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平成30年度 理科専門研修Ⅱ(高)

平成30年度 理科専門研修Ⅱ(高) ~高等学校の「物理」「化学」「生物」の指導法~ 研修報告
目  的高等学校の「物理」「化学」「生物」において一層充実した授業を実践するために、観察・実験を中心に指導力の向上を図る。
日  時平成30年8月17日(金) 9:30~16:00
対  象高等学校、特別支援学校の理科教員
研修内容1 講話・実習 「物理分野の実験の指導法」
        「化学分野の実験の指導法」
        「生物分野の実験の指導法」
2 講話「地震災害と建築技術の進化について
     ~高等学校理科でどのように伝えるか~」
講  師東北工業大学工学部建築学科教授 船木 尚己 氏
研修の様子

受講者の声
  • 学習内容を「見せる」ためや「理解させる」ための演示実験など、教師の視点を変えるだけで生徒への伝わり方が変わることを学びました。
  • 有機溶剤やガラス器具(パスツール)の使用法など、安全に実験を進める上での注意点を学ぶことができました。
  • 実験手順について、どのように行うか、その手順の理由なども含めた指導の仕方について考えることができ、大変参考になりました。
  • 地学や建築の分野に興味関心を示す生徒がいます。自宅の耐震について、こんな簡単にチェックができるとは思いませんでした。貴重な体験になりました。
  • われわれ教員にとっても身近なテーマで、地震に対してどのようなアプローチをしていくかを知るとともに、体験的に学ぶことができました。
  • 簡易耐震診断は、ぜひ地学の授業でやってみたいと思います。大変参考になる講話・実習でした。
研修担当者からの
メッセージ
 午前に実施した専門分野に分かれた研修では、実験・観察指導を中心に、安全管理の視点を取り入れながら、体験・確認しました。また、実験の合間には受講者同士の情報交換もなされ、とても有意義な時間となりました。
 午後に実施した東北工業大学工学部建築学科の船木尚己先生からの講話では、建築技術の進化に関する最新の研究成果を聴くことができました。木造住宅の簡易耐震診断法を体験し、模型を作成することで、免震や制振の効果を体感することができました。この講話内容を、生徒の興味・関心を高める教材づくりや効果的な指導法の開発につなげていただけることを期待しています。