ふくべ細工
ふくべ細工の歴史

ふくべ細工は、すでに戦国時代(せんごくじだい)、盛んになった茶道用の炭入れとして使われていたといわれています。
本県では、10世紀の頃、藤原秀郷(ふじわらひでさと)の鬼退治にちなんで、宇都宮(うつのみや)地方では魔除け面(まよけめん)が作られるようになっていました。
かんぴょうを材料とした瓢面(ひさごめん)が作られるようになったのは、江戸時代(えどじだい)に夕顔が栽培されるようになってからです。
明治(めいじ)から昭和(しょうわ)の初めにかけては、炭入れ、小物入れ、魔除け面など実用的に使われていました。