調査研究

• 内地留学生研究集録(抄録)
• 平成２２年度　内地留学生研究集録(抄録)
• ８　共有体験を通して子どもの自尊感情を高める教師の支援
• 宇都宮市立細谷小学校 皆川　幸子
• 内地留学生研究集録（４０集）Ｐ35～Ｐ38
• 　問題行動や不適応の要因の一つとして子どもたちの自尊感情の低さが考えられる。本研究では自尊感情を「自分自身をかけがえのない存在として受け入れ、大切に思う感情」ととらえ、教師や友達との共有体験を通して、認められたり共感されたりする体験を積むことで子どもの自尊感情を高めることができるのではないかと考えた。そこで、教師の支援として、集団に対しては共有体験の場の設定と共有の深化、個に対しては「共感する」「認める」「励ます」ことを柱にし、主に生活科を中心に実践、研究を行った。その中で、共有体験を子どもたちに意識させるよう教師が丁寧にフィードバックし、自己評価、相互評価を工夫することにより、教師と子ども、子ども同士のかかわりが強まり、自尊感情が高まる傾向が見られた。