調査研究
- 内地留学生研究集録(抄録)
- 平成22年度 内地留学生研究集録(抄録)
- 11 自己表出ができにくい子どもに対するかかわり手の在り方
- 小山市立小山第一小学校 福田 幸代
- 内地留学生研究集録(40集)P47~P50
- 本研究では自己表出ができにくい子どもに対し、自己表出をうながすためのかかわり手の在り方について、事例を通して研究を進めたものである。本研究では、解決志向ブリーフセラピーの考え方をヒントに研究の視点「合わせる」「ほめる」「リソース探し」を設定し面談をおこなった。
子どもに「合わせる」こと、「ほめる」こと、「リソースを探す」ことの視点で、子どもの興味・関心や行動、言葉に注意深く丁寧にかかわり、そのかかわりを考察し次回に生かすことで、子どもにリフレーミングを起こすことができ、子どもの自然な自己表出を促すことができた。
子どもとかかわるときは、「子どもには解決する能力がある」と信じ、「変えよう」とするのではなく、子ども自身の変化のきっかけを創ろうとすることが大切であることがわかった。