボール)に棒を当てることができました。生徒からも「ネイティブスピーカーと英語を話す機会がないのでとても楽しかった」との感想が聞かれました。

 〈高等部〉

 自己紹介に加えて、ALTの出身地やおすすめの食べ物について写真を交えて紹介していただきました。生徒が披露したプレゼンテーションMy Favorite Thingは、愛猫の写真や臨場感あるSL走行音も使用したので、活発なやりとりができました。

  

チェロ教室

 7月11日と13日の二日間にわたり、幼稚部から専攻科までの幼児児童生徒がチェロ教室に参加しました。ボランティアの荒川育子先生によるチェロ演奏の鑑賞と演奏体験、合奏の3部構成で行いました。バッハの「無伴奏チェロ組曲」からポップス、「夏の思い出」まで幅広いレパートリーがチェロで演奏されると、子どもたちはじっと聴き入ったり、体を揺らしたりしながら楽しむ様子が見られました。演奏体験では一人一人に合わせて御指導をしていただき、合奏が成功すると、「できた!」と目を輝かせていました。

  

夏季研修会参加希望者追加募集のお知らせ

 8月4日(木)に予定しております、夏季研修会にたくさんの申し込みをいただきまして誠にありがとうございました。当初の御案内では、各校最大2名まででお願いしておりましたが、若干名余裕がありますので、追加募集の御案内をいたします。参加希望の方は、電話(028-652-2331)で北山または神山宛に夏季研修会への参加希望を御連絡ください。

なお、30名に達した時点で追加募集の締切りとさせていただきますので御了承ください。どうぞよろしくお願いいたします。

 

 

社会福祉法人藹藹会様との交流

 長年続いている藹藹会様との交流会を行いました。
コロナウィルス感染症の状況から、一緒に活動することはできませんでしたが、一部の利用者の方と職員の方が来校され、七夕飾りと利用者が演奏された音楽のDVDを持ってきてくださいました。高等部生の作業学習の見学では、お互いの自己紹介をしたり、消毒用の布を切る様子を見た利用者の方から質問を受けたりして、交流を楽しみました。「布を数えるのは難しいですか?」と尋ねられると、布の厚さや感触等により、重なってしまうため「1枚ずつ丁寧に確認しながらやっています。」と答えていました。
 すてきな飾りを付けた大きな笹は、中高等部棟の階段に飾られ、「平和な日常が早く戻ってきますように」というみんなの願いを空に届けてくれています。
藹藹会の皆様ありがとうございました。

 

  

小学部1・2・3年校外学習

 7月6日に、前日から宿泊している4・5年生に合流して、1・2・3年生が川遊びに行ってきました。
 初めて、川に入る児童も多く、始めは緊張していた子どもたちでしたが、徐々に川の水に慣れ、気持ちよさそうに笑顔で活動できました。ライフジャケットに身を任せ、プカプカと浮きながら流されるのを楽しむ児童もいました。自然の中で、貴重な体験をすることができました。昼食は、手作り弁当をおいしく食べました。午後は、森のアスレチックで友達と楽しく遊びました。次回、わくわくネイチャーランドに行くのが楽しみになりました。

 

   

小学部4・5年校外宿泊学習

 7月5日~6日に、鹿沼市自然体験交流センター(わくわくネーチャーランド)に行ってきました。
 1日目は川遊びや非常食体験、音探しハイク、キャンドルファイヤーを行いました。川遊びは、勢いある川の流れを楽しみました。児童は川の水の冷たさを感じながら、生き生きと活動していました。非常食体験では、飯ごうでお米を炊き、好きなレトルトカレーをかけて、おいしくいただきました。自分で準備して、屋外で食べるご飯は格別なようでした。キャンドルファイヤーでは淡い光の中でしっとりとした雰囲気を味わいながら、児童おすすめの曲を流したり、1日の思い出を発表したりしました。
 2日目は、キーホルダー作りをしました。木の実で飾ったり、好きなイラストを描いたりと素敵な作品ができました。外にある森のアスレチックでたくさん体を動かしました。
 2日間共、天候が心配でしたが、子どもたちの元気なパワーのおかげで、雨も降らずに、屋外の活動を楽しむことができました。普段はできない体験をすることで、子どもたちにとって、忘れられない思い出がたくさんできました。センターの方々には大変お世話になりました。ありがとうございました。

 

     

 

 

七夕集会

 七夕集会を行いました。子どもたちは、集会に向けて輪飾りや、吹き流し、三角や四角の色紙を組み合わせた飾りなどを作ったり、織り姫様や彦星様にお願いしたいことを考えて、短冊に思いを書いたりしました。集会では一人ずつ、元気よくお願い事を発表しました。笹竹は、今週中は幼小玄関に飾られていますのでご覧ください。皆さんの願い事がかなうといいですね。

 

夏休みの課題図書(音訳ボランティア「かっこう」様来校)

 本校が長年おつき合いいただいている音訳ボランティアグループ「かっこう」様は、毎年7月になると夏休みの課題図書のデイジー版を作成して届けに来てくださいます。「かっこう」様がデイジー図書を作成するようになって今年でちょうど10年目だそうです。グループのメンバーが集まって課題図書の担当者を決め、ご自宅でそれぞれが音訳の作業をされ、完成したデイジー図書をお届けいただき、学校の再生機で正しく再生できるかを確認するという手順のなかで、メンバーお一人お一人がいろいろと考え、様々な工夫をしてくださっています。
 写真や絵で描かれている情報をどのように音訳するか(または省くか)は、「やり方が一つでないだけに難しい」そうですが、音訳を通して「普段自分では読まない本に触れられるのは楽しい」との声も聞かせていただきました。
 本校生が読書に親しめるようにと手間暇掛けて作っていただいたデイジー図書を大事に活用させていただきます。


ただ今 再生確認中


パソコンでの作業も


お届けいただいたデイジー図書

LED懐中電灯の寄贈

 6月下旬に城山地区連合自治会防災会の関係者の皆様が本校に集まり、「災害時における避難場所に関する協定書」についての確認が行われました。それからちょうど1週間後、協定関係にある下福岡自治会長の田中様が来校され、懐中電灯とランタンという二つの使い方ができる「LED懐中電灯」を20個ほど御寄贈いただきました。軽くて持ち運びやすく、立てても使える優れものです。元々は宇都宮中央交通安全協会城山支部から下福岡自治会宛に届いたものだそうですが、近隣の盲学校にもその一部を分けてくださることになったとのことでした。
 田中様からは、「ぜひ何かに役立てていただければと思って持ってきました。盲学校の皆さんでお使いください。」とのお言葉をいただきました。災害時に役立つのはもちろんのこと、本校の様々な学習場面で活用できることと思います。本当にありがとうございました。大切に使わせていただきます。

 

第1回PTA研修会

6月27日(月)、第1回PTA研修会を実施しました。6名の保護者様が参加されました。前半は体験活動、後半は講話という構成で、本校の歩行訓練士が体験活動の進行や講話を行いました。

 アイスブレイクで3人のグループ(「好きなラーメンの味」で共通だった3人組)を作った後、体験活動「アリさん大集合!」を行いました。“絵を見せ合いっこせずに、3人で同じアリさんを描いて!!”というお題に取り組みました。その後は、アイマスク体験で、説明を聞きながら紙の入れ物を折る、次にビーズのブレスレットを作るという流れでした。校長も一緒に活動に参加しました。視覚を使えばそれほど難しいことではないことも、なかなか簡単ではなかったようです。

 後半の講話は「イメージ~子どもたちの新たな概念を獲得するために必要な力~」というタイトルで行われました。「イメージ操作に関する力」、「空間を認知する力」など、育てたい本質的な力についてのお話でした。

 参加された保護者様から、「指先の感覚を使い、説明を聞いたりしながらやる事は、難しかったけれど、楽しかったです。」「当たり前に“分かるだろう”と思って、説明やイメージを省いているような反省にかられました。今からでもていねいに話していきたい。」「イメージをどうしても聴覚から得てしまいがちだが、運動イメージからというのは参考になった。改めて伝え方を工夫したい」などの感想が出されました。

第1回育児学級

 6月24日(金)に第1回育児学級を開催し、2組の親子が御参加くださいました。

 育児学級に参加した子どもたちは、本校教職員とさわる絵本、歌や楽器、リズム遊び、ふれあい遊びを楽しみました。保護者の皆様は、お互いの生活上の困りごとやお子様の預け先などについて情報交換をしました。終了後には、「情報が共有できて勉強になりました。有意義な時間でした。」「我が子の成長が楽しみになりました。」と御感想をいただきました。

 第2回は7月22日(金)に行います。詳しくは本校ホームページのR4トピックス6/24投稿の「第2回育児学級のおしらせ」を御覧下さい。

 参加希望の方がいらっしゃいましたら、ぜひ御連絡をお待ちしています。
 

高等部 公共授業

 点字毎日で紹介されていたウクライナの触地図を新潟大学工学部の渡辺哲也先生に申し込んだところ、さっそく三種類の地図を送っていただき、高等部『公共』で地図を使用した授業を行いました。

 ウクライナの国土の形や国境を接している国を確認した後、ウクライナ侵攻のニュースをいくつか紹介し、ニュースに出てきた都市名と位置を地図で確認しました。生徒たちは、周辺諸国との位置関係、アゾフ海から黒海、地中海とのつながりなどを具体的に把握することができたようでした。

 「なぜロシアが東から進行してくるのか、理由が分かった。」「都市名はよく聞くが、実際どこにあって、どことどこが繋がっているのかがよく分からなかった。今回、都市のつながりが分かっていい経験になった。」「この地図をきっかけに、日々のニュースを注意深く聞き、軍事侵攻の状況をより具体的に理解できるようにしたい。」「どんどん攻撃の範囲が拡大していることが分かってニュースを聞いていて辛い気持ちになる。」「突然このようなことが起こって、悲しい気持ちでいる。自分にも何かできることはないのかと考えている。」と、感想を述べていました。
 

寄宿舎クラブ活動

 6月9日(木)17時から小・中学部舎生の企画による「私は誰でしょうクイズ」を放送で行いました。クラブ名は、小・中学部舎生から出た意見をもとに、「みんなでエンジョイ!ほりごめクラブ」となりました。一問につき、3つのヒントが出され、それをもとに「誰なのか」をみんなで考えました。自分が考えたクイズが読み上げられたり、クイズに正解したりすると、嬉しそうに喜ぶ舎生の姿があり、とても盛り上がる行事となりました。

 

小学部 城山西小学校との交流(授業交流・遊び交流)

 6月16日(木)、城山西小学校との交流を行いました。新型コロナウイルス感染症の影響で、この二年間は間接交流となっていましたが、今年度は、城山西小学校を会場とし、直接交流を実施することができました。

 授業交流では、「道徳」の授業に参加しました。本校児童は、集団での授業が初めてでしたが、徐々に慣れてきて、自分の意見をみんなの前で発表していました。友達のいろいろな意見や考えを聞く貴重な経験となりました。「なかよしタイム」では、校庭に出て、遊具遊びや鬼ごっこをして、友達と思いっきり体を動かして遊びました。

 遊び交流では、音源走やボウリング、ボール回しをグループごとに実施しました。始めは不安そうにしていた児童たちも、ゲームを通して徐々に打ち解け、名前を呼び合ったり、グループの中で順番や役割を相談したりして、友達と一緒に楽しく過ごすことができました。

 学校に帰ってからも、交流で体験した内容を笑顔で興奮気味に話す児童もいました。たくさんの友達と一緒に過ごすことができ、とても嬉しかったようです。城山西小学校のみなさん、ありがとうございました。次の交流も楽しみにしています。

ICTサポートセンターとの連携

 栃木県障害者ICTサポートセンターの相談員、菊池様に来校していただき、音声リーダーを使用する児童生徒にパソコン操作を指導する方法について、教えていただきました。キーボード操作を習得するために有効なソフトや文字入力を習得するための効果的な指導法について貴重なアドバイスをいただきました。今後も必要に応じて連携していただけることも確認できました。教えていただいたことを授業に生かしてICT活用の推進を図っていきたいと思います。
 

全国盲学校PTA連合会~第61回総会並びに研修会~について

 6月15日(水)、全国盲学校PTA連合会~第61回総会並びに研修会~がオンラインで開催され、全国67校のPTA会長、校長等が参加しました。
 総会では、文部科学省初等中等教育局特別支援教育課特別支援教育調査官の森田浩司氏と、全国盲学校長会会長の山岸直人氏から御挨拶をいただきました。議事の事業報告、会計報告、会計監査報告等は賛成多数で承認されました。
 研修会では、講師に筑波大学人間系(障害科学域)准教授の小林秀之先生をお招きし、「視覚に障害のある生徒の指導について」のテーマで講演をしていただきました。最初に、小林先生御自身が育った環境(視覚障害のあるお父親様や叔父様)を、自己紹介を兼ねてお話しいただき、父親であり元文京盲学校長の小林一弘氏の著書「視力0.06の世界」の一文も、『身に付けておきたい一番の力とは』として紹介されました。とても心惹かれる研修会でした。

PTA会長がオンラインで参加

 「視力0.06の世界」・小林一弘著・ジアース教育新社出版・2003年より引用
 『障害のある人たちは、障害にあまえず背伸びせず、自分にはどうしてもできないことについては謙虚に人に援助を依頼し、自分にできることは精一杯努力するといった生き方のできる人間になってほしいと思いますし、障害児の教育に携わる先生方には、子どもたちをそうした生き方のできる人間に育てていってほしいと心から願っています。』

カイコガの飼育

 小学部で「カイコガの飼育」を行っています。点字教科書では、「モンシロチョウ」に加えて、「カイコガ」を用いて、小学校3年理科の「チョウのなかま」の学習をします。

 カイコガが食べている「桑の葉」は、地域の方が所有する桑畑から無償でいただいております。「盲学校の子どもたちのために、どうぞ。」と快くお願いを聞いてくださいました。本当にありがとうございます。

 5月23日に卵から生まれたカイコガの幼虫は、すくすくと育ち、現在6cm程の大きさになっています。古賀志地区の桑の葉がとてもおいしいのでしょう。もりもり食べています。

 子どもたちは、カイコガの成長を楽しみにしながら、理科の学習に意欲的に取り組んでいます。