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2018/06/07

平成30年度 新任学習指導主任研修(小・中)

| by 栃木県総合教育センター
目  的学習指導主任の職務・役割や学習指導の今日的課題について理解し、校内における実践を通して、学習指導主任としての資質の向上を図る。
日  時平成30年5月21日(月) 9:30~16:00
対  象小学校・中学校・義務教育学校の新任学習指導主任
研修内容1 講話「新任学習指導主任に期待すること」
2 講話・演習「本県の学習指導の現状と課題」
3 講話・演習「学力向上を図る校内研修の充実」
講  師総合教育センター教育研修専門員
学校教育課学力向上推進室職員
総合教育センター職員
研修の様子
講話
「新任学習指導主任に期待すること(小学校)」
講話
「新任学習指導主任に期待すること(中学校)」
講話・演習
「本県の学習指導の現状と課題(小学校)」
 
講話・演習
「本県の学習指導の現状と課題(中学校)」
 
講話・演習
「組織力の向上を図る校内研修の充実(小学校)」
 
講話・演習
「組織力の向上を図る校内研修の充実(中学校)」
 

研修評価・振り返りシートから
0 研修の満足度
 満足  不満足
 
研修満足度83.8%16.2%--

1 講話「学習指導主任の職務と実際」

【研修の目標】
 学習指導主任の責務を再確認するとともに、学習指導主任としての心構えや在り方について理解する。

【感想や参考になったこと】
<小学校>
  • 多くの教職員が納得感をもち、チームとして指導力を伸ばしていくことが大切だと痛感しました。企画・調整力を身に付け、チーム力の向上を図っていきたいと思います。
  • 学習指導主任として、学校全体の授業の質の向上を図ることが最大の任務であると実感しました。まずは、タイムマネジメントと行ったり情報を提供したりしていきたいと思います。
  • 子どもが「明日は~したいな」という意欲をもてるような授業を行えるよう、学習指導主任として情報を収集・発信していきたいと思います。
<中学校>
  • 管理職や教務主任との相談を密にして、教職員が仕事しやすいような形をつくっていきたいと思います。
  • 「最高のリーダーはチームの仕事をシンプルにする」を目標に、すべきことをよく見極め、それらが確実に実行されるよう働きかけ、生徒の学力向上を図りたいと思います。
  • 「教師を育てる質の高い校内研修の充実」に取り組んでいきたいと思います。


2 講話・演習「本県の学習指導の現状と課題」

【研修の目標】
 本県の学習指導の現状と課題を理解し、自校の学習指導を充実するための手掛かりを考えることができる。

【感想や参考になったこと】
<小学校>
  • 「それぞれの先生はがんばっているが、目標がバラバラではないか」という指摘を受け、まさに本校がこれだと思いました。共通の目標に向かっているか確認したり、すべきことを1つに絞ったりするといった働きかけをしていきたいと思います。
  • 「共通理解」、「共通実践」、「取組の検証」を意識したいと思います。
  • 自校の実態と今までの取組を理解した上で、何に取り組むべきか重点化・焦点化し、全教職員の共通理解のもと地道に進めていきたいと思います。
<中学校>
  • 教科横断的な指導が大切であることを改めて感じました。横のつながりを意識した組織づくりに努めたいと思います。
  • 課題を焦点化・重点化すること、目標を共有すること、現実的に何ができるかを考えた具体策を立てること、単元ごとにPDCAサイクルを設けこまめにチェックすることで成果の確認をすることなど、職員にとって分かりやすく仕事を進めていきたいと思います。
  • 「検証」の大切さについて再確認できました。

3 講話・演習「学力向上を図る校内研修の充実」
【研修の目標】
 児童生徒の学力の向上を図るための効果的な校内研修の在り方について理解し、学習指導の中核的な役割を担う意欲を持つことができる。

【感想や参考になったこと】
<小学校>
  • 校内研修の参加者が、子どもの姿を具体的に考え、協議できるよう配慮したいと思います。(子どもの学ぶ姿に学ぶ)
  • 短時間でも「やってよかった」と思えるような研修を行いたいと思います。今日のように、1問を皆で解いて考えることも効果的だと感じました。
  • 特に若い先生方との共通理解を図ったり、若い先生方に指導法の工夫・改善を提案したりしていくことが大切だと感じました。
  • 1回の授業研究会をやって終わりではなく、次につなげられるような研修にしたいと思います。
  • この研修では何を学ぶのかという目的をしっかり示すとともに、研修の振り返りが日々の指導に生かされているかを確認するようにしたいと思います。
  • ファシリテーターを活用し、全員が活発に意見を述べられる授業研究会にしたいと思います。 
<中学校>
  • 本校の今年度の課題を重点化・焦点化した上で、教科横断的な取組や各教科(学年)内でのOJTを計画的に進めつつ、学校課題の解決に向けてリーダーシップを取っていきたいです。
  • 授業研究会を行う際に、その会の目標を提示することや、振り返りを通して改善につなげることを忘れずに取り入れていきたいと思います。
  • 授業を見る際に、子どもの様子を見取ることを呼びかけていきたいと思います。
  • 「自分の教科で何ができるのか」を考える研修ができるとよいと感じました。また、「何が原因で子どもがつまずいているのか」という視点で問題を解いてみることも大切だと感じました。





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