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  • 事例 9.インターネット時代の著作権を理解しよう
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  • 印刷・配付用PDFファイル Wordファイル

  •  コンピュータやインターネットなどのテクノロジーの発達により、多くの情報を簡単に発信できる時代になりました。どのようなことに気を付けなければならないのでしょうか。


    著作権クイズ
    正しいと思うものには○、間違いと思うものには×をつけましょう。
    • 授業中に書いた自分の作文にも著作権がある。
    • 夏目漱石なつめそうせきの小説をWebページに掲載けいさいすることはよい。
    • 自分のWebページのBGMとして、自分で買ったCDの音楽を流してもよい。
    • 借りてきたCDを別のCDに録音して、友人にあげてもよい。
    • CDから気に入った曲を選んで、オリジナルのCDを作ってもよい。
    • 自分で考えた作品が完成したら、他の人と似てしまったが問題ない。


     文字・音声・画像などの情報がデジタル化されたことで、質を落とさずに情報を複製できる時代になりました。また、デジタルカメラ、パソコン、インターネットの急速な発達、コピー機やコンピュータをもちいて、誰もが簡単に複製品を作ることができるようになりました。このことにより、著作権というものが様々な場面で注目を集めるようになりました。

     コンピュータのソフトウェアや、アニメのキャラクター、友達や誰かが書いた文章、絵や写真などは、すべて勝手に使うことはできません。

     インターネット上では、簡単に絵や文章が手に入るため、著作権を守らない人がたくさんいます。けれども、誰か他の人が書いた文章や絵を、自分が作るWebページや宿題のレポートなどに使うときには、著作権のことを考えなければなりません。

     著作権で大切なことは、許諾を得ることです。  誰かが作成した著作物(文章、絵、写真、コンピュータのプログラム等)を勝手に使うことは許されません。使うときは許諾を得ることが必要です。


    • 具体的にやってはいけない例には次のようなものがあります。

    • 友だちが作ったWebページの文章や写真を勝手に使うこと。
    • 本、雑誌、新聞などの文章や絵、写真を勝手に使うこと。
    • テレビやビデオから取りこんだ映像を使うこと。
    • まんがやアニメにでてくるキャラクターをまねてかいた絵を使うこと。
    • 音楽や歌詞を勝手に使うこと。
    • 友だちからの電子メールの内容を、友達の許可なしに勝手に使うこと。
    • 掲示板の文章を勝手に使うこと。

    • 著作権侵害の事件例

    事件1 ファイル交換ソフトを使い、インターネット上で映画をダウンロードできるようにしたとして、著作権法違反の罪に問われた男性に対し、裁判所は、懲役ちょうえき1年、執行猶予しっこうゆうよ3年(求刑懲役1年)の判決を下しました。
    事件2 神社の境内けいだいで行われていた祭で、海賊版かいぞくばんDVD販売を販売していた男が、著作権法違反容疑ようぎで現行犯逮捕たいほされました。
    事件3 ネットオークションを利用して、映画の海賊版DVDを販売していた男性が著作権法違反の容疑で逮捕されました。

    • Copyright (C)とは?

    Copyright (C)の(C)は「マルシーマーク(英語読みでは、サークルシー)」と読み、著作権があることの表示です。本来は、丸印の中にCを記載しますが、パソコン等で入力するときは、括弧でもかまいません。身の周りの著作物を見て、(C)マークがどの場所に記されているか、確認してみてください。


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