目 的 | 高等学校の「物理」「化学」「生物」においてより充実した授業を実践するために、観察・実験を中心に指導力の向上を図る。 |
日 時 | 平成27年8月24日(月) 9:30~16:00 |
対 象 | 高等学校、特別支援学校の理科教員 |
研修内容 | 1 講話・実習「物理分野の実験の指導法」「化学分野の実験の指導法」「生物分野の実験の指導法」 2 講話「中性子・ミューオンでさぐる物質生命の謎~高等学校理科でどのように伝えるか~」
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講 師 | 高エネルギー加速器研究機構 素粒子原子核研究所講師 藤本 順平 氏 総合教育センター職員
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研修の様子 | 講話・実習「物理分野の実験の指導法」 講話・実習「生物分野の実験の指導法」 | | 講話「中性子・ミューオンでさぐる物質生命の謎~高等学校理科でどのように伝えるか~」 |
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受講者の声 | - ワークシートや板書を工夫し、生徒に思考を深めさせる実験指導を心掛けていきたいです。
- 本日作製した鉛蓄電池のように、小さなスケールで扱える実験教材を授業に取り入れていきたいです。
- 研修の中で観察の対象としたバナナのように、様々な単元において教材として使える身近な果物等の実験材料を探してみたいと思います。
- 中性子やミューオンをどのように有効活用しているかを、生徒が主体的に探究し理解できるような教材や学習方法を検討していきたいです。
- 生徒自身に霧箱を製作させ、「日常では見えないものが見える」経験をさせながら、中性子やミューオン等について理解を深めさせたいと考えました。
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研修担当者からのメッセージ | 午前に実施した、専門分野に分かれての研修では、観察・実験指導を中心に、科目「物理」「化学」「生物」の指導において有効な指導法を体験・確認しました。研修の中で、各校の理科の指導に関する様々な情報交換なども行うことができ、有意義な時間となりました。 午後に実施した、高エネルギー加速器研究機構(KEK)素粒子原子核研究所の藤本順平先生による講話では、素粒子に関する基本的な概念から、中性子とミューオンの特性とその利用について、分かりやすい御説明をいただきました。さらには、高校生を対象としたKEKの事業なども御紹介いただきました。受講者の皆さんには、今回の講話内容をさらに深く理解した上で、各科目の指導内容や実状に応じて、生徒の興味・関心を高める教材作りや新たな指導法の開発につなげていただけることを期待しています。
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