校長ブログ
【校長ブログ】酒井選手の国スポ出場に寄せて
本日、いよいよ第79回国民スポーツ大会ウエイトリフティング競技が開催されます。小山西高校1年生、酒井心音選手が女子49キロ級に出場いたします。競技開始は午前11時を予定しており、社会人や大学生と肩を並べての挑戦となります。
高校生として、そして1年生としてこの舞台に立つことは、並々ならぬ努力と覚悟の賜物です。酒井選手には、栃木県の代表としての誇りも、小山西高校の名を背負う責任もあることでしょう。しかし、何よりも大切なのは、自らが納得できる試技を行うこと。己の限界に挑み、心から「やり切った」と思える瞬間を迎えてほしいと願っております。
遠く栃木の地からではありますが、教職員・生徒一同、心を込めて声援を送ります。酒井選手の健闘を祈りつつ、その一挙一動が多くの人々の心を動かすことを信じております。
頑張れ、酒井心音選手。
【校長ブログ】英語という名の羅針盤
明後日、10月5日は、実用英語技能検定試験(英検)の一次試験が実施されます。英検は、国内最大級の英語技能検定であり、「聞く」「話す」「読む」「書く」の四技能を総合的に測定する、極めて意義深い試験です。近年では、大学入試や海外留学、さらには就職活動においても、英語力を証明する手段として広く活用されており、生徒の将来に大きな可能性を拓くものとなっています。
本校においても、今回多くの生徒がこの試験に挑戦します。日々の授業や自主学習を通じて積み重ねてきた努力が、試験本番において存分に発揮されることを、心より願っております。英語という言語を通じて、世界とつながる力を育むその姿勢は、まさに小山西高校の精神そのものです。
なお、来月には二次試験が控えておりますが、本校英語科のスタッフが、面接対策においても一人ひとりに寄り添い、丁寧に指導を行ってまいります。挑戦する皆さんが、自信を持って臨めるよう、教職員一同、全力で支援いたします。英語の学びを通じて、未来への扉を力強く開いていきましょう。
【校長ブログ】君たちが創る小西の明日
昨日、小山西高校第40期生徒会役員選挙立会演説会が開催されました。今年度は、予想を大きく上回る七名の生徒が会長・副会長候補として立候補し、それぞれが胸に抱く思いを真摯に語ってくれました。演説の中で彼らは、小山西高校をさらに発展させるために何ができるのか、生徒主体の学校行事をどう進化させていくべきか、そして、全校生徒がより楽しく充実した日々を送るにはどうしたらよいか―その問いに真正面から向き合い、熱意と誇りをもって語ってくれました。
彼らの言葉には、小山西高校への深い愛情と、未来を切り拓こうとする強い意志が込められており、私自身、胸が熱くなる思いで耳を傾けました。本日、開票結果が公表され、新たなリーダーが誕生します。しかし、学校の未来を創るのは、選ばれた者だけではありません。小山西高校を形づくるのは、生徒一人ひとりの力と想いです。
互いを尊重し、力を合わせて、一枚岩となって歩んでいく―その先にこそ、より豊かで希望に満ちた小山西高校の姿があります。新たな一歩を踏み出すこの瞬間に、皆さんの心が一つとなることを願っています。
【校長ブログ】文武両道の真髄―学びを支えるもう一つの力
本気で文武両道を実践している小西生の皆さんに、ぜひ紹介したい一冊の書があります。スウェーデンの研究者、アンデシュ・ハンセン氏による『運動脳』という書籍です。人口一千万人の国で六十万部を超える販売実績を誇るこの書は、運動と脳の関係について、科学的な根拠に基づきながら、私たちの学びに深い示唆を与えてくれます。
本書の第一の要点は、運動が集中力を高めるということ。運動によって分泌されるドーパミンは、周囲の雑音を静め、目の前の課題に意識を向ける力を高めてくれるそうです。特に、週に三回、三十分程度のウォーキングが効果的であり、朝の運動はその効果が長く持続するとされています。
第二の要点は、ストレスの緩和です。運動によってストレスホルモンであるコルチゾールの分泌が抑えられ、脳の海馬が過度なストレスにさらされることを防ぐ効果があるといいます。習慣化することで、ストレスに対する耐性も高まるとのことです。
ただし、運動の効果は即座に現れるものではなく、脳が再構築されるまでには数か月を要すると言われています。受験を控えた三年生の皆さんは、無理に新たな運動習慣を始めるよりも、軽いウォーキング程度にとどめ、これまでの学習ペースを大切にしてください。
そして何よりも忘れてはならないのは、運動だけでは学力は向上しないということ。運動は学習の質を高める助けにはなりますが、学びの成果は、日々の積み重ねによってこそ得られるものです。努力の先にこそ、学びの楽しさが待っています。
皆さんの健やかな成長と、学びの充実を心より願っています。
【校長ブログ】これからは伸ばし放題!
1学年の生徒および保護者の皆様を対象とした進学講演会を開催いたしました。講師には、ベネッセコーポレーションより内藤彪晶様をお迎えし、「1年生の学習習慣が合否を分ける」と題して、熱意あふれるご講演を賜りました。
内藤様のお言葉には、進路を見据える若者たちへの力強い励ましと、日々の学びに向き合う姿勢への深い洞察が込められておりました。「高校受験は塾のおかげで受かったかもしれないが、大学受験は別物」「これからは伸ばし放題!成長を感じ放題!」といった言葉には、未来への可能性を信じる力が宿っております。また、「苦手科目なんてものはない。それはただ勉強していない科目です。やれば伸びる科目です」との一言には、学びに対する前向きな姿勢を育む大切さが感じられました。
さらに、「生活のリズムをつくること。起床、食事、学習開始、就寝の時刻を固定させる」「学校と先生を信頼する」といった日常の習慣づくりの重要性にも触れられ、生徒たちの心に深く響いたことと思います。
進路実現への道は、日々の積み重ねの先にあります。生徒諸君が自らの可能性を信じ、努力を重ねていく姿を、私たちは全力で応援してまいります。