令和7年度マレーシア研修⑩帰国・解散式
3月4日から始まったマレーシア研修も最終日を迎え、この日は帰国後、学校にて解散式を行いました。
日本に到着したのは明け方でした。3月とはいえ日本の朝はとても寒く、連日30℃を超えるマレーシアで過ごしてきた私たちにとっては、思わず身をすくめるほどの冷え込みでした。短い期間とはいえ、遠く離れた異国の地での生活を終えて帰国したことを、改めて実感する瞬間でもありました。
学校に戻ると、保護者の皆様や髙木校長をはじめ多くの先生方が出迎えてくださいました。参加生徒たちは安心した表情を見せるとともに、この10日間にわたる研修がいよいよ終わりを迎えるのだという実感を抱いている様子でした。倦怠感等の体調不良は多少なりともありましたが、大きな事故やケガ、病気が生じることは決してなく、無事にすべての行程を終えられました。
解散式では、生徒リーダーから「多くの気づきと学びを得ることができたこと」「この期間で自分自身や友人の成長を感じることができたこと」、そして「このような貴重な機会を与えてくださった方々への感謝」についての挨拶がありました。
今回の研修は、生徒たちにとって決して楽しいことばかりではなかったはずです。言葉や文化の違いに戸惑う場面や、慣れない環境の中で思うようにいかないこともあったと思います。しかし、そのような状況の中でも、生徒たちは目の前の出来事から何かを学び取ろうとし、すべてを吸収しようとする姿勢で研修に臨んでいました。
また、この研修に向き合う思いは生徒一人ひとり異なります。それぞれが自分なりの目標や思いを胸に参加し、それぞれの形で精一杯努力していたことが強く印象に残っています。日を追うごとに自信に満ちた表情へと変わっていく様子から、生徒たちの成長の大きさを実感することができました。その姿は大変頼もしく、誇らしく感じられるものでした。
この10日間の経験を通して、生徒たちは文化の違いの中で語学やコミュニケーションの大切さを学び、ボルネオの豊かな自然や生態系、そしてそれを守ろうとする人々の姿にも触れることができました。こうした体験は教室の中だけでは得ることのできない貴重な学びであり、このような研修には大きな意味と価値があることを改めて感じました。
また、この研修は私たちにとってだけでなく、受け入れてくださった現地の方々にとっても意義のある交流であったことを感じています。特に訪問先のUNIMAS(マレーシアサラワク大学)では、本校の研修の様子を大学のウェブサイトでも紹介していただきました。現地の大学や高校の皆様に温かく迎えていただき、互いに学び合う貴重な機会となったことを大変嬉しく思います。今回構築した関係性を一過性のものにすることなく、互いの教育資源としても活用していきたいと思います。
https://gazette.unimas.my/2026/03/09/experiencing-sarawak-a-meaningful-edu-tourism-journey-at-unimas/
(UNIMASより)
今回のマレーシア研修は、生徒たちにとって異文化や自然環境に直接触れながら学ぶ、かけがえのない経験となりました。日常とは異なる環境の中で自ら考え、挑戦し、仲間とともに乗り越えていく過程そのものが、大きな学びとなったことと思います。この10日間で得た気づきや経験は、すぐにすべての形となって現れるものではないかもしれません。しかし、今回の体験は生徒たちの心の中に確かな種として残り、これからの学校生活や将来の選択の中で、きっと大きな力となっていくはずです。生徒たちがこの経験を胸に、それぞれの道でさらに成長していくことを心から願っています。
本研修の実施にあたり、ご支援・ご協力をいただいた保護者の皆様をはじめ、関係してくださったすべての皆様に心より感謝申し上げます。