研修報告 >> 記事詳細

2018/11/13

平成30年度 新任地域連携教員研修 第2日

| by 栃木県総合教育センター
目  的地域連携教員としての職務、今日的な教育課題、地域連携の進め方等について理解を深め、地域連携教員としての資質の向上を図る。
日  時平成30年10月18日(木) 9:30~16:00
対  象平成30年度の小・中・高・特の新任地域連携教員。社会教育主事有資格者(昨年度までに有資格者となった者)は、第2日を免除とするが、聴講することは可能。ただし、これまでにこの研修を受講した者を除く。また、昨年度中に新任地域連携教員になった者で、この研修を受講していない者を含む。
研修内容1 講話・演習「連携活動への気運を高めるために~子どもの未来を考えるビジョンの共有~」
2 研究協議「地域連携教員としてのマネジメントⅡ~活動計画のリデザイン~」
3 地域とともにある学校づくり推進フォーラム ※生涯学習課主催
講  師県教委事務局生涯学習課職員
総合教育センター職員
研修の様子
講話・演習「連携活動への気運を高めるために~子どもの未来を考えるビジョンの共有~」
研究協議「地域連携教員としてのマネジメントⅡ~活動計画のリデザイン~」

研修評価・振り返りシートから
0 研修の満足度
 満足  不満足
 
研修満足度49.0%49.7%0.7%0.7%

1 講話・演習「連携活動への気運を高めるために~子どもの未来を考えるビジョンの共有~」

【目標】
 講話・演習を通して、教職員、地域住民がビジョンを共有して取り組むことの必要性とそのための手法を理解する。

【講話を通しての主な意見・感想】
<小学校>
  • 今回体験したワークショップ形式で校内研修をやってみたいと思います。できたら地域の方も交えてとは思いますが、まずは取り組みやすい職員同士で実践してみます。
  • ビジョンの共有のためのワークショップは、大変勉強になりました。教師という枠から出られない自分を再確認しました。地域の方々の視点が大切だと改めて気付きました。ぜひ、ワークショップを地域の皆様と一緒に行いたいと思います。
  • 同じテーマ、目標で話し合っていても、出てくるアイディアは人によってまるで観点が違い、様々でした。同じ教職という立場でもそうなのだから、地域の様々な人材の力や意見を取り入れていくことは、より豊かな経験、考え方の広がりを子どもに与えてくれると思います。教員内の研修はもちろん、地域の方々と行ってもよいのかなと思いました。
<中学校>
  • 「ビジョンを共有する」ことにより、同じ方向性で協議できることを体感しました。地域連携教育のねらいや効果について、ぜひ現職教育を行い、先生方の意識を啓発していければと思います。
  • 地域連携に関するものだけでなく、校内指導法研究会や生徒の話合い等などでも活用していきたいと思います。ワークショップの最後にじっくりふりかえらせ、自分の考えを整理させることが大切であることを感じました。
<高等学校>
  • 地域連携について限らず、学年会や他の校務分掌の会議等においてもビジョンを定め、それを実現する具体策を検討する際に役立つ手法だと思いました。
<特別支援学校>
  • 校内研修で実施し、地域連携に関する先生方の意見を集めるとともに、職場内での意識を高めて学校全体で取り組む体制をつくるための一助にしたいと思います。


2 研究協議「地域連携教員としてのマネジメントⅡ~活動計画のリデザイン~」

【目標】
 研究協議を通して自校の計画の見直し、今後の地域連携活動の充実を図る。

【講話を通しての主な意見・感想】
<小学校>
  • 子どものよりよい成長を育むためには、学校だけでなく地域に出向いたり、地域の方々を学校に呼び込んでの活動を行ったりすることが大切だと思いました。そこで、新たな取り組みということではなく、これまで行われてきた学校や地域の行事の中に、子どもたちや地域の方々の参加を促していきたいと思いました。
  • それぞれの考えにより、様々な活動計画ができあがっていました。自分には思いつかなかった部分を取り入れて見直しを図っていきたいと思います。地域連携教員として「つなぐ」という役割が図れるよう、まずは地域の方との顔をつなぎ、相互に言い合える関係を築いていきたいです。
  • 今できることを学校の実態に合わせて取り組むことが大切であることを感じました。他の先生方をうまく巻き込んでいきたいと思います。
<中学校>
  • 地域と連携することで、それが学校(生徒)にとってプラスになり、教員の仕事の量(負担)を減らすことができるという意識を、少しでも多くの職員に分かってもらうための活動ができればと思いました。
  • まずは生徒のニーズや身に付けてほしい力をはっきりさせて、必要な活動を取り入れていく努力をしていきたいです。また、人的資源の確保とコーディネートに力を入れ、スムーズな活動が行えるように工夫したいと思います。
<高等学校>
  • 本校では数多くの地域連携を行っているが、学校全体には伝わっていない所もあるので、全職員で共有できるよう学校全体を巻き込んで、地域連携活動を広げていきたいと思います。
<特別支援学校>
  • まずは多くの先生方に地域連携の在り方について考えていただき、意見を集約する機会をつくりたいと思います。





09:22 | 専門研修1イ