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2015/12/10

平成27年度 新任教頭研修(小学校、中学校)第4日

| by 栃木県総合教育センター
目  的管理職としての見識を深め教育理念を構築するとともに、教頭の職務を理解し、学校経営、学校教育管理、人事管理等に関する管理職としての基本的な資質・能力の向上を図る。
日  時平成27年11月20日(金) 9:30~16:00
対  象小・中学校の新任教頭
研修内容1 講話「特別支援教育における教頭の役割」
2 講話・演習「危機管理」
3 講話「学校現場の危機管理」
講  師国立大学法人千葉大学ジェネラルサポーター  星 幸広 氏
県教委事務局特別支援教育室職員
総合教育センター職員
研修の様子
講話「特別支援教育における教頭の役割」
講話・演習「危機管理」
講話・演習「危機管理」
講話「学校現場の危機管理」

研修評価・振り返りシートから
0 研修の満足度(職務を遂行する上で参考になりましたか)
  ①満足度
 満足  不満足
 
研修満足度82.8%17.2%


1 講話「特別支援教育における教頭の役割」

【研修の目標】
 特別支援教育に関わる校内体制づくりや関係機関との連携の在り方について理解する。

【校内支援体制づくりのために】
  • 特別支援教育コーディネーターが担任と保護者、関係諸機関との連携をうまく調整していけるように、1年間の流れや指導体制のしくみを随時確認したり見直したりしたいです。
  • 来年度入学する児童に対して早めに対応することができるように、幼稚園、保育園と連携を図るようにしていきたいです。
  • 校長のリーダーシップのもと、概ね充実した特別支援教育への組織体制、企画および運営が実現できていると自覚しています。本研修を受け、ここで再度基本に戻り、現在の指導体制について振り返るとともに、課題を明らかにしたいです。
  • 通常学級における特別支援教育を必要としている児童の実態把握のための研修を行ったり、特別支援教育に視点を当てた学級づくり、授業づくりを学習指導主任等と連携しながら推進したりしていきたいです。
  • 特別支援コーディネーターや担任の話をよく聞き、どんな点が困っているか、体制として不備な点は何か知りたいと思います。
  • 生徒一人一人が生かされるよう、小学校の教頭と連携して支援を連続的に行えるようにしていきたいです。
  • 保護者への啓発、理解に努め、生徒にとってよりよい方向に向けた対応ができるよう組織的に取り組んでいこうと思います。
2 講話・演習「危機管理」
【研修の目標】
 講話・演習を通して、危機管理の意義や危機管理体制の必要性について確認し、さらに、危機管理意識を高めるための方策を得る。

【組織的な危機管理体制確立に向け、今後の取組を考える上で参考になったこと】
  • 教頭として危機が発生した際、どのように迅速に対処していくかについて、演習を通して学ぶことができました。
  • 演習を実際にやってみることを通して、危機への対応についていろいろと考えることができました。自校の研修にも取り入れてみたいです。
  • 小グループで情報・意見交換や課題について協議できたことが勉強になりました。
  • 教職員の危機管理意識の温度差を無くすことが、まず大切なことだと思いました。
  • 現在の危機管理マニュアルが、いざという時に機能するものであるかどうか考える機会となりました。改めて見直し、機能するマニュアルとなるようにしていきたいです。
3 講話「学校現場の危機管理」
【研修の目標】
 危機管理の在り方を学ぶとともに、管理職としてどのように組織に働きかけるかなど、適切な対応の在り方について考える。

【管理職として】
  • 危機管理の第一線で活躍してきた方の教職員の立場とは違った視点での実践に基づいた話を聞くことができて大いに参考になりました。物事を多面的に様々な可能性を考えながら見ていくことの大切さを改めて感じます。
  • クレーム対応の心構えについてとても勉強になりました。話術について自分でも研究したいと思います。
  • 校内組織をうまく機能させることが教頭の役目の1つであると考えます。校長の意を汲み、補佐役としての気働きをしっかり行っていきたいです。
  • 学校に管理職が2人いる意味、教頭は「判断」、校長は「決断」という教頭の役割についての話が非常に興味深いものでした。
  • 学校を取り巻く環境の変化を自覚すること、そして素早い対応をすることが大切であり、事が起きていない時にしっかり対策をしなければならないと改めて感じさせられました。





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