校長自ら更新!!

校長ブログ

【校長ブログ最終回】ありがとう、小山西高校

春の気配が日ごとに濃くなる季節となりました。
本日は、皆さまに残念なお知らせをお伝えしなければなりません。

このたび、今朝の新聞報道等でご存じの方も多いかと存じますが、私は令和8年4月より真岡女子高等学校へ校長として赴任することとなりました。それに伴い、開設以来続けてまいりました本ブログも、本日をもって終了とさせていただきます。

小山西高校で過ごした二年間、
その一日一日は、私にとってかけがえのない宝物であり、教育者としての人生の中でも特別に輝く時間でした。
生徒の皆さんの笑顔、挑戦する姿、悩みながらも前へ進もうとするまなざし。
保護者の皆さま、地域の皆さまの温かい励ましとご支援。
そして、日々学校を支えてくださった教職員の皆さんの献身的な姿勢。

そのすべてが、私の胸に深く刻まれています。
この二年間を思い返すたび、感謝の思いがあふれ、言葉ではとても尽くしきれません。

後任の校長には、これまで私が教頭として最も信頼し、支えられてきた遠井努先生が就任されます。遠井先生ならば、必ずや小山西高校をさらに力強く、そして温かく導いてくださることでしょう。その未来を思うと、私は安心と誇りで胸がいっぱいになります。

小山西高校は、これからも大きく羽ばたいていく学校です。
どうか皆さまには、変わらぬご支援とご理解を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。

最後になりますが、私がこの学校でいただいたご縁、励まし、学び、そして数えきれないほどの温かい思いは、一生忘れることはありません。
小山西高校で過ごした日々は、私の人生の宝です。

本当にありがとうございました。
そして、どうか皆さまの未来が、光に満ちたものでありますように。

小山西高校
校長 佐山利晴

 

 

【校長ブログ】JRC部、栄誉の受賞

昨日の下野新聞にて、本校JRC部が「環境大臣賞」「県知事賞」「環境SDGs賞」という大変栄誉ある賞を受賞したことが紹介されました。日頃からSDGsの目標達成に向け、ゲームを通して楽しみながら環境について学んでもらおうと、地域の小中学校を訪問したり、市内のイベントで啓発活動を行ったりと、地道で温かな取り組みを続けてきた成果が、こうして大きく評価されたことを大変うれしく思います。

地域に寄り添い、未来を担う子どもたちとともに学び合う姿勢は、本校の誇りです。JRC部の皆さんが積み重ねてきた努力と、活動を支えてくださった地域の皆さまに心より感謝申し上げます。

これからも、JRC部の皆さんが自らの力を伸ばし、さらに活躍の場を広げていくことを期待しています。皆さんのまっすぐな思いと行動が、地域の未来をより良いものへと導いてくれることでしょう。

(下野新聞社掲載許諾済)

今日も素敵な一日でありますように。

 

【校長ブログ】青春の一ページが刻まれた日

みなさん、球技大会、本当にお疲れさまでした。

本日は、授業よりも皆さんの青春を優先するという、校長としては少し勇気のいる決断でした。しかし、その思いをしっかり受け止め、全力で応えてくれた皆さんの姿をとても誇らしく感じています。

勝敗はつきましたが、今日いちばん価値のあったものは、点数そのものではなく、「心から楽しんだ時間」と「仲間とつくった絆」だったのではないでしょうか。笑顔や声援が響くたびに、学校という場所がどれほど温かい力を持っているかを改めて感じました。

今のクラスで過ごす日々は残りわずかになりましたが、今日見せてくれた前向きな姿勢とチームワークを、これからの毎日にぜひ生かしてほしいと思います。

また、運営を支えてくれた生徒会・体育委員会のみなさん、そして準備や審判、記録などに携わってくれた生徒・先生方にも、心より感謝します。皆さんのおかげで、安全で温かい雰囲気の大会となりました。

今日はゆっくり休んでください。そして、3連休には気持ちを切り替えて、来週に開催される百人一首かるた大会に向けた学習にも励んでくれることを期待しています。

本当にお疲れさまでした。

【校長ブログ】セレンディピティ

皆さんは、「セレンディピティ」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。古代ペルシャの物語『セイロンの三人の王子』に由来する言葉で、科学の世界では大切にされている概念のひとつです。日本語にぴったり置き換えるのは難しいのですが、「思いがけない幸運が、考え続けた先に新しい道を開いてくれること」といった意味合いがあります。

研究の世界では、この“偶然の出会い”が大きな発見につながることがあります。問いを抱え、悩み、考え続けているとき、ふと目にした何気ない出来事がきっかけとなり、「あ、これだ」とひらめく瞬間が訪れる。その一瞬が、行き詰まっていた道に光をもたらし、新たな可能性を開いてくれるのです。

ただし、このセレンディピティは、何もせずに訪れる幸運ではありません。真剣に、ひたむきに、自分の問いと向き合い続ける人にこそ、そっと微笑んでくれるものです。

ニュートンがリンゴの落下を見て万有引力の法則を思いついたという有名な話がありますね。真偽はともかく、あのリンゴとの出会いは、まさにセレンディピティの象徴と言えるでしょう。

私たちの日常にも、心を揺さぶる出会いがたくさん潜んでいます。大切な人との出会い、心に残る本との出会い、音楽や芸術に触れたときの感動、スポーツの熱い瞬間、忘れられない映画との出会い、そして学問の奥深さに触れるひととき。こうした出会いは、人生を豊かにし、ときに大きく方向を変えてくれる力を持っています。

そのような出会いは、ある日ふと訪れるものです。だからこそ、毎日を丁寧に、誠実に過ごすことが大切なのだと思います。

皆さんの中には、すでに心に残る出会いを経験した人もいるでしょうし、まだその瞬間を待っている人もいるかもしれません。勉強に追われて疲れてしまったり、思うようにいかず苦しい日もあるでしょう。

けれど、そんな日々の中にも、実は大切な出会いが静かに隠れています。その意味に気づくのは、少し時間が経ってからかもしれません。だからこそ、今日という一日を大切にし、今できることに真剣に向き合うことが、未来のセレンディピティにつながっていくのです。

本気で取り組み、努力を続けていれば、必ず思いがけない光が差し込む瞬間が訪れます。焦らず、一歩ずつ、自分のペースで歩んでいってください。

「出会い」は、人生を変える力を持っています。そして、その出会いを活かせるかどうかは、そこに至るまでの皆さんの努力にかかっています。

どうか、この春休みが、皆さんにとって心温まる出会いに満ちた、豊かな時間となりますように。心から願っています。

今日は球技大会です。思い出に残る楽しい一日にしよう!

今日も素敵な一日でありますように。

【校長ブログ】小山西の風を大分へ!女子ハンド部、勝利への決意

本日の下野新聞に、本校女子ハンドボール部の記事が大きく掲載されました。
大分県で開催される全国高校ハンドボール選抜大会に出場する部員たちと、伊集院教諭が小山市役所を訪れ、浅野市長、濱口教育長に力強い決意を語ってくれました。

坂田主将は、まっすぐな眼差しでこう述べています。

「まずは1勝し、昨夏のインターハイで負けたチームにリベンジしたい」

その言葉には、悔しさを糧にしてきた努力の日々と、仲間を信じて戦う覚悟がにじんでいました。
市長や教育長からも温かい激励をいただき、選手たちの表情はさらに引き締まり、全国の舞台へ向けて気持ちが高まっている様子でした。

小山西高校の誇りを胸に、堂々と戦ってきてほしい。
努力を積み重ねてきた彼女たちなら、必ずや自分たちのハンドボールを全国の舞台で示してくれるはずです。

頑張れ、女子ハンドボール部!
君たちの挑戦を、学校全体で応援しています。

(下野新聞社掲載許諾済)

今日も素敵な一日でありますように。

 

【校長ブログ】女子ハンド部、電波に登場!ブレイバーンとの熱き対戦へ

女子ハンドボール部の皆さんと伊集院先生が、このたび地域ラジオ番組『おーらじ』に出演することとなりました。日頃の練習に励む姿勢や、部活動を通して育まれたチームワークが、このような形で地域の皆さまに紹介されることを大変うれしく思います。

出演番組は、3月21日20時から放送される『開運戦士ブレイバーンの君も一緒にブレイブイオン!』です。ご当地ヒーロー・ブレイバーンとの対談企画も予定されており、どのようなやり取りが繰り広げられるのか、今から楽しみでなりません。

生徒の皆さんが地域とつながり、新たな経験を積む機会を得られたことを、学校として誇りに感じています。どうぞ放送をお楽しみください。

 

【校長ブログ】小山西高校の誇り、ここにあり

3月15日に開催されました「小山市新春水泳競技会」において、本校の生徒たちが大変すばらしい活躍を見せてくれました。

松田翔太さんは、平泳ぎ50mで見事優勝、さらに100mでは大会新記録を樹立しての優勝という、圧巻の泳ぎを披露してくれました。
田口怜奈さんは自由形50mで力強く泳ぎ切り、堂々の優勝。
蓬田寿唯さんは個人メドレー200mで粘り強いレース運びを見せ、優勝を勝ち取りました。

それぞれが日々の努力を積み重ね、当日に最高の力を発揮してくれたことを、心から誇りに思います。
文武両道を掲げる小山西高校の生徒として、学業と競技の両面で輝く姿は、私たち教職員にとっても大きな励みです。

選手の皆さん、本当におめでとうございます。
これからのさらなる成長を、温かく見守り、応援していきたいと思います。

 

【校長ブログ】学びの軌跡が紙面を彩る

本日の下野新聞に、先月本校体育館で行われた「キャリアクション代表者発表会」の様子が掲載されました。生徒の皆さんが主体的に取り組んできた活動が、このように地域の新聞で取り上げられたことを大変うれしく思うとともに、校長として誇りに感じています。

キャリアクションは、小山西高校の学びの象徴ともいえる取り組みです。一人ひとりが自分の課題に向き合い、仲間と協力しながら形にしていく姿は、まさに未来を切り拓く力そのものです。

来年度は、今年の成果を土台に、さらに深みのある、より高いレベルのキャリアクションへと発展させていきましょう。皆さんの可能性はまだまだ広がっています。これからの一層の活躍を心から期待しています。

(下野新聞社掲載許諾済)

今日も素敵な一日でありますように。

 

【校長ブログ】ようこそ小山西高校へ

晴れて合格通知を手にされた皆さん、本当におめでとうございます。皆さんの努力が実を結び、新たな人生の扉がいま開かれました。どうか胸を張って、これから始まる高校生活を思い切り楽しんでください。学び、挑戦し、仲間とともに成長していく日々が、皆さんを大きく羽ばたかせてくれるはずです。

また、今日までご子息・ご息女を支え続けてこられた保護者の皆様、そして寄り添いながら温かくご指導くださった中学校の先生方に、心よりお祝いと感謝を申し上げます。皆様の励ましと見守りがあってこそ、今日の喜びがあります。

小山西高校は、大切なお子さまをお預かりする以上、一人ひとりが進路を実現し、自立した未来へ歩み出せるよう、教職員一同、全力でサポートしてまいります。どうぞこれからの三年間を、安心してお任せください。

【校長ブログ】本校JRC部、環境大臣賞をはじめ三賞受賞の偉業!

このたび、本校JRC部が長年にわたり積み重ねてきた環境保全活動が高く評価され、石川県で開催された「ざぶん賞&ざぶんSDGs大賞」の全国表彰式に、JRC部員代表と顧問の布川教諭が出席いたしました。

「ざぶん賞&ざぶんSDGs大賞」は、子どもたちが水や環境について考え、未来に向けた提案や行動を発信することを目的とした全国的な取り組みです。環境への気づきや創意工夫を大切にし、持続可能な社会づくりに寄与する活動を顕彰する、意義深い賞として知られています。

そのような場において、本校は 「環境大臣賞」、「栃木県知事賞」、「環境SDGs賞」 という三つの栄誉ある賞を受賞する快挙を成し遂げました。日々の地道な活動が、こうして全国の舞台で認められたことは、JRC部員一人ひとりの努力の結晶であり、学校全体の誇りでもあります。

これからも、JRC部の皆さんが地域や社会に温かい光を届ける存在であり続けることを期待しています。
 受賞、本当におめでとうございます。

 

【校長ブログ】優しい雪の贈り物

"Snowflakes are kisses from heaven."
そんな一節があります。空から静かに舞い降りる雪を、優しい贈り物のように捉えた表現です。

今朝の小山西高校は、まさにその言葉を思い起こさせるような光景に包まれています。校庭には大粒の雪がしんしんと降り積もり、普段の小山西ではなかなか見られないほどの本格的な雪模様となりました。白く霞む景色は美しい一方で、足元は滑りやすく、視界も悪くなりがちです。

本日、部活動のために登校する皆さんには、どうか十分に気を付けて来てほしいと思います。時間に余裕を持ち、歩幅を小さく、周囲の状況をよく確かめながら登下校してください。保護者の皆さまにも、どうかお子さまの安全にご配慮いただければ幸いです。

雪の日は、いつもの校舎や校庭が少し違って見える特別な時間でもあります。皆さんが安全に過ごし、この一日が穏やかで温かな思い出となることを願っています。

今日も素敵な一日でありますように。

【校長ブログ】百人一首に出会うまち

今回は、宇都宮市と深いご縁のある「小倉百人一首」について、2首の和歌を紹介しながら、その歴史と魅力に触れてみたいと思います。

まずご紹介するのは、平安時代を代表する女流歌人、小野小町の一首です。

花の色は 移りにけりな いたづらに
わが身世にふる ながめせしまに

この歌は、咲き誇る花の色が時とともにあせていく様子を、自らの若さの衰えと重ね合わせたものです。「ながめ」は「物思い」と「長雨」の掛詞になっており、恋の悩みに沈んでいるうちに、時が過ぎ、花も自分の美しさも色あせてしまったという、儚さと哀愁が漂う名歌です。小野小町は、その美貌と才知で知られ、六歌仙・三十六歌仙にも名を連ねる伝説的な存在です。彼女の歌には、恋の喜びや苦しみ、人生の無常が繊細に織り込まれており、今なお多くの人々の心を打ちます。

次にご紹介するのは、持統天皇の和歌です。

春過ぎて 夏来にけらし 白妙の
衣ほすてふ 天の香具山

この歌は、春が過ぎて夏が訪れたことを、天の香具山に干された真っ白な衣を見て感じ取るという、自然の移ろいを詠んだものです。持統天皇は、天武天皇の皇后であり、後に自らも即位した女性天皇です。政治的手腕にも優れた人物でありながら、和歌にも深い造詣を持ち、万葉集にも多くの歌を残しています。この歌は、自然の風景を通して季節の変化を感じ取る日本人の繊細な感性をよく表しており、百人一首の中でも特に親しまれている一首です。

さて、このような美しい和歌が収められた「小倉百人一首」ですが、その誕生には宇都宮が関わっていることをご存じでしょうか。JR宇都宮駅西口から田川沿いに少し歩いたところにある、浄土宗清巌寺(せいがんじ)には、宇都宮城第五代城主・宇都宮頼綱(よりつな)公の供養塔が静かに佇んでいます。

頼綱公は、鎌倉時代に幕府の御家人として活躍した人物で、文武両道に優れた名将として知られています。しかし、後に謀反の疑いをかけられ、出家して「蓮生(れんしょう)」と名を改めました。蓮生は和歌を深く愛し、京都・嵯峨野の小倉山のふもとに山荘を建てました。その山荘のふすまに貼るため、彼は親交のあった歌人・藤原定家に和歌の選定を依頼します。定家が選んだ百首の和歌が、後に「小倉百人一首」としてまとめられ、今に伝わる名歌集となったのです。

このような歴史的背景を受けて、宇都宮市では『百人一首ゆかりの地』としての魅力を広く発信する取り組みを進めています。その一環として、市内各所に百人一首をモチーフにしたデザインマンホールのふたが設置されているのをご存じでしょうか。市民アンケートで「あなたの好きな百人一首和歌」を募り、上位に選ばれた歌とその作者が美しいデザインで描かれています。

昨年度は、二荒山神社の大鳥居の近くに小野小町の歌が、また城址公園の北側には持統天皇の歌が設置されました。日常の中でふと目にする和歌が、私たちに日本の言葉の美しさや、先人たちの感性を思い出させてくれます。

こうした地域の歴史や文化に触れながら、言葉の力や表現の豊かさを感じてほしいと願っています。百人一首の一首一首に込められた想いが、皆さんの心にもやさしく響き、日々の生活に彩りを添えてくれることを願ってやみません。

今日も素敵な一日でありますように。

校内百人一首かるた大会は3月23日です。

 

【校長ブログ】Guns, Germs, and Steel~歴史の謎に挑む~

小山西高校の教えの第一に掲げているのが、「知性を磨く」ということですよね。
知性とは、単なる知識の集積ではなく、物事の背景や本質を深く考え、広い視野で世界を捉える力です。そしてその力は、日々の学びの中で、そして何よりも「本を読むこと」を通して、少しずつ育まれていきます。

今回ご紹介したいのは、ジャレド・ダイアモンド著『銃・病原菌・鉄』(上・下巻)という、壮大なスケールで人類の歴史を読み解く名著です。

この本は、「なぜ、ある文明は他を征服し、ある文明はそうならなかったのか?」という問いから始まります。
銃や鉄といった武力の差だけでなく、農耕の始まり、家畜の存在、病原菌の影響、そして地理的条件など、さまざまな要因が複雑に絡み合って、今の世界が形づくられてきたことを、科学的かつ論理的に解き明かしていきます。

読み進めるうちに、私たちが「当たり前」と思っていた歴史の流れが、実は偶然や環境の積み重ねによって生まれたものであることに気づかされます。
まるで世界地図を広げながら、時空を超えて旅をしているような感覚に包まれることでしょう。

実は私自身、この本を英語の原書『Guns, Germs, and Steelで読みました。
原書と聞くと難しそうに感じるかもしれませんが、著者の語り口は明快で、英語も比較的平易です。英語の多読に挑戦してみたいという人には、ぜひ原書にもチャレンジしてみてほしいと思います。
英語で書かれたままの表現に触れることで、言葉のニュアンスや著者の思考の流れがより鮮やかに伝わってきます。

上下巻にわたる大作ではありますが、読み終えたときには、世界を見る目がきっと変わっているはずです。
高校生の皆さんにとって、この本はまさに「知性を磨く」ための格好の一冊。
知的好奇心をくすぐられながら、世界の成り立ちを深く考える時間は、きっと皆さんの学びをより豊かなものにしてくれるでしょう。

もうすぐ春休み。春の訪れとともに、新しい本との出会いを通して、知の旅に出かけてみませんか。本は、いつでも静かに、けれど力強く、皆さんの成長を支えてくれる存在です。

 

【校長ブログ】驚懼疑惑に打ち克て~未来は君の覚悟を待っている~

いよいよ明日、小山西高校の一般選抜試験が行われます。これまで努力を重ねてきた皆さんにとって、大きな節目となる一日がやってきました。

今、胸の中にはさまざまな気持ちが渦巻いていることでしょう。不安、緊張、期待、そして少しの恐れ…。そんな皆さんに、今日は「四戒(しかい)」という言葉を贈ります。

これは、剣道の教えにある心の乱れを表す四つの言葉です。

驚(きょう):思いがけないことに驚いてしまう心

懼(く):失敗を恐れてしまう心

疑(ぎ):自分の力を疑ってしまう心

惑(わく):迷ってしまう心

これらは、誰もが大事な場面で感じるものです。でも、これまでの努力を思い出してください。毎日の勉強、授業、模試…そのすべてが、明日のあなたを支えてくれます。

大切なのは、自分を信じること。そして、深呼吸をして、落ち着いて、目の前の問題に向き合うことです。たとえ緊張しても、それは真剣に取り組んでいる証。勇気を持って、自分の力を出し切ってください。

小山西高校は、皆さんのような熱意ある生徒を心から歓迎します。明日、皆さんが笑顔で試験を終えられるよう、教職員一同、心より応援しています。

がんばれ、未来の小西生!

 

【校長ブログ】旅立ちに寄せて 〜卒業生の皆さんへ〜

しきしまの 大和の国は言霊の 助る国ぞ ま幸くありこそ

この和歌は、今からおよそ千三百年前、万葉の歌人・柿本人麻呂が、親しい友人の旅立ちに際して詠んだものと伝えられています。

日本という国は、言葉に宿る不思議な力によって守られてきた国である。だからこそ、あえて言葉にして願おう。どうか、無事でありますように。

この歌に込められた思いは、時を超えて、今を生きる私たちにも深く響きます。言葉には力があります。心からの願いを、思いを、言葉にして伝えることで、その言葉が現実を動かす力になる。日本人が古来より信じてきた、言霊の力です。

昨日、皆さんはこの学び舎を巣立ち、それぞれの未来へと歩みを進めました。その背中を見送りながら、私はこの歌を思い出しました。皆さんの旅立ちに際して、私も心からの願いを、あえて言葉にして贈りたいと思います。

これからの人生、皆さんの前には、さまざまな道が現れるでしょう。どの道を選ぶべきか迷うこともあるかもしれません。そんなとき、どうか思い出してください。

「一人でも多くの人を幸せにできる道はどれだろうか」

その問いを、自分自身に投げかけてみてください。人の役に立つこと、人を助けること、人を笑顔にすること。そうした生き方は、決して派手ではないかもしれません。でも、それこそが人としての誇りであり、人生を豊かにする確かな道です。

皆さんがこれから出会う人々の中には、困難の中で立ち止まっている人もいるでしょう。そんなとき、そっと手を差し伸べられる人であってください。誰かの力になれる自分を誇りに思ってください。そして、自分自身の人生にも、どうか誠実に向き合ってください。

過去を悔やみすぎず、未来を恐れすぎず、「今、この瞬間に自分ができることは何か」を問い続けてください。その積み重ねが、やがて皆さんを、誰にも真似できない唯一無二の存在へと育ててくれるはずです。

だからこそ、私はあえて言葉にして、皆さんに伝えます。

どうか卒業生の未来に、幸多からんことを。

保護者の皆様、本日は誠におめでとうございます。十八年前のご誕生から今日まで、愛情と忍耐をもってお子様を育ててこられた日々に、心より敬意を表します。お子様のご卒業というこの晴れの日を迎えられたこと、教職員一同、心からお祝い申し上げます。そして、これまで本校の教育活動にご理解とご協力を賜りましたことに、深く感謝申し上げます。

最後に、卒業生の皆さんへ。

母校とは、いつでも帰ってこられる場所です。小山西高校は、皆さんの成長を見守り、応援し続ける、心のふるさとです。嬉しいときも、つらいときも、どうか思い出してください。ここには、皆さんを信じ、応援している人たちがいることを。

皆さんのこれからの人生が、希望と感謝に満ち、そして何よりも、誰かの幸せをつくる道でありますように。その歩みが、皆さん自身の幸せへとつながっていくことを、心から信じています。

卒業、本当におめでとう。

小山西高等学校
校長 佐山利晴

【校長ブログ】小さな手から大きなありがとう

いよいよ来週、3月2日に卒業式を迎えます。3年間という月日は、皆さんにとってどのような時間だったでしょうか。嬉しかったこと、悔しかったこと、仲間と笑い合った日々、努力を重ねた日々…そのすべてが、皆さんの心に大切な思い出として刻まれていることと思います。

さて、そんな皆さんの門出を祝って、豊田小学校の児童の皆さんから、心のこもった直筆のメッセージが届きました。どのメッセージにも、皆さんへの感謝と応援の気持ちがあふれています。

「豊田小に来て、絵本の読み聞かせをしてくれたり、持久走大会のお手伝いをしてくれたこと、忘れません。楽しかったです。ありがとうございました。」

「ご卒業おめでとうございます。これからも夢に向かってがんばってください。」

このような温かい言葉の数々を、卒業式当日、式場となる体育館後方に掲示いたします。ぜひ、足を止めてご覧ください。皆さんの歩みが、地域の子どもたちにとってどれほど大きな励ましとなっているかを、きっと感じていただけることでしょう。

卒業生の皆さん。どうか忘れないでください。皆さんの背中を、憧れのまなざしで見つめている子どもたちがいます。皆さんが積み重ねてきた努力や優しさ、そして笑顔は、確かに次の世代へと受け継がれています。

小山西高校の卒業生であることに誇りをもち、これからも人とのつながり、絆を大切に歩んでください。この3年間で学んだ「人の役に立つこと、人を助けること、人を幸せにすること」、それこそが、人生における何よりの喜びであり、幸せの源です。

どうか、これからの人生においても、周囲の人々に温かさと希望を届けられる、そんな存在であってください。一人ひとりの未来が、光に満ちたものであることを、心から願っています。

 

【校長ブログ】全国の舞台へ、いざ出陣!

本日、卒業式の予行に先立ち、全国大会へと挑む仲間たちの壮行会を行いました。これから全国の舞台で戦う選手たちに、全校を代表して、心からのエールを送りました。

まずは、女子ハンドボール部の皆さん。

2月7日・8日に日環アリーナで開催された関東選抜大会に出場し、見事、全国選抜大会への切符を手にしました。私も、ダンス部の皆さんや生徒会長の早乙女さんと一緒に応援に駆けつけましたが、関東の舞台はやはり強豪ぞろい。初戦の茨城県・水海道第二高校、続く神奈川県・高津高校との試合では、厳しい戦いが続きました。

しかし、代表決定戦では、千葉県の八千代高校を相手に、皆さんが持てる力を存分に発揮し、見事な勝利を収めました。あの試合は、まさにベストゲームだったと思います。素人の私が見ても、小山西高校のハンドボールは本当に成長したなあと、胸が熱くなりました。感動をありがとう。

全国選抜大会は大分県で開催されます。本校は3月25日の2回戦から登場し、岩手県の花巻北高校との対戦が予定されています。ぜひここを突破し、3回戦では優勝候補である京都府・洛北高校との対戦を実現させてください。今回は現地での応援には行けませんが、校長室からオンラインで、心を込めて応援しています。いつものように、チーム一丸となって、心をひとつにして頑張ってください。

続いて、ウエイトリフティングの酒井心音さん。

このたび、3月26日から石川県の金沢市総合体育館で開催される全国高校選抜ウエイトリフティング大会への出場、誠におめでとうございます。

酒井さんは、昨年夏のインターハイでスナッチ競技1位、1月の県大会では県高校新記録を樹立、さらに先月のジュニアオリンピックでも素晴らしい活躍を見せてくれました。まさに今、絶好調といえるでしょう。

私も、昨年夏に鳥取県で開催されたインターハイに応援に行きましたが、酒井さんの試技はとても冷静で、まさに「平常心」のひと言に尽きます。そして、成功した瞬間に見せるあの笑顔から、ウエイトリフティング競技を心から楽しんでいることが伝わってきて、私も大きな感動をもらいました。感動をありがとう。

数年後、オリンピックの舞台で、再び酒井さんから感動をもらえる日を、今から楽しみにしています。まずは今回の大会、思い切り楽しんで、自分自身の限界に挑んでください。本校にはウエイトリフティング部はありませんが、あっても、なくても関係ありません。全校生徒・教職員一同、心をひとつにして応援しています。

選手の皆さんの健闘を、心より祈っています。どうか、悔いのない戦いを。そして、何よりも自分自身を信じて、堂々と全国の舞台に立ってきてください。

校長より

小西の生徒ひとりひとりの努力が、やがて大きな花を咲かせますように。

【校長ブログ】母校への恩返し

本日、本校の卒業生である松本大樹様より、トレーニング器具として「ラットマシン」「パワーラック」と「セーフティーバー」をご寄贈いただきました。

松本様は本校卒業後、大学にて人間工学の研究に励まれ、その後、多くの著名なアーティストの専属トレーナーとしてご活躍されてたそうです。現在は地元・小山市内にてパーソナルトレーニングジムを経営され、多くの方々の健康づくりに貢献しておられます。

このたびのご寄贈に際し、「未来ある若い子たちが、安全かつ効率の良いトレーニングを行えるように」との温かいお言葉を頂戴いたしました。そのお心遣いに、教職員一同、心より感謝申し上げます。

いただいた器具は、今後の体育や部活動において大切に活用させていただきます。松本様のご厚意を励みに、生徒たちが心身ともに健やかに成長していけるよう、学校としても一層努めてまいります。

松本大樹様、このたびは誠にありがとうございました。

 

【校長ブログ】校長室に届いた、幸せの香り

本日、1年1組の上野さん、館野さん、仁平君の3人が、家庭科の授業で作った『マカロニグラタン』と『手作りバター』を、わざわざ校長室まで届けてくれました。

ふわりと立ちのぼる香ばしい香りに、思わず笑みがこぼれました。一口いただくと、グラタンのとろけるようなホワイトソースと、手づくりバターのやさしい風味が口いっぱいに広がり、そのおいしさに心から感動しました。

丁寧に作られた料理には、3人の真心と努力がたっぷり詰まっていて、まるで春のような温かさを感じました。午後からのキャリアアクション発表会に向けて、大きなパワーをもらいました。本当にありがとう。

これからも、学びを楽しみながら、仲間と力を合わせて成長していく皆さんの姿を、心から応援しています。

 

【校長ブログ】また、きっと会える

春の足音が近づき、校内の木々も少しずつ芽吹き始めました。卒業や進級を控え、皆さんの心にもさまざまな想いが去来していることでしょう。今日は、そんな季節にふさわしい一首の和歌をご紹介したいと思います。

私の「推し札」は、百人一首の中でも特に心に残るこの一首です。

せをはやみ 岩にせかるる 滝川の
われても末に あはむとぞ思ふ
           崇徳院

この歌の作者、崇徳院(すとくいん)は平安時代末期の天皇であり、波乱に満ちた生涯を送った人物としても知られています。この和歌は、恋人との別れを詠んだものとされていますが、そこに込められた想いは、恋愛にとどまらず、人生のさまざまな「別れ」と「再会」への願いを象徴しているように思います。

「せ(瀬)」とは川の流れの速いところ、「はやみ」は「速いので」、「岩にせかるる」は「岩にせき止められて」と続きます。つまり、滝のように勢いよく流れる川の水が、岩にぶつかって一度は分かれても、やがてまた一つに合流する、そんな自然の情景を通して、「たとえ今は離れても、いつかまた必ず会える」という強い願いが込められているのです。

この歌が私の心に響くのは、まさにその「再会への希望」があるからです。生徒の皆さんも、今は同じ教室で学び、笑い合い、時には悩みを分かち合っている仲間たちと、やがてはそれぞれの道を歩むことになります。でも、たとえ一時の別れがあっても、またどこかで、きっと再び出会える。そんな希望を胸に、今この瞬間を大切にしてほしいと願っています。

ちなみに、今話題のベストセラー『成瀬は・・・』シリーズ3部作の2作目『成瀬は信じた道をいく』でも、主人公の成瀬あかりがこの和歌を好んでいたことをご存じでしょうか。彼女のまっすぐな生き方と、この歌に込められた想いが重なり合い、読んでいて胸が熱くなりました。

皆さんも、残り少ないこの学年の日々を、悔いのないように過ごしてください。そして、たとえ進む道が分かれても、またどこかで一緒に笑い合える日が来ることを信じて。

校長より

今日も素敵な一日でありますように。