2026年2月の記事一覧
【校長ブログ】小さな手から大きなありがとう
いよいよ来週、3月2日に卒業式を迎えます。3年間という月日は、皆さんにとってどのような時間だったでしょうか。嬉しかったこと、悔しかったこと、仲間と笑い合った日々、努力を重ねた日々…そのすべてが、皆さんの心に大切な思い出として刻まれていることと思います。
さて、そんな皆さんの門出を祝って、豊田小学校の児童の皆さんから、心のこもった直筆のメッセージが届きました。どのメッセージにも、皆さんへの感謝と応援の気持ちがあふれています。
「豊田小に来て、絵本の読み聞かせをしてくれたり、持久走大会のお手伝いをしてくれたこと、忘れません。楽しかったです。ありがとうございました。」
「ご卒業おめでとうございます。これからも夢に向かってがんばってください。」
このような温かい言葉の数々を、卒業式当日、式場となる体育館後方に掲示いたします。ぜひ、足を止めてご覧ください。皆さんの歩みが、地域の子どもたちにとってどれほど大きな励ましとなっているかを、きっと感じていただけることでしょう。
卒業生の皆さん。どうか忘れないでください。皆さんの背中を、憧れのまなざしで見つめている子どもたちがいます。皆さんが積み重ねてきた努力や優しさ、そして笑顔は、確かに次の世代へと受け継がれています。
小山西高校の卒業生であることに誇りをもち、これからも人とのつながり、絆を大切に歩んでください。この3年間で学んだ「人の役に立つこと、人を助けること、人を幸せにすること」、それこそが、人生における何よりの喜びであり、幸せの源です。
どうか、これからの人生においても、周囲の人々に温かさと希望を届けられる、そんな存在であってください。一人ひとりの未来が、光に満ちたものであることを、心から願っています。
【校長ブログ】全国の舞台へ、いざ出陣!
本日、卒業式の予行に先立ち、全国大会へと挑む仲間たちの壮行会を行いました。これから全国の舞台で戦う選手たちに、全校を代表して、心からのエールを送りました。
まずは、女子ハンドボール部の皆さん。
2月7日・8日に日環アリーナで開催された関東選抜大会に出場し、見事、全国選抜大会への切符を手にしました。私も、ダンス部の皆さんや生徒会長の早乙女さんと一緒に応援に駆けつけましたが、関東の舞台はやはり強豪ぞろい。初戦の茨城県・水海道第二高校、続く神奈川県・高津高校との試合では、厳しい戦いが続きました。
しかし、代表決定戦では、千葉県の八千代高校を相手に、皆さんが持てる力を存分に発揮し、見事な勝利を収めました。あの試合は、まさにベストゲームだったと思います。素人の私が見ても、小山西高校のハンドボールは本当に成長したなあと、胸が熱くなりました。感動をありがとう。
全国選抜大会は大分県で開催されます。本校は3月25日の2回戦から登場し、岩手県の花巻北高校との対戦が予定されています。ぜひここを突破し、3回戦では優勝候補である京都府・洛北高校との対戦を実現させてください。今回は現地での応援には行けませんが、校長室からオンラインで、心を込めて応援しています。いつものように、チーム一丸となって、心をひとつにして頑張ってください。
続いて、ウエイトリフティングの酒井心音さん。
このたび、3月26日から石川県の金沢市総合体育館で開催される全国高校選抜ウエイトリフティング大会への出場、誠におめでとうございます。
酒井さんは、昨年夏のインターハイでスナッチ競技1位、1月の県大会では県高校新記録を樹立、さらに先月のジュニアオリンピックでも素晴らしい活躍を見せてくれました。まさに今、絶好調といえるでしょう。
私も、昨年夏に鳥取県で開催されたインターハイに応援に行きましたが、酒井さんの試技はとても冷静で、まさに「平常心」のひと言に尽きます。そして、成功した瞬間に見せるあの笑顔から、ウエイトリフティング競技を心から楽しんでいることが伝わってきて、私も大きな感動をもらいました。感動をありがとう。
数年後、オリンピックの舞台で、再び酒井さんから感動をもらえる日を、今から楽しみにしています。まずは今回の大会、思い切り楽しんで、自分自身の限界に挑んでください。本校にはウエイトリフティング部はありませんが、あっても、なくても関係ありません。全校生徒・教職員一同、心をひとつにして応援しています。
選手の皆さんの健闘を、心より祈っています。どうか、悔いのない戦いを。そして、何よりも自分自身を信じて、堂々と全国の舞台に立ってきてください。
校長より
小西の生徒ひとりひとりの努力が、やがて大きな花を咲かせますように。
【校長ブログ】母校への恩返し
本日、本校の卒業生である松本大樹様より、トレーニング器具として「ラットマシン」「パワーラック」と「セーフティーバー」をご寄贈いただきました。
松本様は本校卒業後、大学にて人間工学の研究に励まれ、その後、多くの著名なアーティストの専属トレーナーとしてご活躍されてたそうです。現在は地元・小山市内にてパーソナルトレーニングジムを経営され、多くの方々の健康づくりに貢献しておられます。
このたびのご寄贈に際し、「未来ある若い子たちが、安全かつ効率の良いトレーニングを行えるように」との温かいお言葉を頂戴いたしました。そのお心遣いに、教職員一同、心より感謝申し上げます。
いただいた器具は、今後の体育や部活動において大切に活用させていただきます。松本様のご厚意を励みに、生徒たちが心身ともに健やかに成長していけるよう、学校としても一層努めてまいります。
松本大樹様、このたびは誠にありがとうございました。
【校長ブログ】校長室に届いた、幸せの香り
本日、1年1組の上野さん、館野さん、仁平君の3人が、家庭科の授業で作った『マカロニグラタン』と『手作りバター』を、わざわざ校長室まで届けてくれました。
ふわりと立ちのぼる香ばしい香りに、思わず笑みがこぼれました。一口いただくと、グラタンのとろけるようなホワイトソースと、手づくりバターのやさしい風味が口いっぱいに広がり、そのおいしさに心から感動しました。
丁寧に作られた料理には、3人の真心と努力がたっぷり詰まっていて、まるで春のような温かさを感じました。午後からのキャリアアクション発表会に向けて、大きなパワーをもらいました。本当にありがとう。
これからも、学びを楽しみながら、仲間と力を合わせて成長していく皆さんの姿を、心から応援しています。
【校長ブログ】また、きっと会える
春の足音が近づき、校内の木々も少しずつ芽吹き始めました。卒業や進級を控え、皆さんの心にもさまざまな想いが去来していることでしょう。今日は、そんな季節にふさわしい一首の和歌をご紹介したいと思います。
私の「推し札」は、百人一首の中でも特に心に残るこの一首です。
せをはやみ 岩にせかるる 滝川の
われても末に あはむとぞ思ふ
崇徳院
この歌の作者、崇徳院(すとくいん)は平安時代末期の天皇であり、波乱に満ちた生涯を送った人物としても知られています。この和歌は、恋人との別れを詠んだものとされていますが、そこに込められた想いは、恋愛にとどまらず、人生のさまざまな「別れ」と「再会」への願いを象徴しているように思います。
「せ(瀬)」とは川の流れの速いところ、「はやみ」は「速いので」、「岩にせかるる」は「岩にせき止められて」と続きます。つまり、滝のように勢いよく流れる川の水が、岩にぶつかって一度は分かれても、やがてまた一つに合流する、そんな自然の情景を通して、「たとえ今は離れても、いつかまた必ず会える」という強い願いが込められているのです。
この歌が私の心に響くのは、まさにその「再会への希望」があるからです。生徒の皆さんも、今は同じ教室で学び、笑い合い、時には悩みを分かち合っている仲間たちと、やがてはそれぞれの道を歩むことになります。でも、たとえ一時の別れがあっても、またどこかで、きっと再び出会える。そんな希望を胸に、今この瞬間を大切にしてほしいと願っています。
ちなみに、今話題のベストセラー『成瀬は・・・』シリーズ3部作の2作目『成瀬は信じた道をいく』でも、主人公の成瀬あかりがこの和歌を好んでいたことをご存じでしょうか。彼女のまっすぐな生き方と、この歌に込められた想いが重なり合い、読んでいて胸が熱くなりました。
皆さんも、残り少ないこの学年の日々を、悔いのないように過ごしてください。そして、たとえ進む道が分かれても、またどこかで一緒に笑い合える日が来ることを信じて。
校長より
今日も素敵な一日でありますように。
【校長ブログ】読書ゼロ男子、竜馬に感化される
「泰平の眠りをさます上喜撰(じょうきせん)たった四はいで夜も眠れず」
これは、1853年、ペリーの黒船が浦賀に来航した際に詠まれた有名な川柳です。「上喜撰」とは当時の高級なお茶の銘柄で4杯飲むと眠れなくなる様子と、平和な時代に突如として現れた4隻の異国の「蒸気船」が日本中を驚かせた様子を、ユーモアを交えて表現しています。
今日は、私が高校時代に出会い、心を大きく揺さぶられた一冊の本をご紹介したいと思います。それは、司馬遼太郎の歴史小説『竜馬がゆく』です。
今でこそ読書の大切さを語る立場にある私ですが、実は高校2年生になるまで、読書とはほとんど縁のない生活を送っていました。そんな私に転機が訪れたのは、当時のクラス内で突如として「読書ブーム」が巻き起こったときのことです。それまでは、男子高らしく某アイドルグループの話題で盛り上がっていたクラスが、いつの間にか本の話で持ちきりになっていたのです。今思えば、あの空気の変化もまた、青春の一場面としてとても印象深いものです。
その流れに背中を押されるように、私もふらりと立ち寄った本屋で手に取ったのが『竜馬がゆく』でした。最初は、正直なところ「歴史小説なんて難しそうだな」と思っていたのですが、読み始めるとすぐに、坂本竜馬という人物の生き様に心を奪われました。
この物語は、幕末の動乱期に土佐藩に生まれた竜馬が、時代のしがらみを超えて新しい日本の未来を切り拓こうと奔走する姿を描いています。剣術修行に励み、黒船来航に衝撃を受け、やがて脱藩して自らの信じる道を歩み始める竜馬。彼は、薩摩と長州という敵対する藩を結びつけ、明治維新の礎を築く「薩長同盟」の立役者となります。
何よりも心を打たれたのは、竜馬の「日本を変えたい」という大きな志と、しがらみにとらわれずに人と人とを結びつける柔軟な発想力、そして何があっても前を向いて進む姿勢でした。彼の言葉や行動の一つひとつが、当時の私の心に火を灯し、「自分も何かを成し遂げたい」と、初めて本気で思ったのです。
気がつけば、私は勉強そっちのけで読書に没頭していました。『竜馬がゆく』は全8巻という大作ですが、ページをめくる手が止まらず、気づけば幕末の世界にどっぷりと浸かっていました。
若いころに出会った本というのは、不思議なほど心に深く刻まれるものです。それは、感受性が豊かな時期だからこそ、本の中の言葉や人物が、自分自身の人生と重なって響いてくるからかもしれません。
皆さんも、ぜひ本を手に取ってみてください。どんなジャンルでも構いません。自分の心に響く一冊との出会いは、きっと皆さんの人生を豊かにしてくれるはずです。そして、もしかしたらその一冊が、将来の進む道を照らす灯火になるかもしれません。
読書には、静かだけれど確かな力があります。どうかその力を信じて、学年末試験が終わってからで結構ですので、日々の中に「本を読む時間」を取り入れてみてください。
校長より
本日配布の図書館だよりに司馬遼太郎作品の紹介があります。
【校長ブログ】酒井心音さんの健闘を祈って
本日、小山西高等学校校長室にて、1年生の酒井心音さんの壮行会を開催いたしました。
酒井さんは、2月21日(土)に茨城県高萩市文化会館で開催される「JOCジュニアオリンピックカップ 兼 第46回全日本ジュニアウエイトリフティング選手権大会」に出場いたします。この大会は、申し込み階級における標準記録を突破し、さらに各都道府県協会からの推薦を受けた選手のみが出場できる、まさに全国の精鋭が集う舞台です。
酒井さんは、昨夏のインターハイにおいてスナッチ種目で見事1位に輝き、さらに先日行われた大会では県の高校新記録を樹立するなど、目覚ましい活躍を見せています。今大会は、彼女にとって世界を見据えた大きな一歩となることでしょう。酒井さんの真摯な姿勢と努力を間近で見てきた私たちにとって、彼女の挑戦は大きな誇りであり、希望でもあります。
大会は2月21日(土)10時50分より開始予定です。小山西高校一同、心をひとつにして、酒井さんの健闘を心より応援しております。皆さまもぜひ、温かいご声援をお願いいたします。
【校長ブログ】月が雲に隠れる前に
春の気配が少しずつ感じられるようになり、校内にも穏やかな空気が流れています。来月には、恒例の百人一首大会が開催されますね。今日はその大会に向けて、私の「推し札」のひとつをご紹介したいと思います。
めぐり逢ひて 見しやそれとも わかぬ間に
雲がくれにし 夜半の月かな
紫式部
この和歌の作者、紫式部は『源氏物語』の作者としてあまりにも有名ですが、実は百人一首にもこの一首が収められています。意味は,
「久しぶりにめぐり逢ったのに、それが夢だったのか現実だったのかもわからないうちに、あなたは月が雲に隠れるように、また姿を消してしまった」
というものです。再会の喜びも束の間、すぐに別れが訪れてしまう切なさが、夜の月と雲の情景に重ねられています。紫式部らしい、繊細で美しい感性が光る一首です。
実は、小山西高校から少し北へ足をのばすと、下野市の天平の丘公園にたどり着きます(写真は昨年の桜です)。そこには「紫式部の墓」と伝えられる場所があり、地域の方々によって大切に守られています(正式な墓所は京都とされていますが、この地にもゆかりがあると伝えられています)。身近な場所に、こんな歴史の香りが残っていることに、私はいつも感動を覚えます。
昨年放送されたテレビドラマ『ちはやふる―めぐり』でも、主人公のめぐるがこの和歌を「推し札」として大切にしていました。時代を超えて、心に響く言葉は変わらないのだと、改めて感じさせられました。
百人一首には、恋の歌、別れの歌、自然を詠んだ歌など、さまざまな想いが込められています。皆さんも、来月の大会に向けて、自分の「推し札」を見つけてみてはいかがでしょうか。きっと、今の自分の気持ちにぴったり寄り添ってくれる一首が見つかるはずです。
今日も素敵な一日でありますように。
学年末試験がんばれ!
【校長ブログ】テストのあとが本当の勝負
Hello everyone,
Our final exams for this school year will continue until Thursday. I know you have been studying hard, and I want to encourage you to keep doing your best. These tests are a chance to show what you have learned, so give it your full effort and stay focused until the very end.
However, please remember that exams are not just about getting high scores. Whether you do well or not, what's most important is what you learn from the experience. After the exams are over, take time to review your answers carefully. Look at the questions you got wrong and try to understand why. This will help you grow and do even better in the future.
Reviewing your tests is a great way to prepare for the next school year. By understanding your mistakes and learning from them, you can start the new year with confidence and a strong foundation.
Let's finish this year with pride and look forward to a bright and successful new beginning. I believe in each and every one of you!
Keep working hard and take care of yourselves.
【校長ブログ】「令和」に込められた想いとは
皆さんが今生きているこの時代、「令和(れいわ)」という元号には、実はとても美しい由来があります。
それは、日本最古の歌集『万葉集』に収められた「梅花の歌三十二首」の序文から取られたものです。
初春の令月(れいげつ)にして、気淑(よ)く風和(やわら)ぎ、
梅は鏡前の粉(こ)を披(ひら)き、蘭は珮後(はいご)の香を薫(かお)らす
意味:「新春の美しい月(令月)にあたり、空気は清らかで風は穏やかに吹いている。
梅の花は鏡の前で白粉(おしろい)をつけるように咲き、蘭の花は身にまとう香のように薫っている。」
この序文は、奈良時代に大宰府で開かれた宴の様子を描いたもので、自然の美しさと人々の心の豊かさが見事に表現されています。
「令和」という元号には、「人々が美しく心を寄せ合う中で、文化が生まれ育つ時代であってほしい」という願いが込められているのです。
本校の中庭でも、今まさに梅の花が咲き始めています。
その香りに包まれながら、令和という時代に生きる私たちが、どのように心を通わせ、学び、未来を築いていくのか、そんなことを、ふと考えてみるのも素敵な時間かもしれません。
どうぞ皆さんも、格技場前の梅の木のもとで、静かに春の訪れと「令和」の意味を感じてみてください。
小山西高校
校長 佐山利晴
今日も素敵な一日でありますように。
学年末試験頑張れ!