校長自ら更新!!

校長ブログ

【校長ブログ】人生という試合で最も大切なのは休憩時間の得点である

かのナポレオン・ボナパルトの言葉です。 今、学年閉鎖という思いがけない「休憩時間」を過ごしている第一学年の皆さんに、ぜひ心に留めておいてほしい言葉でもあります。

歴史に名を刻んだ人物たちは、なぜ偉業を成し遂げることができたのか、その軌跡をたどることは、私たちに多くの示唆を与えてくれます。ナポレオンもまた、幾度となく挫折と困難に直面しながらも、決して歩みを止めることなく、次なる機会に備え続けた人物でした。

皆さんも、日々それぞれの夢や目標に向かって努力を重ねていることでしょう。しかし、人生には思い通りにいかない時期や、立ち止まらざるを得ない瞬間が必ず訪れます。そんなとき、失意に沈んだままでいるのか、それとも気持ちを切り替え、次なる一歩に向けて準備を始めるのか。その選択が、やがて大きな差となって現れるのです。

ナポレオンが「皇帝」として歴史に名を残したのは、まさにその「休憩時間」においても、決して努力を怠らず、次の舞台に備えていたからにほかなりません。 人生という長い試合において、真に問われるのは、順風満帆なときの姿勢ではなく、むしろ逆境の中でどう過ごすかということなのです。

約一か月後には冬休みがやってきます。この時間を「得点のチャンス」と捉え、自らを磨く機会としてください。読書にふけるもよし、これまでの学びを振り返るもよし、新たな目標を静かに見つめ直すのもよいでしょう。

『人生という試合で最も大切なのは休憩時間の得点である』 この言葉を胸に、今という時間を丁寧に、そして前向きに過ごしてくれることを、心から願っています。

小山西高校 校長 佐山利晴

 

【校長ブログ】1年生の皆さんへ

今、校内ではインフルエンザの感染が急速に広がりつつあり、体調を崩す生徒が増えている状況です。こうした事態を受け、学校として慎重に協議を重ねた結果、明日まで、第一学年を臨時学年閉鎖とすることを決定いたしました。

この決断は、皆さん一人ひとりの健康と安全を守るための、苦渋の選択であると同時に、未来への希望をつなぐ大切な一歩でもあります。どうかこの期間を、冷静に、そして有意義に過ごしていただきたいと心から願っています。

まずは何よりも、自身の健康を最優先に考えてください。不要不急の外出は控え、ご家庭での静かな時間を大切にしながら、学校からの課題にしっかりと取り組んでください。連絡事項は、担任の先生を通じて随時お知らせいたしますので、確認を怠らぬようお願いいたします。

このような時だからこそ、一人ひとりの行動が、周囲の人々の健康を守ることにつながります。手洗い・うがいの徹底、十分な睡眠、栄養のある食事など、基本的な生活習慣を見直し、体調管理に努めてください。そして、少しでも体調に異変を感じた際には、無理をせず、速やかに保護者の方や医療機関に相談してください。

学校では、皆さんが安心して登校できる日を迎えるために、引き続き感染防止対策に全力で取り組んでまいります。静かな校舎の中で、皆さんの元気な声が戻ってくる日を、教職員一同、心より待ち望んでおります。

どうかこの一時を、未来への準備期間として、心穏やかに、そして前向きに過ごしてください。

皆さんの健やかな日々を、心から祈っています。

【校長ブログ】挑戦の季節始まる

澄み渡る秋空のもと、小山西高校の背後にそびえる男体山が、ひときわ雄々しくその姿を現しています。その堂々たる佇まいは、まるで生徒たちの歩みを静かに、そして力強く見守っているかのようです。

秋本番を迎え、校内は一層活気に満ちています。 3年生の皆さんは、進路実現に向けて、それぞれの目標に向かって真剣に取り組む日々。悩み、迷いながらも、自分の未来を切り拓こうとする姿は、何よりも尊く、頼もしいものです。 1・2年生の皆さんも、キャリアクション、修学旅行、芸術鑑賞会、新人戦など、多くの行事が重なる時期となりました。忙しさの中にも、それぞれの経験が皆さんの心を豊かにし、将来への糧となることでしょう。

どの学年の皆さんも、今この瞬間を大切に、前を向いて歩んでください。努力の先には、必ず新しい景色が広がっています。 そして、男体山のように、どんな時も揺るがぬ心を持って、自分らしく進んでいってほしいと願っています。

皆さんの挑戦を、心から応援しています。

【校長ブログ】秋の花々に見守られて

明日はいよいよ、持久走大会の日を迎えます。秋の澄んだ空気の中、生徒の皆さんがそれぞれの歩幅で挑戦する姿を思い浮かべると、胸が高鳴ります。

本大会の開催にあたり、ご協力いただく保護者の皆様、小山警察署の皆様には、心より感謝申し上げます。また、地域の皆様には交通面などでご不便をおかけすることもあるかと存じますが、生徒たちの健やかな成長の一助として、温かく見守っていただけますようお願い申し上げます。

生徒の皆さんへ。明日、皆さんが走るコースには、秋の花々が静かに咲き誇っています。その彩りは、自然からのささやかな応援のようにも感じられます。風の音、木々のざわめき、そして足元に広がる季節の気配に耳を澄ませながら、無理のない範囲で、自分のペースを大切に走ってください。

そして何より、皆さんの挑戦を支えてくださる多くの方々への感謝の気持ちを忘れずに。この一日が、高校時代のかけがえのない思い出となることを、心から願っています。

自然と人の温もりに包まれた持久走大会が、皆さんにとって実り多きものとなりますように。

満開のコスモスロード

 

ゴール小西まであと少し、最後の直線!

明日も素敵な一日になりますように。

【校長ブログ】誠実と思慮深さの花咲く場所

昨日の放課後、美化委員の皆さんによるプランターの花苗の植え替え作業が行われました。季節の移ろいに合わせて、校舎前に新たに迎え入れられたのは、パンジーとビオラ。どちらも可憐でありながら、凛とした佇まいを持つ花々です。

それぞれの花言葉は、「誠実」「思慮深さ」。まるで小山西高校の生徒たちそのもののように感じられます。日々の学びに真摯に向き合い、仲間を思いやる心を忘れず、静かに、しかし確かな歩みを重ねていく。

朝の光の中、登校してくる生徒たちを、色とりどりの花々がそっと迎えてくれています。その柔らかな彩りは、見る者の心に小さな勇気を灯し、今日という一日を前向きに歩む力を与えてくれるようです。

美化委員の皆さんの丁寧な手仕事が、こうして学校の風景に温もりを添えてくれました。花を植えるという行為の中に、誰かの心を励まそうとする優しさが宿っている。そのことを改めて感じさせてくれる、穏やかな午後のひとときでした。

今日も素敵な一日でありますように。

【校長ブログ】小さな古本市での大きな学び

朝の昇降口に、いつもとは少し違う空気が流れていました。図書館より放出された雑誌を並べた「古本市」の案内を掲示したところ、さっそく生徒たちが足を止め、ページをめくり、友と語らいながら選書する姿が見られました。

今回は、図書館の蔵書整理に伴い、雑誌のみを放出する形となりましたが、「ご自由にお持ちください」との一言に、さすがは読書を愛する小西生、その反応は実に素早く、昇降口には自然と人だかりができておりました。

雑誌の表紙に惹かれ、ふと手に取る。目次に目を走らせ、興味のある記事を見つける。そんな何気ない行為の中にこそ、知の扉を開く第一歩があるのだと思います。情報があふれる時代だからこそ、自らの手で選び、読み、考える力を育むことが、これからの学びにおいて何より大切です。

本校では、日々の授業や探究活動に加え、こうした小さな取り組みの中にも、生徒の知的好奇心を育む機会を大切にしています。昇降口の一角に広がる静かな熱気。それは、学びの芽が確かに息づいている証です。

校長ブログをご覧の皆様にも、こうした日常の一場面から、小山西高校の豊かな学びの風景を感じ取っていただければと思います。

【校長ブログ】走り続ける者に道はひらける

いよいよ明後日、本校恒例の持久走大会が開催されます。今年は創立四十周年の節目にあたり、記念大会としての特別な意味を持つ一日となります。当日は、生徒の皆さんに記念タオルが配布されます。タオルに込められた想いとともに、皆さんの走りが校史に刻まれることを願っております。

持久走とは、単なる競技ではありません。自らの限界に挑み、心と体を鍛え、仲間と励まし合いながら一歩一歩を積み重ねていく、まさに人生の縮図とも言える営みです。速さだけが価値ではなく、最後まで走り抜こうとする意志こそが尊いのです。

ここで、ひとつの英語のことわざをご紹介します。

“The race is not always to the swift, but to those who keep on running.” ― 勝利は常に速き者に与えられるのではなく、走り続ける者にこそ訪れる。

この言葉が示すように、大切なのは、途中で諦めず、最後まで自分の歩幅で走り抜くことです。風を切って走るその姿は、皆さん自身の成長の証であり、未来への力強い一歩となるでしょう。

どうか、明後日の大会では、記録に挑む者も、自分自身に挑む者も、それぞれの目標に向かって全力を尽くしてください。そして、仲間とともに走る時間を、かけがえのない青春の一頁として心に刻んでほしいと願っています。

皆さんの健闘を心より期待しております。

 

【校長ブログ】創立四十周年記念式典に向けて

昨日の下野新聞に、本校に関する記事が掲載されました。ご覧いただいた方もいらっしゃるかと存じますが、いよいよ再来週に迫った創立四十周年記念式典に向けて、校内の空気も次第に高まりを見せております。

四十年という歳月は、幾多の生徒たちの歩みと、地域の皆様の温かなご支援によって紡がれてきた尊い歴史であり、その節目を迎えるにあたり、私たち教職員一同、深い感慨とともに準備を進めております。

そして、式典当日の午後には、特別な記念講演会を開催いたします。講師としてお迎えするのは、本校校歌の作曲者であり、ドラマ『冬のソナタ』の挿入曲を手がけられた作曲家・倉本裕基先生です。日本を代表する音楽家である倉本先生をお招きできることは、本校にとってこの上ない喜びであり、まさに記念すべき節目にふさわしい贈り物のように感じております。

講演に加え、倉本先生ご自身によるピアノ演奏も披露いただけるとのことで、生徒たちにとっても、心に残るひとときとなることでしょう。音楽が紡ぐ旋律は、言葉を超えて人の心に響き、記憶の奥深くに刻まれるものです。そのような体験が、若き感性にどれほど豊かな影響を与えるか、今から胸が高鳴る思いです。

式典当日は、四十年の歩みを振り返りつつ、未来への希望を語り合う場となることでしょう。そして、倉本先生の音楽が、そのひとときをさらに彩り深く、豊かなものにしてくださることを、心より楽しみにしております。

(下野新聞社提供許諾済)

 

【校長ブログ】大学出張講義

本日午後、本校では第2学年を対象とした「大学出張講義」が実施されました。秋の深まりを感じるこの季節、生徒たちはそれぞれの興味関心に応じた学問分野の模擬講義に耳を傾け、進路への思いを新たにする貴重なひとときを過ごしました。

この行事は、大学の先生方を本校にお招きし、専門的な知見に触れることで、生徒自身が将来の学びや職業について考えるきっかけとなることを目的としています。講義の内容は多岐にわたり、学問の奥深さと広がりを実感できるものばかりでした。

たとえば、宇都宮大学による「動物の心と体なんでもサイエンス」では、生き物の不思議に触れながら、生命へのまなざしを養う時間となりました。日本大学の「東南アジアの住まい方」では、都市の発展と居住地の変化を通じて、文化と暮らしの関係性を学びました。

文教大学の「人間の新生児の特徴から教育を考える」では、命の始まりに宿る可能性と教育の本質に迫り、日本工業大学の「電気エネルギーが届くまで」では、現代社会を支える電力システムと再生可能エネルギーの未来に思いを馳せました。

また、淑徳大学による「これからの日本政治を読み解く」では、歴史と現代を行き来しながら、政治のダイナミズムを体感し、流通経済大学の「Let'sメントレ!」や「こころのセミナー」では、心の健康とスポーツメンタルトレーニングの重要性を学びました。

さらに、日本栄養大学の「毎日の栄養と食事」では、日々の食生活が心身に与える影響を考え、浦和大学の「季節ならではのリースづくり」では、自然の恵みを感じながら創造力を育む時間となりました。

神奈川工科大学の「科学の力で環境問題に取り組む」では、持続可能な社会への道筋を探り、白鴎大学の「使えるメディアリテラシー」では、情報社会を生き抜く力を養いました。足利大学の「金属を切る削ることを科学する」では、ものづくりの技術と科学の融合に触れ、東京家政大学の「俳句の英訳を通じて言語と文化の相違を考える」では、日本文化の繊細さと異文化理解の奥深さを味わいました。

生徒たちは、それぞれの講義を通じて、自らの進路に対する意識を高め、未来への一歩を踏み出す準備を進めています。学びとは、知識を得るだけでなく、自分自身を知り、世界と向き合う力を育む営みです。

今日の出張講義が、生徒一人ひとりの心に灯をともすきっかけとなったことを願ってやみません。これからも本校では、生徒の可能性を広げる教育活動を大切にしてまいります。

 

 

【校長ブログ】英語達人列伝(おすすめの一冊)

『英語が話せるようになりたい、海外に留学したいけど経済的に厳しい。でも、なんとしてでも英語ができるようになりたい!』そう思う人は多いでしょう。しかし、日常的に英語を使用する機会がほとんどない国に生まれた日本人にとって、英語習得は容易なことではありません。インターネットもない、AIもない、英語の教材もほとんどない、そんな時代に生まれた人たちにはもっと英語習得は難しかったはずです。それにもかかわらず、日本には多くの英語の達人が誕生していました。いったいどうやって?

 今から100年以上も昔、羽織袴姿の岡倉天心が弟子の横山大観らとボストンの街を歩いていたとき、一人の若者に声をかけられました。"What sort of 'nese are you people? Are you Chinese, or Japanese, or Javanese?"(「おまえたちは何ニーズだ?チャイニーズか、ジャパニーズか、それともジャヴァニーズ(ジャワ人)か?」)さあ、これに対してどう答えるか。ヒント:これは東洋に対する偏見に満ちた侮辱的な台詞です。ひとつうまい切り返しでギャフンと言わせたいところです。それでは、この逸話の後半部分を(並の日本人では絶対に考えつかない)解答例として紹介しましょう。実際にこの質問を受けたとき、岡倉天心はどうしたか。くるりと質問者の方を向いて、次のように答えたのです。"We are Japanese gentlemen. But what kind of 'key are you? Are you a Yankee, or a donkey, or a monkey?"(「我々は日本人紳士だよ。ところで、あんたこそ何キーなんだい?ヤンキーか、ドンキー〔ろば、馬鹿者〕か、それともモンキーか。」)まさに返し技で一本取った感じです。このやりとりの一部始終を見ていた弟子の横山大観は、よほど胸のすく思いをしたのでしょう、後にこの逸話を好んで語ったといいます。

 栃木県出身であり東京大学名誉教授の齋藤兆史先生の大ヒット作です。かつての日本に存在した、帰国子女でもなく、ほとんど留学もせず基本的に日本にいながらにして驚異的な英語力を身につけた英語達人たちについての列伝です。たとえば、岡倉天心、野口英世、白洲次郎ら紹介される十人の達人たちは決して西洋かぶれになることなく劣悪な条件の下でいろいろと工夫をしながら英語の勉強をしてきたのです。「ただし、例外的な部分があるとすればそれは彼らの意思の強さと努力の才だけです」(まえがきより)。

 日本語を母語とする人間にとって英語はそもそも習得するのがとても難しい言語なのに、英語が思い通り使いこなせないのは学校教育のせいだという人もいるが、それは全くの間違いです。達人たちの英語力の基礎は学校での地道な努力と工夫によって築かれたものなのです。とにかく、英語は学習成功者に学ぶべし。文武両道、不撓不屈の教えの下で根性を鍛えられ、さらに持久走大会で体までも鍛えられた小西生なら、きっと英語ができるようになるはずです。

 

【校長ブログ】下野新聞記事より

昨日の下野新聞に、本校に関する記事が掲載されました。小山市議会議員の皆様が本校を訪問され、生徒たちと地域の未来について意見を交わす貴重な機会が設けられました。

テーマは「思川駅周辺の活性化」。生徒たちは日頃の通学や地域での暮らしを通して感じている思いを、真摯に、そして熱意をもって語ってくれました。「駅周辺にコンビニや飲食店があればもっと便利になる」「小西高までの道にイルミネーションを飾って、地域に彩りを」「バスの本数を増やして通学がしやすくなれば」その一つひとつの言葉に、地域をより良くしたいという若者のまっすぐな願いが込められていました。

議員の皆様も、生徒たちの率直な意見に耳を傾け、活発な議論が交わされました。まちづくりは、行政だけでなく、そこに暮らす一人ひとりの思いによって形づくられていくものです。今回の意見交換会は、まさにその原点を感じさせるひとときでした。

地域を愛し、未来を見据える本校生徒たちの声が、市政の新たな一歩となることを心より願っております。そして、こうした学びの場が、若者たちの社会参画への意識を育み、地域と学校がともに歩む礎となることを期待しています。

(下野新聞社使用許諾済)

【校長ブログ】ハロウィン中庭コンサート

昨日、放課後の中庭にて、音楽部によるハロウィン中庭コンサートが開催されました。秋の柔らかな風が校舎を包む中、音楽部の奏でる音色が小山西高校の空気を一変させ、華やかで楽しいハロウィンの雰囲気が広がりました。

このコンサートは、先週末にハーヴェストウォークで予定されていた「ハロウィンパレード&コンサート」が、あいにくの雨天により中止となったことを受け、代替企画として実施されたものです。音楽部の生徒たちは、これまで積み重ねてきた練習の成果を、ぜひとも多くの方に届けたいという思いを胸に、校内での開催を決意しました。

中庭に響く演奏は、聴く者の心を温かく包み込み、仮装に身を包んだ生徒たちの笑顔とともに、秋のひとときを彩ってくれました。音楽には、人と人とをつなぐ力があります。今回のコンサートは、まさにその力を感じさせる、心豊かな時間となりました。

音楽部の皆さんの情熱と創意工夫に、心から拍手を送ります。そして、こうした文化活動が、学校生活に彩りを添え、生徒たちの感性を育んでいくことを、改めて実感いたしました。

これからも、小山西高校の中庭が、生徒たちの表現の場として、さまざまな物語を紡いでいくことを願っております。

 

【校長ブログ】今燃えなくていつ燃える!

昨日、本校にて、ベネッセコーポレーションより内藤彪晶様をお招きし、3年生を対象とした一般選抜対策プロジェクトの一環としてご講話をいただきました。

内藤様の言葉は、まさに受験生の心に火を灯すものでした。 「今、燃えなくていつ燃える!」 「大逆転合格ができるのは一般入試だけ!」 「3年の秋冬に、現役生は最も伸びる!」 「まずは圧倒的な学習量!量で負けていては逆転合格はない!質で勝負するのは量を積み上げた後!」

これらの力強いメッセージは、受験に向かう生徒たちの胸に深く刻まれたことでしょう。迷いや不安を抱えながらも、前を向いて歩み続ける彼らにとって、まさに背中を押してくれる言葉の数々でした。

そして、いよいよ来週は、一般選抜プロジェクトの次なるステージ『校長による英語特別講座(第2回)』が開催されます。英語で得点を伸ばすために、今何をすべきか、どのように取り組むべきかを、私自身の経験と知見をもとにお伝えする予定です。

受験は、人生の一つの節目であり、挑戦の場でもあります。私たち教職員一同も、彼らの歩みに寄り添い、力強く支えてまいります。

どうぞ、次回の講座も楽しみにしていてください。

【校長ブログ】情報教育研究大会を終えて

昨日、本校にて情報教育の研究大会が開催されました。県内各地より多くの情報担当の先生方にご来校いただき、盛会のうちに幕を閉じましたこと、心より御礼申し上げます。

本校が日頃より取り組んでおります先進的な情報教育の実践は、皆様の温かいご関心とご支援に支えられております。今回の研究授業では、2年5組において星野教諭が授業を担当し、生徒たちが主体的に学びに向かう姿を通して、本校の教育の精神をご覧いただけたのではないかと存じます。

情報技術が日々進化する現代において、教育の在り方もまた柔軟かつ力強く変化を遂げていかねばなりません。本校はこれからも、情報教育の可能性を追求し、本県の教育を牽引する存在であり続けたいと願っております。今後とも、本校の教育活動にご理解とご協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

【校長ブログ】平和の尊さを胸に刻む旅へ

昨日、本校の2年生は、来月に予定されている沖縄への修学旅行に向けた平和学習の一環として、DVD『清ら島沖縄』を鑑賞しました。美しい自然と深い歴史に彩られた沖縄の姿を通して、生徒たちは戦争の悲惨さと平和の尊さについて、静かに、そして真剣に思いを巡らせていました。

鑑賞後には、それぞれが感じたことを言葉にし、沖縄で何を学びたいのかを改めて確認する時間を持ちました。命の尊さ、過去からの学び、そして未来への責任。生徒たちの言葉には、若いながらも確かな感受性と、平和への願いが込められていました。

修学旅行は、単なる観光ではなく、心を育てる学びの場です。沖縄の地で、生徒たちが歴史の声に耳を傾け、平和の意味を自らの心に深く刻むことを願ってやみません。清らかな島が語りかける静かな祈りに、どうか真摯に向き合ってほしいと思います。

【校長ブログ】実りの季節に心を耕せ

校舎前に広がるコキアが、今年も見事に紅に染まりました。陽光を受けて輝くその姿は、まるで秋の訪れを告げる使者のように、静かに、そして力強く私たちの心に語りかけてくれます。自然の美しさと学び舎の風景が一体となったこの瞬間は、まさに本校の秋の象徴とも言える光景です。

秋は、実りの季節であると同時に、心を落ち着けて物事に向き合う好機でもあります。勉学に励むもよし、部活動に情熱を注ぐもよし、それぞれの目標に向かって一歩ずつ歩みを進めてほしいと願っております。

この美しい季節の中で、生徒一人ひとりが自らの可能性を信じ、力強く前進していくことを、心より期待しております。

今日も素敵な一日になりますように。

【校長ブログ】地域に息づく小西の魂

昨日開催されました「小山駅西口祭」において、本校の生徒たちが見事な活躍を見せてくれましたこと、ここにご報告申し上げます。

ダンス部ユニット『あいみさ』によるステージは、まさに躍動の美。しなやかで力強い動きが音楽と一体となり、観客の心を惹きつけて離しませんでした。若さと情熱がほとばしるその姿は、地域の皆様に深い感動を与えたことと存じます。

また、JRC部はミニFM局『小山駅西口ユースラジオ』の運営を担い、祭の賑わいを一層盛り上げてくれました。私も特別ゲストとして出演の機会をいただき、生徒たちの真摯な姿勢と確かな技術に感銘を受けました。さらに、献血活動の呼びかけにも尽力し、多くの市民の皆様にご協力を賜りましたこと、心より感謝申し上げます。

このように、生徒たちが地域の一員として自らの力を発揮し、社会に貢献する姿は、本校の教育の成果であり、何よりも誇らしいものであります。

今後とも、地域との絆をより一層深めながら、皆様に愛され、信頼される小山西高校であり続けたいと願っております。

 

【校長ブログ】音楽部が奏でるハロウィンの鼓動

木々の葉も少しずつ色づき始め、街のあちこちにハロウィンの彩りが見られるようになりました。

さて、来る10月26日(日)、本校音楽部が、毎年盛大に開催されるハーヴェストウォークでのハロウィンパレード並びにハロウィン演奏会に出演いたします。午前の部は11時30分から、午後の部は14時30分からの予定です。

この催しは、地域の皆様に親しまれている秋の恒例行事であり、音楽部によるパレードと演奏会は、特に子どもたちにとって楽しみなアトラクションのひとつとなっております。華やかな衣装と軽快な音楽が街を彩り、笑顔と歓声があふれるひとときは、まさに季節の風物詩と呼ぶにふさわしいものです。

こうした取り組みを通じて、地域の皆様との絆を深め、活気あるまちづくりをさらに推進していくことは、学校としても大変意義深いことと感じております。生徒たちが地域の一員として、音楽を通じて貢献できることは、教育の一環としても誇らしい姿です。

私も当日は応援に参ります。仮装こそいたしませんが、心からの拍手をもって、音楽部の皆さんの晴れ舞台を見守りたいと思います。

音楽部の諸君、どうか自信を持って、日頃の練習の成果を存分に発揮してください。皆さんの音色が、街に温もりと笑顔を届けてくれることを、心より願っています。

 

【校長ブログ】音楽が描く豊田の秋物語

来る10月25日(土)10時30分より、豊田小学校体育館にて『豊中オータムコンサート2025』が開催されます。本校音楽部もこの合同演奏会に出演いたします。

このコンサートは、豊田小学校の5・6年生、豊田中学校吹奏楽部、小山西高校音楽部、そして地域で活動されている「豊田和太鼓の會」「豊田ふれあい太鼓」の皆様による、世代と地域を越えた心温まる音楽の祭典です。地域の方々にも公開されており、毎年多くの皆様にご来場いただいております。

音楽には、人と人との距離を縮め、心をひとつにする力があります。こうした取り組みを通じて、小山西高校が地域に根ざし、地域とともに歩む学校であることを、改めて実感いたします。

音楽部の生徒たちも、日々の練習の成果を胸に、精一杯の演奏をお届けすることでしょう。お時間の許す方は、ぜひ会場に足をお運びいただき、若き奏者たちの音色に耳を傾けていただければ幸いです。

皆様のご来場を、心よりお待ち申し上げております。

 

 

【校長ブログ】遊び惚ける日々に未来はない

今日は一つの言葉をご紹介したいと思います。米国の実業家、ジョン・D・ロックフェラー・ジュニアの言葉です。

“I can think of nothing less pleasurable than a life devoted to pleasure.” 「快楽だけを追い求める人生ほど、つまらないものはない。」

この言葉は、私たちに深い示唆を与えてくれます。勉強を避け、部活動をさぼり、ただゲームや娯楽に没頭する毎日。それは一見、自由で楽しいように思えるかもしれません。しかし、そこには達成感も成長もなく、やがて心に空虚さだけが残ることでしょう。

努力を重ね、時に悩み、時に壁にぶつかりながらも、自らの力で何かを成し遂げる。その過程こそが、人生を豊かにし、真の喜びをもたらしてくれるのです。

小山西高校の皆さん。高校時代は、人生の中でも特別な、かけがえのない時間です。この瞬間を、どうか無為に過ごさないでください。快楽に流されることなく、自らの目標に向かって、ひたむきに努力を重ねてください。

その先にこそ、真の充実と誇りが待っているはずです。皆さんの健やかな成長を、心より願っています。

小山西高校 校長 佐山利晴