平成29年度 算数専門研修

平成29年度 算数専門研修・数学専門研修(中) 研修報告
目  的算数科と数学科(中学校)における思考力を育成するための指導の在り方について理解し、小・中学校の関連を意識した授業づくりを通して、指導力の向上を図る。
日  時平成29年7月31日(月) 9:30~16:00
対  象算数科、数学科(中学校)を担当する教員
研修内容1 講話「算数科・数学科における思考力を育成するための指導の在り方」
2 講話「算数・数学科における現状と課題~全国学力学習状況調査より~」
3 演習「小・中学校の関連を意識した算数科・数学科の授業づくり ~思考力の育成を目指して~」
講  師宇都宮大学 准教授 牧野 智彦 氏
総合教育センター職員
研修の様子

受講者の声
  • 子どもの思考を深め、高めるために、教師がどのように働きかけていけばよいのかを考えることが、いかに大切であるかということを改めて実感しました。子どもが自ら考え、生み出し、判断できるような力を育成できるように授業改善に努めたいと思います。
  • 学び合う場面では、模範的な解答だけではなく未熟なものを取り上げ、話し合いながら完成させることによって、必要な条件を踏まえて的確に表現できるような力を、子どもたち一人一人に身に付けさせていきたいと思いました。
  • 資料の整理に関する内容は、知識・技能の力を付けることに重きを置いていましたが、教師が各グラフの特徴やよさをしっかりと捉え、それを子どもたちに気付かせるような授業を行うことによって、子どもたちが考える授業、子どもたちの実生活につながる授業になることを学びました。
研修担当者からのメッセージ
 受講者の皆さんには、算数科・数学科の思考力とは何なのかといういことについて講話、演習を通して改めて考えていただきました。午後の授業づくりでは、「資料の整理」に関する内容について、小・中学校の先生方が学習内容を互いに理解し合った上で、子どもに何を考えさせるのかを明確にし、子どもが考える場をつくるということを意識して授業づくりを行っていただきました。先生方のアイディアによって、子ども主体の魅力的な授業が生み出されました。受講された先生方には、講話、演習を通して抱いた思いを大切にして、今後の授業に生かし、子ども一人一人の学力の向上につなげていただきたいと思います。