中世日光山物語
中世日光山(にっこうさん)の物語


男体山(日光市)

中世の日光山とは二荒山神社(ふたらさんじんじゃ)と満願寺(まんがんじ)〔後の輪王寺(りんのうじ)〕を指します。
中世の日光山を舞台としたいくつかの物語があります。
『日光山縁起(にっこうざんえんぎ)』は、日光〔男体山(なんたいさん)〕の神と赤城山(あかぎさん)の神が、蛇とむかでとなって戦い、猿丸(さるまる)の助けによって日光の神が勝つという話で、戦場ヶ原(せんじょうがはら)の由来を語っています。
これを描いた絵巻があります。
日光山を舞台とした室町時代(むろまちじだい)の物語に『幻夢物語』と『弁の草子』があります。