平成28年度 算数専門研修

平成28年度 算数専門研修・数学専門研修(中) 研修報告
目  的算数科と数学科(中学校)の一貫した指導の重要性を理解し、関連を意識した授業づくりを通して、指導力の向上を図る。
日  時平成28年8月10日(水) 9:30~16:00
対  象算数科、数学科(中学校)を担当する教員
研修内容1 講話「算数科・数学科の指導における小・中学校の関連」
2 演習「小・中学校の関連を意識した算数科・数学科の授業づくり」
講  師宇都宮大学 准教授 牧野 智彦 氏
総合教育センター職員
研修の様子

受講者の声
  • 次期学習指導要領では、どのような力を育成することが求められるのかについて、算数科・数学科の指導内容に照らし合わせて具体的に学ぶことができました。自ら考え、生み出し、判断できるような力を育成できるように授業改善に努めたいと思います。
  • 単元のつながりを意識した授業づくりはしていましたが、小・中学校のつながりは考えてはいませんでした。中学校の先生に授業の実際をお聞きしたり、中学校の教科書を見たりすることを通して、小学校との指導内容の共通点や相違点を明確にした上で授業づくりを行うことができました。今後もこのような視点をもって授業づくりを行っていきたいと思います。
  • 自分自身が小学校の内容を十分に理解できていなかったので、小学校の学習内容を知るよい機会になりました。「合同な図形」の学習では、同じ内容を単に繰り返して教えることにならないようにするために、小学校での既習内容は生徒の予想される反応として捉え、それを深められるような授業展開を考えました。他の関連した内容についても、今後の授業づくりに生かしていきたいと思います。
研修担当者からのメッセージ
 算数・数学科は、学習した内容の積み重ねで成り立つ教科です。そのためには、算数科・数学科の指導内容を相互に理解する必要がありますが、なかなかできていないのが現状です。本研修は、算数・数学科を合同で行うことで、指導内容の理解を図るよい機会としたいと思いました。受講された先生方には、講話、演習を通して抱いた思いを大切にして、今後の授業に生かし、児童生徒の学力の向上につなげていただきたいと思います。