調査研究
- 内地留学生研究集録(抄録)
- 平成21年度 内地留学生研究集録(抄録)
- 13 通常の学級における支援の必要性の高い子どもへの指導
―自信を育てることを目指して― - 佐野市立天明小学校 福永 司
- 内地留学生研究集録(39集)P55~P58
- 通常の学級における支援の必要性の高い子どもへの指導を考えた時に、子どもの行動を「個人と環境との相互作用」ととらえ、その作用をうまく働かせることが重要である。そこで「個人への支援」と「環境の整備」の2つを研究の柱とした。「個人への支援」については、個別の指導計画を「作成→指導の実践→評価→改善」というサイクルで2回実施し、事例を通して個別の指導計画の活用について考察した。また「環境の整備」については、子どもにとっての安心感やわかりやすさを高めるために効果的と思われるものを、実際の授業や授業以外の場面から確認し考察した。今回の研究を通して、子どものうまくいっているところを生かし、自信を育てることの大切さとともに、「個人と環境との相互作用」をよくすることが重要であることを再認識できた。