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  • 内地留学生研究集録(抄録)
  • 平成22年度 内地留学生研究集録(抄録)
  • 2 子どもたち相互の好ましい人間関係をはぐくむ学級づくり
      ―クラス遊びを通して―
  • 大田原市立大田原小学校 近藤 昌宏
  • 内地留学生研究集録(40集)P11~P14
  •  近年、人間関係をうまく築けない子どもが増えてきている。これらは、集団体験の減少から人とかかわろうとする場とスキルが大きく低下してしまったからではないかと考えられる。本来、児童期の子どもたちは遊びによって多くの集団体験をし、対人関係を学んでいた。しかし、少子化、核家族化などの社会の変化により、休日や放課後の異年齢集団による遊びが見られなくなってきた。このことから、学校が意図的・計画的に人間関係をはぐくむ場の設定やスキルの向上を図る必要があると考えた。
     そこで、児童の実態から、人間関係に必要なスキル教育を行い、その定着を目指し、意図的な集団体験(クラス遊び)の実践を行った。実践後、休み時間における行動の変化や内面の変容が見られ、好ましい人間関係をはぐくむきっかけづくりとなった。




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