R4トピックス

2022年12月の記事一覧

幼小部 陶芸教室

 今年度も陶芸家の林香君先生にお越しいただき、陶芸教室を行いました。

 8色の粘土から好きな色を選び、ねじったり丸めたりして、粘土を混ぜました。粘土を砂袋で叩いてならし、平たいお皿を作りました。

 今回は、色のイメージや、完成したお皿をイメージして、タイトルもつけました。「冬の夜」、「こおりのおさら」、「あまのがわ」など、素敵な言葉が子どもたちから出てきました。林先生から、「盲学校の子どもたちの発想は本当に素晴らしい。イメージを言語化できるところが、盲学校ですね。」とおっしゃっていただきました。

 どんなお皿が完成するのか、みんな心待ちにしています。

  

人権週間

 本校では毎年12月に人権学習週間を設定し、学習グループごとに人権学習を行うとともに、教職員人権研修を行っています。

 児童生徒はそれぞれの学習グループでの学習に加え、人権尊重の重要性を訴える標語を作成する活動にも取り組みました。

 教職員人権研修では、ICTを活用し、各自が法務省人権啓発動画を視聴し、Microsoft Forms やMicrosoft Teams を利用し、感想や意見を共有しました。小グループの研修では、視聴した動画の内容や「『誰か』のことじゃない。」というテーマについて、意見交換をして、学びを深めました。

教職員人権研修 小グループでの研修

 

幼小部 お楽しみ会

 12月19日(月)に体育館で幼小部のお楽しみ会がありました。

 踊れ・どれ・ドラ・ドラえもん音頭を踊っていると、サンタさんが楽しそうな子どもたちの様子にひかれてやってきました。

 ゲーム「サンタさんからのお願い」では、サンタさんから告げられたお題を一人一人の幼児・児童が達成していくものでした。「歌を歌ってください。」「早口言葉を言おう。」などのお題が出されましたが、どの子もサンタさんの話をよく聞いて達成することができました。

 サンタさんから褒めてもらい、プレゼントをうけとった子どもたちの表情は笑顔いっぱいでした。

 「あわてんぼうのサンタクロース」を歌ったり、写真撮影をしたりしてから、来年また会えることを楽しみにしてサンタさんを見送りました。とても賑やかで楽しいお楽しみ会でした。

中学部高等部普通科 薬物乱用防止教室

 12月15日(木)、薬物乱用防止教室が実施されました。講師は学校薬剤師の野山先生です。覚せい剤や大麻などの違法薬物、アルコールやたばこの健康への影響、病院で処方された薬や薬局で購入した薬の正しい飲み方についてお話を伺いました。出席した中学部生と高等部普通科生からは「大麻の葉っぱはギザギザなんだね」「悪い薬物は絶対飲まない」「薬をジュースで飲むのはよくない」などの感想が聞かれました。

   

消費者教育出前授業(高等部)

 12月9日(金)、栃木県消費生活センターの鈴木美恵子様を講師としてお招きし、高等部3名の生徒を対象とした消費者教育に関する出前講座を行いました。最初は緊張していた生徒たちも、講師からの質問に答えることで徐々にリラックスしていき、和やかな雰囲気の講座となりました。

ワンクリック詐欺にあった時には、金銭の請求画面が出ても契約したことにはならないので、焦って相手に連絡せずに落ち着いて対応し、無視すること、またこちらから連絡しないこと、お金を支払わないことが大切であることを学びました。また、「マルチ商法は、人間関係を利用して、そのつながりに付けこむ勧誘であり、解決が難しい問題である。対応策としては、きっぱり断る、その場を離れることが重要で、もしそのようなトラブルにあった時にはすぐに相談することが大切だ。」というお話がありました。

契約とは、お金を払った瞬間に成立するのではなく、お互いの考えを示し、一緒になったときに成り立ち、口約束でも契約は成り立つということに驚いた生徒もいました。過度に恐れることなく、正しい情報と正しい知識を身に付けて、ぜひ今後の生活に生かしていきたいという生徒の感想が印象的でした。

     

第3回避難訓練(火災)

 12月9日(金)、宇都宮市城山分署員様の立ち合いの下、学校の理科室から火災が発生したとの想定で避難訓練実施しました。火災発生の放送を受け、幼児・児童・生徒は教職員の指示に従い、慌てることなく、迅速かつ安全に避難することができました。日頃の避難訓練の成果を十分に発揮し、実践的な避難訓練となりました。

 

ALT定例訪問

 12月14日(水)に鹿沼高校より、外国語指導助手(ALT)のプレストン・チャールズ P先生が来校しました。

<幼小部>

〇グループA

 英語や日本語で質問や会話、歌を楽しみ、年齢や身長を表す数字を聞いたり言ったりもしました。カードゲームのUNO(ウノ)を一緒にプレイし、色や数字を英語で言いながら、楽しんで英語に触れました。

〇グループB

 英語で自己紹介をしました。次に英語で1~10までの数字を発音し、ボウリングゲームを楽しみました。チャールズ先生から「good job!」「very good!」「excellent!」などと英語でおほめの言葉をいただきました。

<中学部>

〇グループA

 名前や好きな曲について自己紹介をした後、チャールズ先生と一緒に“Memory Game”を楽しみました。4種類の果物を正しい発音で言えるようになりました。最後にチャールズ先生から一人一人にクリスマスカードが贈られ、生徒たちも「Thank you.」と嬉しそうに受け取っていました。

〇グループB

 好きなことやものについて自己紹介をした後、事前に考えたチャールズ先生への質問をしていきました。“What’s in the box? Quiz” では、チャールズ先生へヒントを求めたり、英語で答えを伝えたりと、ゲームを楽しみながら様々な表現や単語を学びました。

<高等部>

〇高等部普通科1年・2年1組、3年2組

 チャールズ先生に質問をしてもらいながら好きな食べ物や、好きな教科などについて自己紹介をした後、「曜日」や「天気」の単語を使った会話を楽しみました。今の季節にぴったりな「クリスマス」の話題では、日本とアメリカのクリスマス文化の違いに生徒たちの「Really!?」「Wow!」「えー!」と驚きの声がたくさん飛び交っていました。あっという間の1時間でしたが、多くの話題を通して英語での会話を楽しみました。

〇保健理療科1年・専攻科保健理療科1年・専攻科理療科1年

 簡単な自己紹介後に、サイコロトークを行いました。生徒1名がサイコロを振って選んだトピックについて英語で話し、聞いている生徒は相づちをうったり、質問したりして、会話を続けました。授業後にもチャールズ先生に質問をする生徒の姿が見られ、限られた時間でしたが、普段の学習の成果を存分に発揮していました。

   

 

寄宿舎 不審者対応避難訓練

11月28日(月)宇都宮中央警察署のスクールサポーター様来舎のもと、不審者対応避難訓練を行いました。職員は不審者を説得したり、刺股を使用したりして、対応の動きを確認しました。また、実際に警察への通報訓練も行いました。寄宿舎生は舎室の安全な場所に隠れ、職員の指示があるまで静かに待機していることができました。

訓練終了後に、スクールサポーター様から「舎生、職員とも高い意識で訓練することができていた。」と言葉をいただきました。

今回の訓練を生かし、今後もより一層寄宿舎の危機管理に努めていきたいと思います。

教職員研修 視覚障害者スポーツの理解「フロアバレーボール」

 視覚障害者スポーツへの理解の一環として、フロアバレーボール体験研修を行いました。ペアを作ってパスの練習を行った後、ゲーム形式での体験を行いました。初めて参加する教職員が多くおりましたが、実際のゲームを体験し、フロアバレーボールの理解に努めました。後衛から的確な指示が出されると、それを受けて前衛が素早く動いていました。前衛同士の激しいラリーが続くなど、短時間ではありましたが大いに盛り上がり、楽しみながらの研修となりました。そして、指示やボールの音を聞き分け、瞬時に動くことを求められるこの競技を教職員が行うことを通して視覚障害者スポーツを理解する一助となったのではないかと思います。