確かな学力を育むための取組について、小学校、高等学校から一校ずつ、実践事例の発表がありました。
その後、宇都宮大学大学院の松本敏教授のコーディネートによる研究協議が活発に行われました。
最後に、松本先生より、部会を総括しての指導講評をいただき、校内研修について多くの示唆を得ることができました。
発表1 教員一人一人が主役の校内研修
-教員が学び合う、授業改善への取組-
市の校内研修サポート事業を受けながら、若手教員も含め、活発な意見交換ができる校内研修会を目指した実践についての発表がありました。
教員が互いに学び合える校内研修の具体的方策として、個人テーマの設定や校内マイスター制度の導入などの取組が紹介されました。
発表2 中高教育課程の連携を通した授業力の向上
-アクティブ・ラーニングを活用した生徒一人一人の学習意欲の向上と確かな学力の育成-
自校の重要課題である、多様化する生徒に適切な対応をするために、中高教育課程の連携を図り、生徒の学習意欲の向上、学習習慣の定着、確かな学力の育成を目指し、アクティブ・ラーニングを活用した教員の授業力を向上するための取組と、その成果と課題についての発表がありました。
研究協議・指導助言
研究協議は、宇都宮大学大学院の松本敏教授のコーディネートによって進められました。グループの中で、発表を聞いてさらに詳しく知りたいことを出し合い、各班がそれを質問として発表者に投げかけ答えていただくことで、発表の内容をより深く理解できるだけでなく、自分と違う校種の取組状況を知る機会となっていた様子が見られました。その後、再び各班に戻り、互いの取組について情報交換が活発になされていました。
松本教授から、協議のポイントなるところで適切な助言をいただくことで、参加者は、より学びを深めることができた様子でした。