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平成29年度 理科専門研修Ⅱ(高)

平成29年度 理科専門研修Ⅱ(高) ~高等学校の「物理」「化学」「生物」の指導法~ 研修報告
目  的高等学校の「物理」「化学」「生物」において一層充実した授業を実践するために、観察・実験を中心に指導力の向上を図る。
日  時平成29年8月18日(金) 9:30~16:00
対  象高等学校、特別支援学校の理科教員
研修内容1 講話・実習 「物理分野の実験の指導法」
        「化学分野の実験の指導法」
        「生物分野の実験の指導法」
2 講話「日進月歩の学問領域である分子生物学の最新の情報について
        ~高等学校理科でどのように伝えるか~」
講  師理化学研究所バイオリソースセンターチームリーダー 権藤 洋一 氏
研修の様子

受講者の声
  • スモールスケール化実験であれば、手順の説明を簡素にして、実験時間を短縮できる。また、廃液も少なくてすむので今後実践してみたいと思いました。
  • 安全に実験を進める上での、生徒への「しつけ」と教員側の「事前準備」の大切さを学ぶことができました。
  • ジベレリンなどの植物ホルモンの分野でこのような実験方法があると分かり、大変参考になりました。
  • DNA模型や水分子模型は生徒にイメージさせるのに非常に有効であると分かりました。教材は複雑なものでなく、シンプルなものの方が理解しやすく、思考力が養成できるのではないかと思いました。
  • 権藤先生の講話を聴いて、最新のニュース素材と教材の組合せが授業において効果的なのだと感じました。
  • 研究のバックグラウンドを知ることで、関心をより持てるようになるのではないかと思いました。生命倫理について考えるよい機会になりました。
  • 生物学は技術や内容がどんどん進歩していくので、最先端の情報を得られる機会はありがたいです。
研修担当者からの
メッセージ
 午前に実施した専門分野に分かれた研修では、観察・実験指導を中心に、科目「物理」「化学」「生物」の指導において有効な指導法を体験・確認しました。いずれも専門以外の方が受講しても満足できる内容となりました。また、実験の合間には受講者同士の情報交換もなされ、とても有意義な時間となりました。
 午後に実施した理化学研究所バイオリソースセンターの権藤洋一先生からの講話では、分子生物学に関する最新の研究成果を簡単な実験を交えながら、詳しく話を聴くことができました。なかなか自分では勉強できない、調べられない内容でもあり、この講話内容を、生徒の興味・関心を高める教材づくりや効果的な指導法の開発につなげていただけることを期待しています。