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2017/05/11

平成29年度 新任校長研修(小学校、中学校)第1日

| by 栃木県総合教育センター
目  的校長としての職務、今日的な教育課題、学校経営の在り方等について総合的に理解を深め、総合的・実践的な学校経営能力の向上を図る。
日  時平成29年4月17日(月) 9:30~16:00
対  象小・中学校の新任校長
研修内容1 講話「新任校長への期待」
2 講話「人権教育と校長の役割」
3 講話・演習「学校経営と教育関係法規」
4 説明「障害者雇用促進法について」
5 講話・研究協議「教職員評価制度について」
講  師県教委事務局教育次長
県教委事務局総務課人権教育室長
県教委事務局教職員課長補佐
県教委事務局教職員課副主幹兼管理主事、管理主事
栃木労働局職業安定部職業対策課地方障害者雇用担当官
研修の様子
開講あいさつ
講話「新任校長への期待」
講話「人権教育と校長の役割」
説明「障害者雇用促進法について」
講話・演習「学校経営と教育関係法規」
講話「教職員評価制度について」
研究協議「教職員評価制度について」
研究協議「教職員評価制度について」

研修評価・振り返りシートから
0 研修の満足度
  ①満足度
 満足  不満足
 
満足度81.7%18.3%


1 講話「新任校長への期待」

  【研修目標】
 本県教育の今日的課題を再確認するとともに、校長としての心構えについて理解し、管理職としての意識を高める。

【講話を聞いての主な意見・感想】

  • 学校経営の中心としてリーダーシップを発揮し、学校の現状を十分に把握して、教職員・保護者・地域との信頼関係を構築していきたいと思いました。
  • 危機はすぐそこにあるという危機管理意識を常に持ち、未然防止に努めたいと思いました。
  • 校長として、決断を迫られる最高責任者であることを再認識し、最後まで責任を負うべきことへの自覚を持って学校経営に望みたいと思いました。
  • 危機管理、業務改善、服務規律を重視し、学校経営者、人材育成者、教育者として努力していきたいと思いました。
  • 学校経営者として経営ビジョンを明確に示し、教職員の資質や能力を伸ばすことができるような経営を図りたいと思いました。

2 講話「人権教育の推進と校長の役割」
【研修目標】
 学校における人権教育の推進について理解を深め、学校運営の責任者として果たすべき役割や在り方を理解する。

【講話を聞いての主な意見・感想】
  • 自尊感情について、「自分のよいところを知る」だけでなく、「欠点を含めて自分を好きになる」という考え方を周知し、教育活動に生かしていけるようにしたいと思いました。
  • 人権問題は次々と新しいものが生まれているので、常に最新の情報を取り入れ人権が尊重された教育現場となるように努めたいと思いました。
  • 人権教育を推進するために、人権に関する法令の改正や県の基本方針等について、全教職員で共通理解を図り、教職員自らの人権感覚、人権意識を高めることが必要であると思いました。
  • 教職員が互いの言動について指摘し合える「風通しのよい」職場環境づくりや、人間関係づくりに努めたいと思いました。
  • 「学校経営の基盤としての人権教育」という捉え方もあるということから、全教職員の人権感覚を磨き、常に学校全体で人権教育を推進していく必要があると思いました。
3 講話・演習「学校経営と教育関係法規」
【研修目標】
 法規の演習を通して、学校経営に関する法的裏付けを確認し、様々な問題や課題に対処し、円滑な学校運営ができるよう管理職としての資質を高める。

【講話を聞いての主な意見・感想】
  • 校長として、ぶれない判断をするために、根拠となる法規の理解は重要であることを再認識しました。
  • 法規に基づいて、校長の職務と権限について整理できたことと併せ、「原理、原則」を変えない、「いつも同じ判断をする」ことが重要だということを確認することができました。
  • 危機管理体制について、マニュアルや体制の見直しを含めて全職員への周知を徹底することや、校長として正しい判断ができるよう、常に情報収集をすること、判断力を磨くことなどが必要であると思いました。
  • 緊急時に、校長として果たすべき役割や姿勢、対応の方向性等について確認することができました。
  • 校長の職務とされる事項と教育委員会から委任されている事項とを再確認し、明確にすることができました。
4 講話・研究協議「教職員評価制度について」
【研修目標】
 教職員評価制度の趣旨や実施上の留意事項について確認し、評価者としての資質向上を図る。

【講話を聞いての主な意見・感想】
  • 管理職は評価者であるとともに教職員の育成者であり、そのためには被評価者から信頼される存在であることが大切であると再確認しました。
  • 評価に際しては客観性、公正性を保持し、納得のいく説明ができるよう、資料、記録等の蓄積が大切であると思いました。
  • 当初面談では、それぞれの立場にあった目標設定ができるように指導・助言していきたいと思います。
  • 評価者と教職員との間に、確かな信頼関係を形成することが大変重要であると思いました。
  • 本校の職員を成長させるという気概を持ち、評価者としての能力を高め、より客観性のある評価を行っていきたいと思いました。





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